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世界中から5200名以上が米国サンフランシスコに集結した、アップルの開発者向けイベント「WWDC」。そこで誰もが期待していた「iPhone」の新製品が発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。
「既に見たことあるかも知れないが……」と、正式発表前に製品画像が流出してしまった事件もジョークにして笑い飛ばすアップルCEOスティーブ・ジョブズ。『iPhone 4』を手に、自信に満ちあふれた表情が印象的だった。
そんな自信作『iPhone 4』が6月24日にいよいよ発売された。今回もこれまで通り、いやこれまで以上の大ヒット。6月15日に先行して行なわれた予約受付時に、アップルやソフトバンクモバイルの想定を遙かに超える申し込みが殺到し、顧客管理システムがダウン(関東など一部エリアで発生)するほどの影響を及ぼしたことは記憶に新しい。もちろん、人気は日本だけにとどまらず、本国アメリカでも大フィーバーになった。世界5カ国合わせ、初日で60万台もの予約が集まったというのだから驚きだ。
世界中が『iPhone 4』に熱狂するのは、やはり『iPhone 3GS』から大幅に進化し、製品としての完成度が高まったからにほかならない。しかし『iPhone 4』は、単なる後継モデルではない。アップルが「すべてを変えていきます。もう一度」と言っているように、全く新しい製品であり、最高傑作なのだ。
早速、そのすごさを具体的に紹介していこう。まず、ディスプレイには人間が認識できる以上の解像度を誇る「Retina(網膜)ディスプレイ」が採用された。解像度は従来比4倍の960×640ドットを実現。実際に見てみると、写真や文字のクオリティが格段に向上しているのがよくわかる。アップルによれば、人間は300dpi(1インチあたり300個の点を表示できる能力)の解像度を認識できるとされているのだが、『iPhone 4』ではそれを上回る326dpiの表現力を実現している。実際に見てみると、スペック的な数字うんぬんよりも、とにかく鮮やかで美しい表示に感心させられた。『iPhone 3GS』でも美しいディスプレイだと思っていたが、『iPhone 4』は別物と言っていい。また、IPS液晶パネルのおかげで飛躍的な広視野角拡大も実現。解像度、視野角も良好だ。ぜひ『iPhone 3GS』と並べて比較してみてほしい。その違いに間違いなく驚かされることだろう。
さらに「A4」プロセッサにより、処理速度が劇的に向上。ディスプレイ解像度が上がっているにもかかわらず、キビキビと動作する。
もちろんデザイン面も進化した。本体の幅がやや細くなり、シャープな印象が増している上、素材も刷新。前面/背面2枚のアルミノケイ酸ガラスパネルにステンレス合金製フレームを組み合わせたことで高級感のある手触りを実現している。細部に至るまで、高級感があり、所有欲をめきめきと高めてくれる、これぞ「アップル」という仕上がりとなっている。
カメラは従来の3メガから5メガへと向上した。国産ケータイと比べるとまだまだ弱い数字だが、そこはアップル。HD動画撮影を可能としたほか、その場で映像を編集してYouTubeなどにアップできる「iMovie」アプリを用意してきた。“撮る”だけでなく、素材で“遊び”、さらに友人と“共有”できる仕組みを用意したことにより、従来ケータイより何倍も楽しいカメラになったと言えるだろう。
そしてさらにもうひとつ、注目に値するのが新しいプラットフォームとなる「iOS 4」だ。これによって「iPhone」ユーザーが長年希求してきた「マルチタスク」がようやく実現されることになる。例えば、プレイ中のゲームをいったん中断して、メールをチェックしたり、Webを見たりすることが可能になったのだ。
加えて、ようやくアイコンをフォルダに入れて管理できるように。アプリをダウンロードしすぎて、画面がアイコンだらけになっていたユーザーも多いだろうが、今後はこれらをフォルダに分類・整理できるようになる。ホーム画面がスッキリしてさらに使い勝手が良くなること間違いなしだ。











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