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携帯電話レビュー/NTTドコモ(シャープ製)『SH-07B』

2010年06月23日 15:14

NTTドコモ(シャープ製)『SH-07B』
シャープ製『SH-07B』は、携帯電話随一のカメラ機能を誇る「AQUOS SHOT」シリーズ最新モデル。その最大の特長は、有効1220万画素CCDの高画質カメラに追加されたフルハイビジョン動画撮影機能だ。1920×1080ドットのきめ細やかで美しい映像を、AQUOSテレビなどの大画面で鑑賞したり、PCで編集するなどの楽しみ方を提案。動画撮影向けに「チェイスフォーカス」や「シーン自動認識」機能なども搭載しており、失敗しがちなシーンをサポートする。
基本性能もバージョンアップされ、IPX5/7相当の防水性能と、IP5X相当の防塵性能を新たに採用。キッチンなどの水回りや野外でも、安心して端末を利用できる点も大きな魅力だ。また、インターフェイスも使いやすく改良された。待ち受け画面に機能のショートカットを自由に配置できる 「待受アクセサリ」や、「メール参照返信」などに対応する。 PRIMEシリーズに相応しい高機能と、万人に配慮した操作性を兼ね備えた魅力的な一台だ。

【基本機能】
●高機能と使いやすさ、デザイン性を兼ね備えた逸品

IPX5/7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能が追加され、携帯電話としての訴求力を一層高めた本機。「待受アクセサリ」を始め、ユーザーインターフェイスも大幅に改良された。もちろん、3.4型タッチパネルディスプレイや、年齢や性別を問わず身に付けやすい高品位なデザインなど、従来からの美点も受け継がれている。

見かけによらず、水とホコリに強いタフボディ
004
▲防水・防塵仕様のおかげで、キッチンや野外でも安心して利用できる。高機能化しながら、先代機『SH-01B』に比べさほど大型化していない点もうれしい。

カスタマイズ自在な「待受アクセサリ」が便利
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▲機能のショートカットを待ち受け画面上に配置できる、新しいインターフェイス「待受アクセサリ」。スケジュールや歩数計、電卓、手書きメモなどさまざまな機能を、待ち受け画面をタッチするだけで瞬時に呼び出せる。待ち受けは3画面用意され、左右にスクロールして切り替える仕組み。アクセサリは長押しで移動できるので、自分好みにレイアウトしてみよう。

【フルHD動画】
●携帯電話でフルハイビジョンを撮る、AQUOSで観る

1920×1080ドットという、ムービーカメラに迫る高解像度動画撮影機能の搭載は携帯電話として画期的(現在、本機と富士通製『F-06B』のみ対応)。頻繁にムービーカメラを利用する人も、これまで携帯電話の動画機能に物足りなさを感じていた人にも、一見の価値ありだ。

006
▲本来静止画撮影にのみ対応していた「シーン自動認識」や「チェイスフォーカス」「手ぶれ補正」などの撮影機能が、フルハイビジョン動画向けにも用意された。これらの機能を利用すれば、始めてでも失敗なく動画を撮影できるだろう。また、動画撮影用のアウトマイクも新たに搭載され、(従来は通話の送話口と兼用)被写体の音声をはっきりと録音してくれる。

大画面テレビの鑑賞にも堪えうる高解像度
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▲HDMI端子を搭載したテレビと接続し、端末内のフルHD動画や写真を大画面で楽しめる本機。やはり高解像度なフルハイビジョン動画は、大画面で鑑賞してこそ真価を発揮する。動画をPCに転送して保存したり、編集することも可能だ(USBケーブルが必要)。

他機器との連携もカンタン&快適
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▲同社製液晶テレビ「AQUOS」と接続すれば「AQUOSファミリンクII」が利用できる。これは、携帯電話内の動画データに加え、メニューやフルブラウザ、iモードをなどをテレビに表示し、リモコンで操作できるというもの。

【カメラ】
●AQUOS SHOTの名は伊達じゃない。本物指向のCCDカメラ

撮像素子に一般的なCMOSではなく、CCDセンサーを採用している点が「AQUOS SHOT」の強み。CCDは集光率が非常に高く、動く被写体にも強いので。ケータイカメラが苦手な暗所やスポーツシーンの撮影でも美しく撮れるのだ。撮影シーンに応じてカメラが自動的にモードを設定する「シーン自動認識」や、ISO感度12800相当の高感度撮影機能(マニュアル設定も可能)など、実用性の高い撮影機能も充実している。

1220万画素CCDカメラの実力に脱帽
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▲発色、描写能力ともに秀逸。細部まで緻密に再現され、立体感まで感じられる。同じ10万画素越えのケータイカメラと比べても、そのクオリティの高さは一目瞭然だ。35mmフイルム換算で28mm相当の広角レンズを搭載しているため、画角も広い。

●まとめ
ディスプレイ性能、高解像度なカメラ機能など、あらゆる機能で他メーカーを圧倒してきたNTTドコモのシャープ製端末。今回はフルハイビジョン動画撮影機能を世界初搭載するという快挙を成し遂げ、ユーザーからの支持をより強固なものとした。防水・防塵性能も搭載しているので、アウトドアでも水気やホコリを気にせず利用できるのも強みだ。

ユーザーからの意見を取り入れ、目立たない箇所にも改良を重ねている点も評価したい。【基本性能】で取り上げた「待受アクセサリ」以外にもインターフェイスは刷新されている。メール周辺ではメール送信中でも他機能を起動できる「バックグラウンド送信」に対応し、日本語入力システムを「ケータイShoin」から「iWnn」に変更。キー配列も他メーカーから乗り換えやすいよう統一されている。

携帯電話はハイスペックでないと気が済まないヘビーユーザーから、ハイエンドモデルは複雑で使いにくいと敬遠していた人にも、自信を持っておすすめできる一台だ。

【スペック】
約W52×H113×D17.1mm 重量:約149g 連続待受時間:約480時間 連続通話時間:約210分 メインディスプレイ:NewモバイルASV方式3.4型TFT(480×854ドット、約1678万色表示) カメラ:有効1210万画素CCD 記録メディア:microSDHCメモリカード(16GB) データ通信速度:上り最大 5.7Mbps~下り最大7.2Mbps 日本語入力ソフト:「iWnn」

コラム
●キー配列統一により、他メーカーからも乗り換えやすくなった

今期NTTドコモにおいて提唱された「わかりやすさ、使いやすさ向上」の取り組み。これはメーカー間で異なっていたキー配列やインターフェイスを統一し、乗り換え後もスムーズに使えることを目的としている。その影響を色濃く受けているのが本機『SH-07B』だ。

従来、ドコモのSH製端末はメインメニューの呼び出しに決定キーが割り当てられていたが、『SH-07B』ではそれが左上のソフトキーに変更になっている。それに伴い、iモードキーも左上から右下のキーに移動した。SHユーザーは戸惑うかもしれないが(筆者もSHユーザーだが、何度か利用するうちにすぐ馴染めた)、他メーカーから本機への乗り換えを検討しているユーザーには大きなメリットとなるだろう。

どこの数字キーを長押しすればどんな機能が呼び出せるか、キーに印字した試みや、直感的に利用できるメニュー構成なども高評価だ。これにより、これまで活用してこれなかった機能も気軽に利用できるようになる。高機能であることも大事だが、端末を気持ちよく使えるか否かは、このように一見地味な取り組みによるもの。その点、『SH-07B』は全てを満たしていると言える。

文/高橋久美  撮影/松浦文生


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