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レコーダーレビュー/『AQUOSブルーレイ BD-HDW700』のマルチタスク性能を試してみた!

2010年08月11日 21:06

『AQUOSブルーレイ BD-HDW700』

自動録画機能の強力なソニー製レコーダー、MPEG-4 AVC圧縮時の画質がすばらしいパナソニック製レコーダーなど、BDレコーダーは、メーカーごとにそれぞれ異なる美点を備えている。

ではシャープの「AQUOSブルーレイ」シリーズはどうだろうか?

最新モデルで世界初対応した「BDXL」(従来BDよりも大容量な上位規格)や、同社製液晶テレビ「AQUOS」シリーズとの連携機能「ファミリンクII」も良くできているが、ここはやはり優れた「マルチタスク」性能を推したい。

「AQUOSブルーレイ」シリーズは、かねてよりこの点で他社製品を圧倒していた。他社製BDレコーダーは、録画中にBD再生ができないなど(BDを再生中に録画時間が来るとBD再生が解除されてしまう!)、実用性を大きく損ないかねない仕様になっている。

しかし「AQUOSブルーレイ」は、2番組同時のAVC録画時にもBDを再生できるなど、ヘビーな動作をいくつも同時にこなしてくれる。そこで今回は、そんな「AQUOSブルーレイ」の最新・最上位モデル『BD-HDW700』(実勢価格:26万8000円)で自慢のマルチタスク性能について検証してみた。


001

そもそもレコーダーの「マルチタスク」とは何か?
BDレコーダーはパソコンOSのようにマルチウインドウには対応していないため、再生と編集を同時に行なうといったことはできない。画面を占有する作業の並行利用は原理的に不可能だ。レコーダーで言うところの「マルチタスク」とは、あくまで「HDDに録画しながら●●●ができる」ということになる。

実際の利用について考えられるのは以下の3つ
・録画しながらBD再生
・録画しながらダビング
・録画しながら編集

ここではそれらについて、最もハード負担の大きな「2番組同時のAVC録画時」に試してみた。

検証1:録画しながらBD再生
これについては何ら問題ない。2番組同時にAVC録画を行ないながらでも、問題なくBDビデオ作品を再生できた。『PlayStation 3』など、別途BDプレイヤーを持っていない人にとって、この点は大いに評価できるポイントと言えるのではないだろうか。繰り返すが、他社製BDレコーダーは、2番組同時のAVC録画時にBDを再生できない。ヘビーに使う人ほど、この点が気になってくると思われるので、BDレコーダーをプレイヤーとしても使いたい人は気を付けてほしい。

002
▲ご覧の通り、BDを再生しながらの2番組同時録画(しかもAVC録画)を行なえた。

ただし、BDビデオ作品の中でも、「ブルーレイ3D」作品については注意が必要。これに関しては例外となり、「裏録チューナーでのみ録画が可能」となってしまう。ブルーレイ3D再生中に2番組同時録画が開始されると録画直前に再生がキャンセルされてしまう。

検証2:録画しながらダビング
こちらも問題なく行なえた。ただし、BDのフォーマットについては行なえないので、録画しながらダビングしたい場合はあらかじめフォーマットしたBDメディアを用意しておくようにしよう。

003
▲2番組同時のAVC録画時に「録画画質変換ダビング」を選択しようとするとアラートが表示されてしまう。

なお、2番組同時のAVC録画時には、AVCトランスコーダーがフル稼働してしまうため、データをそのまま書き込む「高速ダビング」しか使えない。DR録画した番組をAVCに変換してダビングしたいという場合は、ダビング予約機能を使うなどして、録画しない時間帯に作業するようにしよう。

検証3:録画しながら編集
こちらもやはり問題なし。ただし「AQUOSブルーレイ」は編集機能が極めてシンプルで映像の分割などしか行なえない。本格的な編集が行なえるわけではないのであまり期待しない方が良いだろう。

004
▲編集機能は部分消去、分割、結合といった基本的なものに限定されている。

驚異の3番組同時録画対応!!

そして、これに加えて、最新世代モデル(今年1月に発売された『BD-HDW53』以降)では、スカパーHD!番組を加えた3番組同時の録画も可能になった。他社製レコーダーでは、スカパー! HD番組も1つの番組として扱われてしまうが、本機では2番組+スカパー! HDの録画が行なえる。ただし、この場合、内蔵チューナーの録画モードは「DR」限定されるので注意してほしい。

まとめ
これまでBDレコーダーを使ったことのない人が、この記事を読んだら「え? それくらいできるのが当たり前じゃないの?」と思うかもしれない。しかし、現状のBDレコーダーは、その扱う映像データのサイズが巨大なことから、複数作業の同時進行に大きな制限があるのが現実なのだ。

ヘビーに使えば使うほど直面する「録画しながら●●●したい」という壁。この壁を意識せず、ストレスフリーな録画ライフを送りたいという人には、現時点では「AQUOSブルーレイ」以外の選択肢は存在しない。「マルチタスク」にこだわるなら、「AQUOSブルーレイ」がだんぜんおすすめだ。

なお、マルチタスク以外の本機のトータルな性能に関しては、2010年8月25日発売の「デジモノステーション」Vol.103にて詳細に解説している。ぜひ、こちらも参照してほしい。


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