本誌2010年4月号(2010年2月25日発売)掲載
ウェブ掲載日:2010年2月25日

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大画面フラッグシップクラスで最も注目すべきニュースは3Dだろう。HDMI新バージョンの3D伝送対応やブルーレイDディスクの規格完成など、昨年から急速に整いつつあった3D環境。そしてついにこの春、パナソニックから世界初のフルHD3Dプラズマ「VT2」シリーズが登場したのだ。
この新しい3Dは従来からイメージされていたびっくり箱のような飛び出す類のものではなく、視聴者を映像世界に引き込む、臨場感を高めるための技術だ。左右の映像を高速・高精度で表示し、さらに専用メガネで切り替えながら同時に視野を限定。不要な視覚情報がなくなるので映像への没入感も大きい。映像を観ることが一つの“イベント”となる新要素と言えるだろう。
省エネ性能も大きく進化した。こうしたフラッグシップクラスの大画面モデルでは、従来あまり消費電力は考慮されていなかった。しかし、『TH-P50VT2』は同社の従来製品と比較して13%の年間消費電力を低減。また、ソニーの『KDL-52EX700』もエッジライト式LEDバックライトを採用し、大画面機とは思えないほどの省エネ化を達成している。大画面やフラッグシップでも低消費電力化は着々と進んでおり、こうした動きはテレビの新たな必須要素となりつつあるのだ。
(※掲載されているエコポイントは2月10日現在のものです。)


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これまで、普及価格帯のスタンダードモデルが中心だった春の新製品。特にこのクラスにはそうしたモデルが集いやすい傾向にある。しかし今年の新製品は、単純にスタンダードといって侮ることのできないモデルが多く見られるのが特徴だ。
まず、エコポイントの基準改定を前に低消費電力化を進めたモデルが多く見られる。光源を減らしながら効率的な発光制御ができるエッジライトLEDバックライトの採用や、パナソニックの「オートモード」やソニーの「おまかせ画質センサー」のような自動画質調整機能で無駄な発光を抑えるなど、高画質と両立した低消費電力化技術が採用された。
また昨年その種類を大幅に増やした録画テレビも、新しい提案を加えて登場している。BDソフトの再生機能を搭載した東芝の外付HDD録画モデル『32R1BDP』や、大画面モデル同様の録画を始めとする多機能性をコンパクトにまとめた日立の『L26-HP05』などがそれだ。
一つの性能を満たして終わりな一点豪華主義ではなく、複数の魅力を兼ね備えたモデル、それが今年の新しいスタンダードなのだ。






















