iPhoneで複合現実が楽しめる! VRを超えた先進HMD『Bridge』登場

MR(Mixed Reality:複合現実)といえば、マイクロソフトの『HoloLens』に代表されるような、現実世界に仮想現実を混ぜ込ませる先進技術。しかし開発者向けに30万円以上で販売されるというHoloLensには現時点でちょっと手が出ない……というあなたに。iPhoneでMR/VRが楽しめるHMD『Bridge』はいかがでしょう?

MRを実現するヘッドセットで技術的なキモとなるのは、周囲の状況を読み取るカメラやセンサー。『Bridge』では本体前部に搭載された3Dスキャナの一種「ストラクチャ・センサー」により、ルームスケール(移動可能)なVR体験はもちろんのこと、3次元的な位置情報トラッキングや深度センサーを利用したMR体験ができるんです。

ちょっと難しそうと思う人にMRを補足説明すると、従来通りのVRでは、自分の周りすべてがゲームのような仮想空間となり、その中を歩きまわる……なんて体験ができたところを、MRでは現実にある部屋のなかを3Dオブジェクトが動きまわったり、建物の壁に別の仮想空間を投影したりできちゃいます。つまり、「現実とVRがミックスされた」感覚を楽しめるというわけ。MR体験については上の動画の0:08〜あたり、VR体験については0:35〜をご参照ください。

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iPhoneの装着方法は至極簡単。パカっと前部を開いて差し込み、iPhoneにストラクチャ・センサーのケーブルを接続します。また『Bridge』ではiPhoneのカメラや慣性測定装置も利用され、視野を120度まで広げるための広角レンズも付属します。

『Bridge』のリフレッシュレートは60fps、画面解像度は326ppi、カメラ入力からの遅延は10msと、スペックも悪くない感じです。なお対応スマートフォンはiPhone 6/6s/7で、OSはiOS 9以上が必要です。

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本体の締め付け具合は後頭部側に位置するノブで簡単に調整が可能です。この部分はカウンターウェイトとしても働き、顔面への負荷を低減してくれます。さらに5ボタンのBluetoothコントローラーにも回転を検知するセンサーが搭載され、ユーザーの意思を正確に『Bridge』へと伝えてくれるんです。

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『Bridge』は本体にシングルボタンコントローラと通常コントローラー、Tシャツの付属したバージョンが499ドル(約5万9000円)。ただしこちらはすでに品切れになってしまっているようですね。現時点で予約注文可能なのは、通常コントローラーのみが付属するバージョンで399ドル(約4万7000円)。2017年3月の出荷予定で予約を受け付けています。

これまではなかなか手を出しにくかったMRを、それなりに安価に実現できる『Bridge』。開発者にとっても消費者にとっても、注目の製品となりそうです。

文/塚本直樹

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