
『ライオットアクト2』
●ハード:Xbox 360
●発売日:発売中(7月8日発売)
●価格:7140円
●ジャンル:アルティメット アクション
●メーカー:マイクロソフト
【概要】
街の治安を回復させるためなら
一切の手加減は無用
エージェンシー(国際警察機構)が生み出した強力な改造人間“エージェント”。彼らの活躍により、腐敗しきった犯罪都市パシフィックシティは平穏を取り戻した──はずだった。
前作の物語から10年後、パシフィックシティは史上最悪の危機に瀕していた。ウイルスの流出事故によって発生した突然変異体“フリーク”や、反エージェンシー活動の旗手である女性、カタリーナ・ソーンが率いる組織“セル”の蠢動によって、あの美しかった街の姿は今や見る影もない。
この状況を打開し、かつての街の姿を取り戻すことができるのは誰か? そう、それはあなたが操るエージェンドだけなのである。
……とまあ、お話的には大体こんな感じなのだが、正直そこはあまり気にしなくてもOK。ストーリーを追っていくことよりも、広大な舞台でキャラクターを自由にアクションさせる気持ち良さや、成長させていく達成感こそが『ライオットアクト2』の魅力の本質だ。さて、それでは今回「ONLINE デジモノステーション」では2回に渡って本作のプレイ感をお伝えしていこう。


↑かつては悪党たちに牛耳られてはいたものの、陽光あふれる街だったパシフィックシティ。しかし今では昼間でもどこか薄暗く、都市としての機能が崩壊する寸前まで追いつめられている。
【アクション&プレイフィール】
撃つ! 轢く! 吹き飛ばす!
最強最悪のエージェンドがやって来た!!
筆者は実は「ライオットアクト」シリーズは初プレイ。しかし操作方法やボタン配置は一般的なFPS(一人称視点シューター)やTPS(三人称視点シューター)とほとんど変わらないので、ほとんど戸惑いを感じずに操作を把握することができた。またゲーム開始と同時にエージェンシー本部からの音声ナビが始まり、これに従ってプレイするうちに必要な情報はほぼ頭に入ってしまう。
余談だが、最近の海外ゲームは親切かつ細かい配慮が行き届いている作品が多い。海外ゲームに苦手意識がある方は、一度でいいので試しに触れてみてほしい。きっと至れり尽くせりなもてなしに驚かされるはずだ。
さて、このゲームの大きな目的は、フリークやセルが支配している拠点を攻め落としていくこと。各拠点はマップに表示されるので、手近なところから攻めていけば良い。拠点によっては強力な抵抗を受けることもあるので、エージェントのスキルを成長させていくことも大切だ。
ゲームのスタイルはTPS風アクションで、舞台もファンタジー世界ではないが、遊び心地はどことなくRPGっぽい。あくまで僕個人の感想ではあるが、全体マップを旅しつつ各地で見付けたダンジョンを攻略していく古い時代のRPGを思い出させるところがある。
スキルシステムはプレイヤーが行なった行為に応じてスキルが成長していくという、これまたRPGなどでもおなじみのもの。いくつか例をあげてみると……

・ジャンプや壁のよじ登りを駆使して高い場所にあるアジリティオーブを入手すると身体能力が向上し、どんどん行動できる範囲が広がっていく

・グレネードなどの爆発物で敵を倒し続けていると、爆発の威力と範囲が強化される

・車でレースに勝ったり、高速ドライブオーブを獲得したり、敵を轢き殺し続けると、扱える乗り物が増えていく
……といった具合。スキルを上げれば高いビルをラクラク登ったり、爆風で広い範囲を一気に吹っ飛ばしたり、強力な車を運転して大型車を次々にはね飛ばすなど、恐ろしく無茶なことができるようになる。自分が操作に慣れていくのと同時に、キャラクターの能力がどんどん強化されるので、その相乗効果で加速度的に強くなっていく感覚を味わえるのだ。


↑どんな行動を多くしたかによって、成長具合が変わっていく。どんなエージェンドに育っていくかは、プレイヤーそれぞれの遊び方次第だ。
【アクションホラー的なフレーバー】
タブーを犯す背徳感と
ブラックすぎる気持ち良さ
そして気に入った点がもう一つ。ゲーム全体に漂うアクションホラー映画的なブラックなノリである。ストーリー自体もそんな雰囲気だし、プレイできる内容に関してもそれは強く感じられる。
街は夜になると(ゲーム内に時間経過の概念がある)フリークだらけになるのだが、それらを車で轢きまくったり、重火器で薙ぎ倒していくという、かなり悪趣味な楽しみ方が可能。
なまじ昼間は通行人を避けるのに気を使っているものだから、フリークどもを遠慮なくはね飛ばせる夜のドライブはかなり気持ち良い。しかもそうすることで運転のスキルもガンガン成長していくのだから一石二鳥。次第に夜が来るのが待ち遠しくなり、朝になるとつい舌打ちしてしまう。そんな自分の一面が少しだけ恐ろしい。
また、普段は市民に被害が出るとエージェンシーの本部の人にグチグチ怒られるのだが、ルーフトップレース(公道レースのようなミッション)の時ばかりは別。昼間にこのレースを行なうと市民が大勢歩いている道路を突っ走らざるをえないため、路上は大変なことになってしまう。しかしレース終了後は本部の人も「すさまじい光景だな!」などと妙にハイテンションな様子……!?
あ、もちろん、現実世界では安全運転第一です!

↑とは言え、グラフィックはCGアニメ的なトゥーンシェード処理が施されており、見た目はそれほどグロくないのでご安心を。
【まとめ】
知識として知っていても
遊べば想像以上に楽しい!
実は数年ほど前から「かなり面白いらしい」という話を聞いて興味を持っていたものの、プレイする時間を取れていなかった「ライオットアクト」。結局僕は『2』で初めてシリーズに触れたわけだが、確かに周囲のゲーマーにも教えたくなる強烈な魅力がある。
プレイ前から知識として「キャラクターのスキルが成長するに伴って行動の自由度が広がり、それが連鎖するゲーム」であることは知っていた。知ってはいたのだが、実際にプレイしてみると想像以上にそれがしっかり楽しめることに驚かされた。ゲームプレイ→スキル成長→行動範囲拡大→さらにプレイ→さらにスキル成長……このループの中毒性は恐ろしく強力で、僕もすっかりやられてしまった。『2』といっても前作をプレイしている必要もなく、おそらく前作をプレイした方よりも本作から入った人のほうがより新鮮に楽しめるはず。
またもやRPGに例えてしまうが、弱めの敵で経験値を貯めてじっくり進むのではなく、強力な敵をどんどん倒して急成長し、テンポ良く新しいダンジョンに挑戦していくようなプレイ感である。
本来レビューでこんなことを書いてしまうのは反則なのだが、このゲームの楽しさは文字で伝えられても理解しにくいと思う。ぜひ実際にプレイして実感していただきたい性質のものなのだ。そして、そうするだけの価値があることはこの僕が保証する。いや僕に保証されても困るかもしれないが……。
『ライオットアクト2』

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公式サイト
http://www.riotact2.jp/
権利表記
Ruffian Games and the Ruffian Games Logo are trademarks of Ruffian Games Ltd.
©2010 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.
文/高橋祐介
ゲームレビュー
ゲームレビュー/ライオットアクト2【第1回】
2010年07月23日 12:46







