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ゲームレビュー/ロスト プラネット 2【第1回】

2010年05月31日 17:16

ロスト プラネット 2/カプコン

『ロスト プラネット 2』

■概要
最大4人で協力プレイ!
手強い部隊や凶暴な巨大生物を殲滅せよ!


惑星EDN-3rdの環境は変わりつつあった。原住生物AK(エイクリッド)の体内から産出されるエネルギー資源、サーマルエナジー(T-ENG)の濫用により、極寒の惑星は密林が姿を現わすまでに温暖化していたのだ──。

シリーズ1作目となる『ロスト プラネット エクストリーム コンディション』は、氷雪に覆われた一面の銀世界がゲームの主な舞台だったが、今回は雪原はもちろん、ジャングルや都市といった新たなフィールドでの戦闘も楽しめるように。そして現われる敵も雪賊や軍事組織の兵士といった人間だけでなく、大小さまざまなAK類が存在。中には体長50mを超える? 巨大AKもおり、戦いのバリエーションは大きく広がった。

ネットを利用すれば最大4人で協力プレイできるのもポイント。経験者と一緒にプレイすれば、全くの初心者でも楽しみながらゲームに慣れていけるだろう。

「ONLINE デジモノステーション」では、このゲームのプレイレポートを3週に渡ってお送りしていく予定。
第一回目は、主に基本的なプレイ感と、オンラインでの協力プレイの雰囲気をお伝えする!

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■アクション&プレイフィール
初心者も上級者も
肩肘はらずに遊べる敷居の低さも魅力


まずは基本的なプレイ感について。本作は操作するキャラクターの姿がプレイヤーに見えているTPS(3人称視点シューター)である。物影に身を隠しながら敵を狙ったり、ショットガンを撃ちまくりながら敵陣に突入するなど、まあ好きな人にはもうおなじみのゲーム性ですかね。
 
ただしこの世界の人間は、T-ENGを利用した回復装置(ハーモナイザー)を持っているので、ちょっとやそっとのダメージでは死なない。また、VS(バイタルスーツ)と呼ばれる機動兵器も普及しており、戦場で見付けた機体をガンガン使い捨てながら戦うことが可能。そのため積極的に突っ込んで行ける気楽さがある。もちろん、手持ちのT-ENGさえ豊富なら、だが。

また、映像の細かい部分にも、リアルでストイックな軍事系のFPS(1人称視点シューター)やTPSとは一線を画すものを感じとれる。例えば敵の潜む陣地にグレネードを投げ入れた場合。普通ならリアルな(ゆえに控えめな)爆発が起こり、周囲の敵が倒れる程度の描き方をする。しかし本作では大げさすぎるほどの爆発が起こり、巻き込まれた敵は上空数メートルの高さを、アーチを描いて飛んでいく(笑)。

海外ゲームのような迫真のリアルではなく、どことなく漫画やアニメを思わせるケレン味たっぷりの映像表現は、多くの日本のゲーマーにとってなじみやすいもののはず。銃を撃つ、グレネードを投げる、アンカーで高所にジャンプする、VSに乗って戦闘するといった、プレイヤーが行なった行動のひとつひとつに、日本の文化で味付けされたリアクションが返ってきて、海外ゲームとはまた別の種類の、確かな手ごたえが感じられるのだ。

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▲銃で撃たれた敵はきりきり舞いしながら倒れ、爆風で人が宙を吹っ飛び、砲撃を受けたVSがよろける。この味はほかのTPSでは味わえない。

■キャンペーンの協力プレイ
オンラインの彼方から
個性的な助っ人がやってくる


本作にはストーリーを追いつつ戦闘を行なっていくキャンペーンモードがあって、ネットを介せば最大4人で協力プレイすることができる。シングルプレイでもオートで動くCOM兵士たちに援護させることが可能なので、キャンペーンを進める上で問題はないのだが、やはり別のプレイヤーが操作する兵士の行動はどこか人間臭くて、頼れる雰囲気が漂っているものだ。

キャラに手を振らせたり声を出させるなどして道を教えあったり、お互いの死角にいる敵を倒してカバーしたり。T-ENGが不足した時には、ほかの3人から大量のT-ENGが投げ込まれてくることもある(笑)。攻略上有利というだけでなく、チームで何かを成し遂げる楽しさがとても心地良いのだ。

また、FPSやTPSの初回プレイは、この手のゲームに慣れている人間でも迷いがちである。地図を頼りに目的地に向かうようなもので、どうしても道を間違いやすい場所があるもの。その点協力プレイなら、経験者の後ろをついていけばとりあえず迷子になる心配はない。

援軍に来てくれるプレイヤーたちが、みな思い思いの格好で現われるのも楽しいポイント。コブン(カプコンの過去作品『ロックマンダッシュ』のキャラクター)の顔を装備したキャラが突然ロビーに現われた時には、さすがに笑いをこらえ切れなかった(笑)。さらに戦闘のイベントシーンにも、武器やコスチュームのカスタマイズキャラが出現するという徹底ぶりで、とてもシュールな映像まで楽しめてしまう。なお、こうしたカスタマイズ要素については、次回以降でも改めて取り上げる予定。ぜひご期待ください。

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▲プレイヤーによって戦い方やコスチュームが随分変わるのも注目すべき点。お色気優先でいくか、それとも笑いをとりにいくか?

■まとめ
ワイワイ騒いで盛り上がれる一本
TPS初心者にこそ遊んでほしい


プレイヤー同士で協力して巨大生物を狩る……というと某ゲームを思い出すかもしれないが、まあ同じメーカーの作品なので具体的な名前を出してしまおう。本作は「モンスターハンター」の面白さのエッセンスも取り入れたTPSと言っていいのかもしれない。

ゲームの基本システムは異なっているものの、プレイ中に感じる楽しさの質はとても近いものがある。ケレン味あふれるモーションや映像の迫力、チームで味わう達成感、そして装備のカスタマイズ。……うん、たぶんこれは確信犯だ。

また、大小さまざまな原住生物・AKたちの多彩な姿、まるで生きているような動きなどはじっと見入ってしまうこともしばしば(そして手痛い一撃を食らうのだが)。加えて、巨大AKに対するアプローチの多彩さもすばらしい。物影で待ち伏せする、VSに乗り込んで火力で圧倒する、体内に侵入して内部から攻撃するなど、プレイヤーのやれることの幅が広く、次はどんな倒し方をしようか、まだほかに倒し方はないかなどと、どんどんイメージが広がっていく。

作品全編に渡ってくだけたムードというわけでもない。各エピソードの冒頭やラストを飾る映像は、『ガンダム』のジャブロー戦や『ボトムズ』のクメン編のような、渋いロボットアニメ的な雰囲気を醸し出していて、なかなかにオヤジ殺し(笑)でカッコ良い。こちらもまた「ロスト プラネット」世界の一面なのだろう。

これはあくまで個人的な意見だが、本作はFPSやTPSを既に好きな人よりも、どこか敬遠している人にこそおすすめしたい。そして、可能であれば友達や知り合いと一緒にプレイし始めてほしい。身の回りの人でも、SNSやツィッターなどの知り合いでもかまわない。いきなりオンラインでは敷居が高く感じるなら、画面分割プレイでも良い。ひとりでじっくり遊べる良さももちろんあるが、やはり集団で遊ぶことを前提にデザインされているゲームなのである。初心者同士のぎこちない動きで、ワイワイ騒ぎながら盛り上がっていただきたい!

さて第2回目以降は、協力プレイの詳細や、さまざまな対戦モード、本格的なカスタマイズなどを扱っていく。これをお読みの方も今すぐ『ロストプラネット2』のプレイを開始して、次回以降の話にもお付き合いいただければ幸いだ!

PS3
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Xbox360
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●ハード:PS3/Xbox 360
●発売日:発売中(5月20日発売)
●価格:各7990円
●ジャンル:アクションシューティング
●メーカー:カプコン

公式サイト
http://www.capcom.co.jp/lostplanet/

権利表記
©CAPCOM CO., LTD. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.

文/高橋祐介


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