海中に雲(クラウド)!? MSが水中データセンターをテストしていた

水陸両用MSですね、わかります。

米マイクロソフトの発表によると、同社はメンテナンスフリーで無人運用できる海中データセンターの構築プロジェクト『Project Natick』を、3ヶ月にわたってテストしていたのだそう。このデータセンターは10フィート×7フィート、約3万8000ポンドという比較的小さな容積のコンテナに詰め込まれ、レドモンドにあるマイクロソフト社キャンパスからの遠隔監視のもと、デスクトップPCおよそ300台に匹敵するコンピューティング・パワーを発揮したということです。

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コンテナ内部に用いられたコンピュータ技術には特に目新しいものではないそうですが、そうは言っても、一般消費者向けに販売される製品になるプロジェクトというわけでもありません。

とはいえ、ここで得られた知見には、海中に設置することによるサーバー冷却コストの劇的な削減、そしてソーラーや風力、さらには潮汐発電といった、新たな動力源を導入できる可能性など、重要なヒントがたくさん含まれている模様です。

この実験の成果は、将来データ伝送とクラウドの導入を迅速化したり、より持続可能性の高いデータセンターを開発する上での助けとなるだろう、とのこと。このような研究の積み重ねが、やがては私たちの生活に関わってくるというわけですね。ちなみに、このプロジェクトには、かつて海軍で3年間の潜水艦乗務経験がある研究者が関わっているのだそうですよ。

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海中データセンターが長期間にわたってメンテナンスフリーで稼動できるようになるには、まだ多くの課題があるようです。しかしマイクロソフトでは、将来的には世界中の海にデータセンターが設置される可能性があるとしています。

 
文/ワタナベダイスケ(編集部)

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米マイクロソフト・ニュースセンター

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