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ゲームレビュー/桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!【第1回】

2010年08月06日 12:43

『桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!』

『桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!』

●ハード:PSP
●発売日:発売中(7月15日発売)
●価格:5460円
●ジャンル:ボードゲーム
●メーカー:ハドソン

テレビCMはコチラ!!

【概要】
シリーズ初、タッグマッチモード搭載!
ひとりで、みんなで遊べる定番ボードゲーム


1988年のシリーズ誕生以来、世代を問わず愛されてきたすごろく型ボードゲーム「桃太郎電鉄」。

今さら説明するまでもない定番中の定番だが、念のためにまずは概要から……。

プレイヤーは鉄道会社の社長。
他社の社長とともにサイコロを振って日本全国を回りつつ、目的地を目指すことに。
途中、各地の物件を購入すると、資産が徐々に増えていく。
最終的に所持金+物件総額が一番多かった社長が優勝となる。

貧乏神がとりついたプレイヤーが借金地獄に陥ったり、突然全財産をスリにすられたり、カードを使って一発逆転を果たしたり、浮き沈みの激しい熱戦が最大の特長だ。

『PSP』初となる本作は、シリーズ初のタッグマッチモードを搭載した意欲作。
2vs2のチーム戦はもちろん、1vs3、1vs2の変則タッグマッチも楽しめる。

「ONLINE デジモノステーション」では、3週にわたり進化した「桃鉄」のプレイレポートをお届け。
タッグマッチが売りにもかかわらず、第一回はひとり用モードの「桃鉄3年決戦!」「いつもの桃鉄」をプレイしてみました。


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■ひとりで桃鉄「桃鉄3年決戦!」
約1時間でサクッと遊べる3年決戦
短いからこそ浮き沈みも激しい!


まずは手始めに、ひとり用モードの「桃鉄3年決戦!」をプレイ。

こちらは、初心者でも遊びやすい短期決戦モード。
最初から1億円の資産を持っているため、コツコツお金を貯めなくても物件を購入できるのがうれしい。

さらに、2つのサイコロを同時に振れる「急行周遊カード」、行き先不明の飛行機で移動する「ぶっとびカード」も所持しているため、最初からガンガン飛ばしていける。
期間が短い分、一気に勝負をかけられるのだ。

実際にプレイしてみると、思いのほかサクサク進む。

普段ならもったいなくてカードは取っておく派の私(RPGでもMPを惜しんで魔法はめったに使わない派のケチゲーマー)だが、期間が短いとそうも言っていられない。
「出し惜しみしてたら3年たっちゃうよ!」とどんどんカードを使うので、順位の入れ替わりが激しいし、この豪快さが気持ちいい。

物件が買えるコマに止まれば、資金が尽きるまでまとめ買い。
「おう、買うたる買うたるー」と札びらを切るので、大人物になった気分が味わえる。

1プレイには1時間弱かかったはずだが、体感時間としてはあっという間。
手持ちのカードは全部使い切る強気のプレイが功を奏したのか、見事ぶっちぎり優勝を果たしたのでありました。

負けても「もう1回!」と続けてプレイできる仕様も、心憎い限り。
もちろん複数人数でも遊べるので、初心者を誘って試しに対戦、という楽しみ方もできるようになっている。
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▲プレイしてみると3年なんてあっという間。普段は弱気なプレイスタイルの人も、このモードなら「攻める楽しさ」を味わえる。

■ひとりで桃鉄「いつもの桃鉄」
最長100年プレイも可能
とりあえず10年ほど体験してみました


続いて、ひとり用の「いつもの桃鉄」に挑戦。

プレイ期間は自由に設定できるが、あえて最長の100年に設定してみた。
今回は10数年分プレイしたが、次回は最後までクリアしますよ。

目的地を決め、最初に到着した人には援助金がもらえたり、ゴールにいちばん遠かった人には貧乏神がとりついたりする基本ルールは「3年決戦」と同じ。

ただし、こちらのモードは所持金1000万円からスタートとなる。
物件を購入するには、まず地道に資金を貯めることから始めなければならない。

そのため「3年決戦」に比べるとスローなスタートだが、序盤から「マイナス駅」に止まって借金背負っちゃったり、購入した物件を借金の代わりに取り上げられちゃったり、社長人生はマイナス方向にドラマチック。

私も、せっかく貯めた資金をスリの銀次に全額すられて涙目ですよ……。

ここからの巻き返しには、やはりカードが有効。
しかもカードのバリエーションは全150種類。
手に入れればやっぱり効果を試したくなるし、持てるカードは急行系5枚、便利系8枚と制限があるので使わず捨てるのは損。
思い通りの結果が生まれないこともあるが、それが対戦にドラマを生むのだ。
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▲プレイを有利に(時々不利に)運ぶカードは、ガンガン使いまくるのが吉。物件も迷わず購入して資産を築いていこう。

3年が経過した頃から、プレイヤー間に大きな格差が生じてくる。

この浮き沈みの激しさこそ、「桃鉄」の醍醐味。
さっきまで1位を独走していたはずが、立て続けにマイナス駅に止まり、名産怪獣に襲われて巨額の借金を負わされる……なんてこともしばしば。
キングボンビーにとりつかれようものなら、瞬く間に億単位の借金地獄に突入。
逆に「今、ツキが回ってきてる!」と確率変動入っちゃう社長もいたりする。
ちょっとしたことで足を踏み外したり、運をモノにして大成功を収めたり、まさに人生の縮図。
深いですよ、コレ。

私は、弱めのCOMキャラ「まめ鬼社長」と「赤鬼社長」を相手に戦っていたため絶好調。
連続で目的地に1位でゴールした上、到着時の褒賞金が2倍になる「虎につばさカード」を持っていたため、資金もザックザク。
リアル生活では「金ならあるんで」を口癖に高齢独身女の財力をひけらかす私だが、まさかゲームの中でも「金あるんで」状態になれるとは……。
確実に、風が私に吹いてるのを感じましたね。
というわけで、「いつもの桃鉄」序盤は1位独走状態で終了。
100年プレイを終え、最終的にどんな結末を迎えたかは次回をお楽しみに。
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▲貧乏神や各種ボンビーに翻弄され、自滅していくCPU社長たち。対人対戦だったら、わいわい言いながら盛り上がれるはず。

■まとめ
携帯機だからどこでも「桃鉄」
ひとりだって十分楽しい!


今回の「桃鉄」は、初のPSPタイトル。
ボードゲームと携帯機は意外と相性が良く、特に「いつもの桃鉄」100年プレイでは外出先や空き時間にちょこちょこ遊ぶのにぴったり。
スリープモードにしておいて、ふと思いたった時に続きをプレイできるのがありがたい。
今回はひとりでプレイしたが、1台の『PSP』をまわしてみんなで遊ぶのも楽しそうだ。

また、20年以上の歴史を誇る作品だけあって、ゲームの根幹がしっかりしているのも大きな特長。

荒海を小船で航海しているようなアップダウンの激しい社長人生が味わえるのも、綿密なバランス調整のたまもの。

チーム対抗戦などの新要素が盛り込まれただけでなく、カードバリエーションの増加、適度なイベント発生など長時間プレイしても飽きさせないつくりになっている点に感服した。

だって、普通は30時間(100年プレイは約30時間要します)もボードゲームやったら飽きるでしょ。
それを、夢中でプレイさせてしまうのはさすがの力技だ。
うんち、オナラなど無邪気な下ネタも多いため子供向けだと思われがちだが、大人でも十分楽しめる。

特に、小中学生時代にプレイしたまま「桃鉄」から遠ざかっていた人は、昔を懐かしみながらぜひプレイを。
地理の勉強にもなるし、その土地の産業や特産品もわかるので、親子で学びながらプレイするのもおすすめ。
夏休みにもどこにも行く予定がない私ですが、「桃鉄」で全国を走り回ってるだけで満足しちゃいましたよ……。

さて、次回は100年プレイ後編レポートをお届け。
全国ぐるぐる回っちゃいますよー。

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公式サイトURL
http://momotetsu.com/momo_psp/

権利表記
©HUDSON SOFT

文/野本由起


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