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ヤマハ、会話の漏洩・侵害を防止する「スピーチプライバシー・ソリューション技術」を開発

2010年01月27日 18:43

ヤマハは、公共の場所などでの会話の個人情報保護や侵害防止を実現する、独自の「スピーチプライバシー・ソリューション技術」を開発した。
 今回の「スピーチプライバシー・ソリューション技術」を実現するにあたって、独自の研究・開発により、人の声から合成したオリジナル音「撹乱音」を開発。人の会話情報でマスキングするという「情報マスキング技術」を利用したもので、「撹乱音」と環境音を組み合わせることにより、人に優しい新しいマスキング音を考案し、その音を使用したアプリケーションによって、異なる『スピーチプライバシー・ソリューション技術』を実現した。
これにより、これまで主に使用されている擬似空調音によるマスキング音にありがちな不快な音ではないうえ、はるかに少ない音圧(音量)でマスキング効果が得られようになった。
独自のマスキング音を使用した同社の『スピーチプライバシー・ソリューション技術』には、現在2つのシステムが存在。一つは、ロビーなどのオープンな空間を対象として開発されたもので、特殊スピーカーを組み入れた音響システムを使用して新開発のマスキング音を再生することで、会話情報の漏洩・侵害を防ぐ「ルームマスキングシステム」だ。これはロビーに隣接した会議室・病院の診察室やカウンター内で行われている会話の内容を、部屋の外の周辺にいる人々に対し聞き取りにくくし、“何かが話されているが、その内容は聞き取れない”といったレベルにするもの。

 また、もう一つのシステムは、ロビー内の打ち合せスペースを想定した「パーティションマスキングシステム」。遮音性能のある衝立を組み合わせ、その上部に設置したスピーカーから今回開発したマスキング音を再生し、会話スペースから数メートル程度離れた場所では会話の内容を理解できなくするシステムだ。このシステムでは、声の大きさによって会話の侵害・漏洩の程度を話者が把握し、話者に注意を促すことを目的とした「プライバシー・メーター」もあわせて開発した。マスキングの効果が発揮できる上限音圧を超えると、赤のLEDが点灯して話者に注意を促す。また、人が衝立内にいない場合は、「撹乱音」を再生しないなど、センサーが感知した状況・情報に応じた使用が可能だ。

今後、同社ではシステムの製品化を目指すとともに、医療機関や金融機関といったオープンなスペースでも利用可能な「漏洩防止」を実現する対話型のシステム開発も進めていく。


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