ONLINE デジモノステーショントップ > 製品レビュー&ニュース > ゲーム > ゲームレビュー/ゴースト トリック【最終回】

製品レビュー

RSS

  • 最新
  • AV
  • PC
  • カメラ
  • ゲーム
  • 携帯電話
  • シロモノ家電
  • カーアイテム
  • その他

ゲームレビュー

ゲームレビュー/ゴースト トリック【最終回】

2010年07月16日 15:30

『ゴースト トリック』カプコン

【概要】
すべては死から始まった――
イノチとキオクを失った男の一夜限定追跡劇


何者かに殺され、ゴミ捨て場に倒れ伏したシセル。
なぜ死んだのか。犯人は誰か。そして自分は何者か――。
イノチもキオクも失った彼は、自らの死の真相を暴くため、一夜限りの追跡劇を繰り広げる。

DSソフト『ゴースト トリック』は、幽霊になった主人公が犯人探しに奔走する風変りなミステリー。
「逆転裁判」シリーズの巧 舟(たくみ しゅう)氏による完全新作とあって、大きな話題を呼んだ作品だ。

主人公シセルに与えられたのは、モノに「トリツク」「アヤツル」力。
そして、死者の運命を変えるためその死の4分前に時間を巻き戻す力。
ステージ上のさまざまなモノにとりつき、時には関係者の死を回避しつつ、自分を殺した犯人を突き止めてゆく。

というわけで、全3回にわたってお届けしてきたレポートもこれにてラスト。
最後はキャラクターのモーションを始めとする演出について、そして総まとめレビューをお届けしよう。



【演出】
2Dと3Dの融合による滑らかなモーション
キャラクターのキレのある動きに注目


とにかくこのゲーム、登場人物の数が多い。

事件のカギを握る人物はもちろん、捜査を進める刑事一つとっても一人二人ではすまない。
帽子の刑事、青い刑事、緑の刑事、そしてカバネラ警部など複数人が登場し、現場をひっかきまわしてくれる。

普通、これだけの人数がいれば「あれ? これって誰だっけ?」的な混乱が生じそうなもの。
しかし、このゲームの場合はそんな心配は無用。
ルックスも言動も、ひと目見たら忘れられない濃すぎるキャラクターが揃っているのだ。

そんな彼らの個性を色濃く感じさせるのが、それぞれのモーション。
マイケル・ジャクソンばりのキレのある動きを披露するカバネラ警部。
階段を下りる際、いちいち手すりをツーッと滑るゴミ捨て場の管理人。
ショッキングな出来事に遭遇するたび、大げさに椅子にのけぞり回転する刑務所看守。
「芝居がかっている」という言葉では片付けられない、メーターの振り切れたアクションに思わず見入ってしまった。

もちろん通常のアクションにしたって、まーあ、よく動くこと!
歩く、走る、転ぶなどのモーション一つ一つが滑らかだし、ちっこいポメラニアンの威嚇ポーズすらそれとわかるほど緻密。
ひるがえる衣服や揺れる髪など細部まで手が込んでいるし、動きのバリエーションも非常に豊富だ。

初期型『DS』と『DSi LL』、両方でプレイしてみたが、大画面の『DSi LL』だとドット一つまで見てとれるのでいかに凝った動きをしているかがよく伝わってきた。

どうやら一度3Dでモデリングしてから2D化しているようだが、そのひと手間(制作スタッフのみなさんにとっては「ひと手間」じゃすまないでしょうが……)がゲーム全体の完成度を大きく決定づけている。

また、人の死を扱いつつウェットな印象を受けないのも、コミカルな動きやセリフによるところが大きい。
「逆転裁判」シリーズでもキャラクターの大げさなリアクションが特徴的だったが、同じ巧 舟(たくみ しゅう)作品でもこちらはもう一歩進化した形を見せてくれた。
スタッフのみなさんに拍手です!

001 002

003 004
▲登場シーン一つ取っても、大げさかつユニークなアクションを見せてくれる。制作スタッフの苦労がしのばれます……。

【まとめ】
散りばめられた謎が
収まるべきところに収まる快感


モノにとりついて、あやつるシステム、死者の運命を変える達成感、細かなところまで気を配られた演出……。
見どころは数あれど、やはり最大の特長は巧 舟節が冴えわたるシナリオだろう。

自分の死というショッキングな出来事からスタートし、キオクを取り戻そうと奔走するシセル。
生前の自分、殺した犯人、そしてほかの人物との関係など、次から次へと自らにまつわる謎が登場し、ストーリーを進めれば進めるほどさまざまな疑問がわきあがってくる。

あー、ネタバレを避けて説明するのって難しいですねえ……。

こうした謎が積み重なり、やがて大きなうねりとなってプレイヤーを飲み込んでいく。
その流れに身を任せつつ、自分なりの推理を繰り広げるのが『ゴースト トリック』の醍醐味。
最終的には全てが収まるべきところに収まり、極上の推理小説にも負けないカタルシスが待っている。

また、個人的な感想を述べさせてもらえるなら、本作で大きな魅力を担っているのがポメラニアンのミサイルくん!
ご主人様のカノンが大好きで「一生かけてお守りしますッ!」と意気込むものの、殺し屋が来れば「ようこそッ!」と歓迎してしまうし、目先の誘惑にも弱い。
そんなとぼけたところも、独特の口調も、キラキラした瞳も、鳴き声も、ころころボディも全てがキュート。
ゲーム中のモーションも、尻尾を振ったり、転がるように走ってきたり、とても愛くるしい。
かわいいもの好きの女子や愛犬家は、ミサイルくんのためだけにプレイしても損はない……と言ったらいいすぎ?

ともあれ、完全新作のミステリーゲームとして世に送り出された『ゴースト トリック』。
「逆転裁判」ファンは当然、既にプレイしているはずだが、推理小説ファン、パズル好き、新しいタイプのゲームをプレイしたい人には文句なしにおすすめ。
スリリングな一夜の物語に、時間を忘れてのめり込むはずだ。

『ゴースト トリック』

P

m_btn_shopping02
●ハード:ニンテンドーDS
●発売日:発売中(6月19日発売)
●価格:5040円
●ジャンル:ミステリー
●メーカー:カプコン

公式サイトURL
http://www.capcom.co.jp/ghosttrick/

権利表記
©CAPCOM CO., LTD. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.

文/野本由起


関連記事

powered by weblio


もっと見る


ページトップへ

特集

PS Vita 3G通信の楽しみ方教えます

究極の選択!ビデオカメラ編

G-デジモノ 3月号

ミラーレス一眼特集 2月号

IE9特集 2月号

ブログニュース

RSS

レコーダー

レコーダー2月9日更新


パソコン

パソコン2月8日更新


ホビー