『Hulu』ヘビーユーザーが『Netflix』を使ってみた感想

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9月1日、スケジュールを急遽前倒しにして定額動画配信サービス『Netflix』(ネットフリックス)が日本国内でサービスを開始しました(当初は9月2日開始予定だった)。先行する『Hulu』(フールー)に次ぐ業界の「第2の黒船」として期待され、多くのメディアに取り上げられたわけですが、実際の使い勝手はどうでしょう?『Hulu』のヘビーユーザーを自称する筆者がリポートしますよ。

ちなみに筆者の『Hulu』の利用スタイルは、自宅に帰るとひたすら寝るまで流し続けるというPCでの「ながら視聴」がメイン。休日にはドラマやアニメを第1話から最終話まで一気に見ることも……。そのほか、ジャンルを問わず延々と視聴しています。見たいと思った作品をメモしておく『Hulu』のマイリストは現在179作品、1633ものエピソードが登録されていました。

さて、今回は『Netflix』のお話。利用に必須のアカウントはPCからアクセスして開設する必要があるものの、視聴はPCに加えて、スマホやスマートテレビ、Wii、PS3などのゲーム機でもできます。

まず気になるのが利用料金でしょう。月額933円一択の『Hulu』に対して、『Netflix』は月額650円(ベーシック)、月額950円(スタンダード)、月額1450円(プレミアム)の3プラン。1カ月間は無料なので、ここは4K画質で楽しめる「プレミアム」を選んでおき、あとで変更するスタイルが正解でしょう。とはいえ『Hulu』を利用していてHD画質でも十分に美しいと思うので、個人的には「スタンダード」辺りが無難な選択肢になりそうです。

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▲画質と同時接続可能なデバイス数によってプランが3つ用意されています。スマホやタブレットでしか観ないというなら、SD画質のみの「ベーシック」でも構わないでしょう。

『Netflix』と『Hulu』それぞれの作品で大きく違うのはドラマの量。『Netflix』ではオリジナル製作のドラマ「アンダーウェア」や「TERRACE HOUSE」を含め100作品ほどが「国内TV番組・ドラマ」ジャンルに並んでいます。一方の『Hulu』は「ドラマー日本」に220作品。さらに『Hulu』は現在テレビ放映されている作品も毎週追加されるので本数は断然上です。ちなみに『Netflix』の「海外TV番組・ドラマ」は140作品。『Hulu』の「ドラマー米国」は67作品、「ドラマー英国」は26作品、「ドラマー韓国」は18作品、中国、台湾が1作品ずつの合計で113作品なので、両サービスとも海外ドラマの収録数に大きな差はありません。『Netflix』のオリジナル作品には魅力を感じますが、国内のドラマが好きかなら現在のところ『Hulu』のほうが優勢です。

一方『Netflix』の大きな強みだと感じたのは、「シークバー」を操作する際に表示されるサムネイル。『Hulu』だと動画がロードされていない部分ではサムネイルの表示がかなりもたつきますが、これが『Netflix』ではストレスフリーで表示されます。オープニングを飛ばすクセのある筆者のような人種には非常に便利なんです。

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▲サムネイルがすぐに表示されるのは大きなポイント。なお図版は画面イメージです。

作品のレーティングをして好みを覚えてもらう機能はいずれのサービスにもありますが、『Hulu』はわざわざ詳細ボタンをタップして星を付ける必要があるものの、『Netflix』では視聴後に表示される作品概要ページでワンタップで評価できます。多くの作品の評価を蓄積すればするだけ、ユーザーの好みを正しく把握できるレコメンドシステムなので、利用しやすいインターフェイスの『Netflix』のほうが確実に使いやすいでしょう。

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▲ホーム画面。気になる作品をいくつも見つけた場合には、作品の上にマウスカーソルを置くと表示される「+」マークを押して、マイリストに追加しておくとあとから見つけやすくできます。

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▲東京都下でAndroidアプリを使ってみたところ、LTE回線でストレスなく視聴できました。画面構成もPC版と遜色なく、快適な使用感です。

定額動画配信サービスで『Netflix』か『Hulu』のいずれを選ぶかは、現在のところ日本ドラマが好きなら『Hulu』、オリジナル作品を見たいなら『Netflix』という当たり前の結論になってしまいますが、国内では後発とはいえ『Netflix』は世界最大のサービス。今後は当然、コンテンツを拡充していくでしょう。『Netflix』なら1カ月、『Hulu』なら2週間の無料体験期間が用意されているので、興味を持ったらまずは両方とも申し込んでみてはいかがですか?

文/多田祥人

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Hulu

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