心理学者が語る、ドラゴンズドグマ オンラインの意外な「癒し効果」|マルチプレイがもたらす心理的効果

竜に心臓を捧げた「覚者(かくしゃ)」となり、白竜を守護するために戦うオンラインゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』(以下『DDON』)。基本プレイ無料、しかもアップデートにより半永久的に遊べるとあって、高い人気を博している。しかも、このゲームをプレイすることで精神的な癒し効果も得られるとか……? 専門家と共に紐解く『DDON』×心理学講座、最終回開講!

 

これまで、アバター作成がもたらす癒し効果オンラインで培うコミュニケーション力についてお届けしてきた本講座。最終回は、現実社会にも役立つマルチプレイの心理効果を解説していこう。杉山教授、今回もよろしくお願いします!

【記事監修】
神奈川大学 心理相談センター所長 心理療法士 教授
杉山 崇
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心理学者、臨床心理士、1級キャリア・コンサルティング技能士。著書に『読むだけで、人づきあいが上手くなる。』など。

 

リーダーになると、見える景色が変わる

石田竜洋(デジモノステーション副編集長) 今回は、『DDON』をプレイして楽しかったこと、気持ちよかったことについて話しましょうか。野本さん、いかがでしょう。

野本由起(ゲームライター) 以前、この3人でプレイした時、私がパーティーのリーダーを任されましたよね? あの経験で、だいぶ意識が変わりました。それまでは2人の後をついていくだけでしたが、リーダーになった途端、「あそこへ行こう」「あの敵を倒そう」と考えるのが俄然楽しくなったんです。

渡辺ロイ真一(本誌ライター) 仕事でも、新人に大きな仕事を任せたほうが責任感が芽生えるって言うよね。

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石田 杉山先生、その点はいかがですか?

杉山 崇 実は、他人の後についていくのと自分がリーダーになるのとでは、脳の働きが違うんです。前者は、リーダーの顔色をうかがいながら仕事をしている状態。自分がどう思われているか、自己評価を気にしているんです。一方、リーダーになると、自分で計画を立てて目標を管理するため、脳の別の場所が活性化されます。しかも自分が計画したことで成功体験を得ると、喜びはさらに大きい。だからこそ、野本さんは楽しいと感じたのでしょうね。

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渡辺 でも、普段仕事で計画立案やスケジュール管理をする機会が多い人は、ゲームでまで同じようなことをしたくないのでは?

杉山 そういうわけでもありません。仕事を離れ、開放感のある中で計画を立てると脳が喜ぶんです。リフレッシュできて、仕事にも役立つでしょう。チームで仕事をする人は、朝活としてみんなで『DDON』をプレイしてみるのもいいと思いますよ。人と人が意思疎通を図りながらプレイするゲームならではの利点と言えますね。

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