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ゲームレビュー/龍が如く4 伝説を継ぐもの【最終回】

2010年04月15日 15:27

『龍が如く4 伝説を継ぐもの』
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■やり込み要素
プレイスポット数は史上最多! 時間を忘れて寄り道三昧
舞台となる神室町には、キャバクラやカジノ、ゲーセンなどプレイスポットがいっぱい。さらに街を歩けば、さまざまな人たちから頼みごとをされることも。最終回となる今回は、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』のやり込み要素をクローズアップ。隅々まで遊びつくし、キングオブ神室町を目指そう。

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■格つく
格闘家をつくろう! 門下生を育成し、トーナメントに挑戦
弱小道場「曽田地道場」を復興するため、門下生を育成することになった冴島。5人の弟子たちに稽古をつけ、一流の格闘家に育てあげよう。パンチ、キックなどの練習メニューのほか、スパーリングや必殺技伝授、弟子とのふたり酒などさまざまな方法で彼らを鍛えることができる。

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▲やたらノリの軽い……というかむしろウザい曽田地の元で、門下生を育成。

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▲門下生によって、個性も資質も異なる。それぞれに合った練習メニューを組み立てよう。

実力がついてきたら、トーナメントに挑戦。試合中プレイヤーは手出しできず、セコンドとして応援することに。指示を出せば必殺技を発動できるが、口を挟んだ分、門下生の信頼度は下がってしまう。そのため、「攻めろ!」「もう一撃!」とハラハラしながら試合を見守ることになった。気分はまるで選手の親!

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▲めざすは、新人トーナメントでの優勝。優勝賞金をつぎこめば、道場の設備を強化できる。

5人の弟子の中でも、やっぱり注目は落合福嗣君。最初は道場でゴロゴロしている福嗣君だが、やがて眠れるドラゴンが目を覚ます。福嗣君は3番目の門下生だが、前2人が素直なよい弟子だった分、まー、手のかかること! 登場時から冴島を「小汚いオッサン」呼ばわりするわ、「この落合福嗣を教えられるんだから、光栄に思えよな!」とお腹を突き出して威張るわ、小憎らしいことこのうえない。

しかし、一緒に飲みに行ったり、スパーリングをしたりするうち、なんだかんだで情が沸いてくる。お父さんから電話がかかってきた途端、急に練習する振りをしたり、唐突に「龍と虎と巨像、どれが好き?」と聞いてきたり(「龍」と答えると無邪気に喜んでくれる)、妙にかわいいところがあるのだ。

しかも、格闘家としてもなかなかのポテンシャルを秘めている。たるたるのあんこ型ボディにもかかわらず、体力はあるし、ハードパンチャーとしての素質も十分。練習態度が悪い分、試合でいいところを見せつけられると「おっ?」と見直してしまう。チャンピオンまで育てるとはにかみながらお礼を言うツンデレぶりも好ましく、すっかり愛着が沸いた。あ、別にファンにはならなかったですけども。

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▲最初はろくに練習しなかった福嗣君。だが、父親譲りの身体能力はさすがのひと言!

■その他のプレイスポット
1日中いても飽きない、多彩な遊び

「格つく」以外にも、遊びごたえ十分のミニゲームが満載。カラオケ、麻雀、パチンコ、将棋、ボウリング、ダーツ、ビリヤード、UFOキャッチャー、温泉卓球……。もちろん人気の「No.1キャバ嬢をつくろう!」も楽しめる。いずれも本筋とは関係ないが、熱中してしまった。

中でも楽しかったのが釣り。タクシーを飛ばして埠頭へ行くと、東京湾で海釣りを楽しめる。つけた餌によって釣れる魚も変わるし、かかった魚を釣り上げるまでのアクションも熱い。なによりも、青空の下でのんびり釣り糸を垂れるだけで心なごむ。神室町でチンピラを殴ったり、キャバ嬢をスカウトしたり不健康な日々を過ごしていたが、時には鼻歌まじりに海を眺めるのもいいもんです。

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▲ふと立ち寄ったプレイスポットで、気付けば1時間以上過ごしてた……なんてこともザラ。2週目以降なら資金にも余裕があるので、ギャンブルだってやりたい放題。ここに住んでしまいたい。

■サブストーリー
神室町を行く人々のお役に立ちます!

神室町では、厄介なトラブルに巻き込まれたり、仕事を頼まれたりすることも。軽いお使いから、合コン参加、オタク男子のイケメン変身計画、ボディガードなど、その内容はさまざま。シリアスなメインストーリーとは一転、コミカルなミッションも多いので息抜きにもぴったりだ。

中には、桐生に大量のカレーを買いに行かせるミッションも。神室町でブイブイ言わせてる「伝説の龍」がカレーのお使いとは……。妙に庶民的なところに好感を持ってしまった。
個人的なイチオシは、冴島のカッパ捜索ミッション。もろきゅうやカッパ巻きを手に、夜の街をさすらう大男。その姿に、神室町の奥深さを見た!

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▲先を急ぐなら受けなくてもOK。クリア後に改めてサブストーリーに挑戦することもできる。

■まとめ
涙も笑いも娯楽も詰めこみ、「神室町」の混沌を表現

ありとあらゆるエンタテインメントが詰まった作品である。

胸を熱くする骨太のストーリー。
漢たちの血潮がたぎる、カチコミ喧嘩バトル。
ギャグへと振り切ったサイドストーリー&小ネタの数々。
作り手のサービス精神を感じさせる、みっしり詰まったやり込み要素。
さまざまなエッセンスを煮凝らせ、神室町の混沌を丸ごと表現している点が素晴らしい。現時点で30時間以上プレイしているが、まだまだやりたいことだらけ。サブストーリーも全然クリアできていないし、バトルでもまだ試していない技がある。キャバ嬢もまだ貧乏バンドの京子ちゃんしか育てていないし、ゴルフでももっといいスコアを出したい。あー、時間がいくらあっても足りない!!

今回初めて「龍が如く」シリーズに触れたが、もっとも惹かれたのは濃密な世界観。

漢たちが放つ獣臭と血、汗、硝煙の臭いが入り混じり、息詰まるような空気を作り上げている。

中でも冴島大河による第2部は、真島吾朗、浜崎豪という名脇役の存在もあり、男臭さ倍増。「兄弟」との絆、妹への愛、信じる男に命を差し出す侠心……。あえて多くは語らず、行動で男気を示すあたりに心を揺さぶられた。両手と腰、さらには口にも銃を咥え、単身敵地へ乗り込むシーンなど、痺れるほどに格好いい。冴島さん、もう一生ついていきます!

「シリーズものは敷居が高い」「時間がかかりそうで、手が出せない」。

そんな食わず嫌いの人(実を言うと私自身がそうだった……)にこそ、『4』からチャレンジしてほしい。

ストーリー派は映画を観るような感覚で楽しめ、アクション派は完膚なきまでに敵を叩きのめす快感にきっと満足するはず。その上プレイスポットでお気に入りの遊びを見付けたら、もう神室町から出てこられない!

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『龍が如く4 伝説を継ぐもの』
●PS3
●発売中(3月18日発売)
● 7980円
●アクションアドベンチャー
●セガ
公式サイトURL
http://ryu-ga-gotoku.com/four/index.html


©SEGA

文/野本由起


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