究極のエコ!? 海水を利用する水素燃料船「Energy Observer」、世界一周を目指す

エコロジー的な側面も重要ですが、見た目のゴージャスさにも注目です。

年々高騰する燃料費が問題になっているなか、6年かけての世界一周航海へと出港予定なのが、再生可能エネルギー実験船『Energy Observer』(エネルギー・オブザーバー)。同船舶はなんと風、太陽光によるソーラー発電、そして海水から取り出した水素のエネルギーだけで航行できる船舶なのです。

プロのダイバーかつドキュメンタリー製作者のJérôme Delafosse氏と、オフショアレーサーのVictorien Erussard氏が共同で計画したこのプロジェクト。船体の屋根にあたる部分には大量のソーラーパネルが貼り付けられ、船体後方には風力発電のタービン、そして海水を利用する水素燃料システムが取り付けられています。

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レース用の双胴船を転用したという、全長30mのこの船舶。およそ6年間の航海を通じて、再生可能エネルギーの可能性を世界にアピールしていく予定です。また、同船は自動運転による長期間の安定した航行が可能。こうしたノウハウも今後のテクノロジー発展に活かされていくかもしれません。

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水素燃料システムを構成する、燃料電池および水素貯蔵タンクは、船体の脇(図中の8番〜10番ブロック)に搭載。このシステムが海水を電気分解し、取り出したH2(水素)を貯蔵・発電することになります。

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『Energy Observer』は2017年2月にフランスを出港したのち、2017年〜2022年の6年間に世界各地の50カ国、101都市をまわっていく計画であるとのこと。いまのところの予定だと2021年にはアジア地域に到着し、どうやら日本でも複数の都市に寄港する模様です。そして、2022年には世界一周の航海を終える予定とされています。もちろん再生利用エネルギーの将来像も気になりますが、こんなエキサイティングな世界一周の冒険旅行を始めるメンバーたちが素直に羨ましいですね!

文/塚本直樹

関連サイト

Energy Observer(公式ページ)

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