
■概要
今回はキャンペーンと
協力プレイの楽しさをより深く
かつては地表の全てが雪と氷に覆われていた惑星EDN-3rd。原住生物AK(エイクリッド)の体内から産出されるエネルギー資源、T-ENG(サーマルエナジー)の濫用により、今では赤道付近には密林が形成されるほどに温暖化していた。各地の雪賊、軍事組織の兵士など、さまざまな集団がT-ENGをめぐって、明日を生きるための戦いを繰り広げる。
SFテイストなフロンティアで生きる人々の戦いを描いた、TPS(3人称視点シューター)『ロスト プラネット 2』。プレイレポート第2回目は、主にキャンペーンモードと、最大4人で遊べるオンライン協力プレイについてお伝えしよう。


■多彩な戦闘シチュエーション
それぞれの戦う理由を知り
燃えあがる闘魂
「TPSって、マップを探索しながら銃やグレネードで敵を倒すだけのゲームでしょ?」
そう思って敬遠している人、正直に手をあげてほしい。──まあ大きくは外していないが、最近のTPSは映像面も大きな魅力で、自分でプレイできる映画のような雰囲気のゲームが多い。
そして『ロスト プラネット 2』のキャンペーンモードは、その映像やストーリーにも少々変わった仕掛けがほどこされている。キャンペーンは6つのエピソードに分かれており、エピソードごとに操作するキャラクターや所属部隊が変化するオムニバスなのだ。映像作品ではたまに見かけるが、ゲームではけっこう珍しい形式なので、個人的にはとても新鮮に楽しめたポイントである。
ある者は任務で。ある者は仲間と生き延びるため。ある者は使命感で。ある者は私利私欲で。プレイの前後には、それぞれのキャラクターが戦う理由と結末が描かれる。これがなかなかカッコ良かったり、爽快だったりで、新しいエピソードが始まるたびに「次はどんなシチュエーションで戦えるのか?」とワクワクさせていただいた次第。
そんなキャラクターたちの運命がどのように交差していくのか。それはぜひ自分で最後までプレイして確かめていただきたい。もしこれをお読みの皆さんとキャンペーン協力プレイで出会うことがあれば、よころんでお手伝いさせていただく所存です。ちなみに僕が特に好きなのはエピソード5。荒涼とした大地で繰り広げられる、無法者と陸上戦艦とのダイナミックな戦闘は、実に男心をくすぐってくれる。エピソード3に漂う乾いた悲壮感もたまらない。


▲雪の下から現れた乾いた大地。凍え死ぬ心配だけはなくなったが、過酷な環境下ではT-ENGが命綱となることは変わりない。エネルギー争奪の戦いは果てしなく続く。
■キャンペーンの詳細
多彩な作戦目標を達成するため
最大4人で協力する!
エピソードごとにがらりと雰囲気が変わるのは、なにもドラマ部分だけではない。シチュエーションが豊富な分、プレイ中に達成を目指す作戦目標もとにかく多彩なのだ。ざっと思い出せるだけでもこれだけある。
・密林での待ち伏せを突破したあと、巨大AKと遭遇戦
・特殊な生態を持つAKと知恵を使って戦う
・荒野を疾走する列車砲の争奪戦
・捕虜収容所を脱出後、局地用VS(バイタルスーツ)で敵新型兵器を追跡
・無法者を率いて陸上戦艦を襲撃
いかがだろうか。30歳前後で映画やゲームが好きな方なら、かなりの割合でツボを突かれるであろう内容だ。全体の雰囲気はSFアクション映画風ながら、ほんのりと往年の特撮やロボットアニメ(特に『ボトムズ』)のノリが感じられて、僕自身はたまらないシチュエーションだらけです(笑)。
こうした作戦内容を、ゲーム仲間や、オンラインで編成した即席チーム(クイックマッチを選べばすぐに遊べる人を検索できる)で突破していくのが『ロスト プラネット 2』の真骨頂。即席チームなのにしっかり連係がとれる場合もあれば、プレイヤー各々がてんでバラバラに暴れまくることもある。
面白いもので、連係が取れていてもたった一つのミスで目標達成に失敗することもあるし、バラバラの動きなのに全員が最大のパフォーマンスを発揮して目的を達成してしまうこともある。また、ほかのプレイヤーの行動を見ていると、自分は知らなかった仕掛けを活用していたりする。そのため、クリア済みのエピソードでも新たな発見があることも珍しくない。オンライン協力プレイは特に、攻略情報をあえて集めないほうが最大限に楽しめるだろう。


▲フィールドに配置されているVSや砲台、さまざまな仕掛けを駆使して、作戦目標の達成を目指す。巨大な列車砲を操作するエピソード3のラストは、チームワークを試す良い機会だ。
■まとめ
かつてない経験ができた
オンライン協力プレイ
つい先日、エピソード5をプレイしながら知り合いがオンラインになるのを待っていたところ、全く知らない相手から協力プレイの申請があった。とりあえず参加してみたところ、申請相手はなんとアメリカ人!
キャラクターの武装や外見はカスタマイズされておらず、どうやら初回プレイの人らしい。多分、自力でのクリアが難しかったので、同じエピソードをプレイしていた僕を誘ったのだと思われる。さらにアメリカ人がもう一人加わり、まさかの日米共同作戦のスタートだ。
幸い、向こうが話しているのは英語なので、断片的にだが単語は耳に入ってくる。こちらも開き直ってヘッドセットを装着。普段、よほど親しい相手と遊ぶのでもなければボイスチャットはしないのだが、異常な状況が重なったためにハジけてしまったらしい。「ゴー! ゲットウェポン」「イヤッハー!」「ベリーベリーハリアーップ!(?)」「ファイアービッグマグナム!(!?)」などとテキトーな英語で意思疎通しながらプレイ。
さすがに緻密な連係こそなかったが、全員がノマド(作中に登場する無法者の一団)になったかのように大暴れし、作戦目標もしっかり達成できたのだった。
こうした思わぬ経験ができるのも、オンラインゲームの最大の魅力だと僕は思う。また、知らない者同士が集まった時のハプニングをも許容する『ロスト プラネット 2』のゲームデザインが、上のようなプレイを成立させる要因として大きいのだろう。要するに、とても気軽に、勢いで、ワーワー騒ぎながら楽しめるゲームというわけ。
さて次回はプレイリポートもついに最終回。後回しにしていたキャラクターのカスタマイズ要素や、対戦に関する話をしていく予定。このあたりは一番長く遊べる要素だけあって、ひと通り把握するだけでもけっこう大変であった。まあそんなわけで、今夜も惑星EDN-3rdで戦ってくるぜ!

(PS3版)
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(Xbox 360版)
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●ハード:PS3/Xbox 360
●発売日:発売中(5月20日発売)
●価格:各7990円
●ジャンル:アクションシューティング
●メーカー:カプコン
公式サイト
http://www.capcom.co.jp/lostplanet/
権利表記
©CAPCOM CO., LTD. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.
文/高橋祐介
ゲームレビュー
ゲームレビュー/ロスト プラネット 2【第2回】
2010年06月04日 21:24







