鋳造メーカーが生んだ究極の炊飯器!『バーミキュラ ライスポット』こだわりのすべて

2016.12.24

業界内外問わず、ごはん好きの間で“一体いつ出てくるんだ?”と噂されていた炊飯器が、いよいよ発売された。炊き上げられた絶品ごはんは、ツヤツヤしゃっきりでお米の美味しさを再認識させてくれる。ここではそんな『バーミキュラ ライスポット』のこだわりをすべて解き明かそう。

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愛知ドビー
バーミキュラ ライスポット
価格:8万6184円
最適に炊飯できるよう新たに型から起こした専用の鍋と、最適に加熱するため生み出されたポットヒーターのセット。ごはんは0.5合単位で最大5合まで炊ける。また、おかず調理機能も搭載。30〜95℃での低温調理もできる。

究極の炊飯器を産んだのは鋳造メーカーだった!?

多くの日本人にとって特別な食べ物といえば、白米、つまりはごはんだ。もちもち、しゃっきり、固め、柔らかめなど、味や食感の好みはまさに十人十色。かまど炊き、ガス炊き、そして電気による炊飯と、ごはんの炊飯方法は時代により移り変わり、利用する調理道具もその都度主役交代劇にさらされた。が、目的は一切ブレなかった。“美味しいごはん”を追求するということだけは。

電気炊飯器の歴史だけでも、ゆうに60年を超える。機械式からマイコン制御、IH加熱と進化の道を辿った。とはいえ、そんな進化を横目に、鍋を使ってごはんを炊きたいというニーズはたしかに存在し続ける。土鍋や鉄鍋を使い、ガスで炊いた方が美味しいという声はよく耳にする。なかでも蓄熱性と密閉性の高い、鋳物ホーロー鍋『VERMICULAR(バーミキュラ)』で炊いたごはんが絶品という声は、近年SNSなどで頻繁に呟かれていた。

鍋を使ってガス火で炊いたごはんはたしかに美味しい。しかし、それは上手に炊けた時の話に限る。火力がちょっと強すぎた、火を止めるのが遅かった、水が少なかったなど、ほんのわずかな調整ミスで、鍋で炊いたごはんはすぐに機嫌を損ねる。つまり、安定した美味しさや食感を生み出すには、じっくりと火加減を調整する必要があるのだ。反面、炊飯器は水を調整し、ボタンを押すだけで安定した味や食感を実現できる。100点とは言えないけれど、常に80点以上の美味しさや食感を繰り出し続けることができるのだ。

今回紹介する『バーミキュラ ライスポット』は、ガス火で上手に炊けた時の100点の美味しさと、炊飯器の利便性を両立する“こだわりの塊”だ。そんな炊飯器を家電メーカーではなく、鋳造メーカーが産み出した事実もおもしろい。唯一無二の鍋が産んだ究極の炊飯器により、炊飯器の主役交代劇が再び起こるかも、と期待せずにはいられない。

バーミキュラを産んだ愛知ドビーってどんな会社?
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ルーツは1936年に鋳物工場として誕生した土方鋳造所。その後、織物機であるドビー機の製造をスタート。鋳物作りの技術と高い機械加工技術を併せ持つ会社だったため、鋳物ホーロー鍋「VERMICULAR」を作り出せた。

IH+鍋=炊飯器以上! こだわりの機能を紐解く

ダブルリッドリング
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「鍋の内側に突起とリングを付けることで、水分がごはんの上に直接落ち、フチを伝わって落ちない。これだけでごはんのべたつきが変わります」(ブランド開発室室長 デザイン統括 折橋みなさん)

鍋底にリブを配置
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「円形のリブをというアイデアから、色々な形状を試しました。混ぜやすさと、美味しさとのバランスがよかったのが現在の形状です」(ブランド統括室デザイナー 藤田敬行さん)

一体に見える緻密な加工
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「アルミヒーター部と操作部は曲線のあるつなぎ目で一体 に見えるように。量産の品質管理も徹底しています」(家電開発室 品質保証担当 武内陽一郎さん)

ラップアップヒートテクノロジー
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「底面のハイパワーIHコイルと側面のヒーターで包み込むように加熱。炊飯プログラムもこの火力にあわせて開発しています」(家電開発室 炊飯プログラム開発担当 大川高司さん)

タッチだけで操作できる
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「操作はすべてタッチだけで。必要なメニューだけが表示される仕組みです」(藤田さん)

フローティングリッド(左)
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「沸騰時の圧力で蓋が浮き蒸気が出る仕組み。蓋の縁に刻んだわずかな凹みがフローティングリッドです」(藤田さん)

ヒートセンサーを配置
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「ポットヒーターの内側には800℃以上耐える耐熱ガラスを採用。中央のヒートセンサーが温度を監視します」(藤田さん)

後ろから見ても美しい
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「ポットヒーターの背面の通気孔にはパンチングメッシュを採用。後ろ姿にも気を配っています」(折橋さん)

炊飯モードと調理モード
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「炊飯モードと調理モードを用意。炊飯モードではお米の種類と炊飯量を設定。調理モードでは火力と温度、調理時間が設定できます」(大川さん)

付属品にもこだわり
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専用米計量カップ・水計量カップと、ふたを立てかけられる、鋳物製のリッドスタンド、そして、100レシピを収録するレシピブックなどが付属。計量カップもデザイン性が非常に高い、こだわりの逸品だ。

文/コヤマタカヒロ 撮影/大久保惠造

※『デジモノステーション』2017年1月号より抜粋

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