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デジモノ インプレッション ONLINE/NTTドコモ(ソニー・エリクソン製)『Xperia』

2010年04月16日 17:01

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NTTドコモが今春投入した、国内第2弾となるAndroidケータイ『Xperia』(ソニー・エリクソン製)は、大人気スマートフォンの中でもとりわけ本命と目されている製品だ。

その売りは1GHzプロセッサや4.0型ディスプレイ(480×854ドット表示対応)、8メガCMOSカメラなどといった際立つハイスペックと、ソニー・エリクソンならではの秀逸なインターフェイス&ソフトウエア。「Android OS」のシンプルで洗練された使い勝手や、各種Googleサービスとの華麗な連携機能などと併せ、これまでにないスマートフォン体験を生み出すことに成功している。

その中でも注目したいのが、ソニー・エリクソン独自の新機能「Timescape」と「Mediascape」だ。単純に分類すれば前者が通話やメールなどの履歴管理機能、後者がマルチメディアファイルの管理機能という位置付けになるのだが、それを同社ならではの美しいビジュアル&モーションで直観的に仕上げている。

本体内の各種データを有機的に結合する「Infinite(∞)」機能もユニークで面白い。撮ったままになってしまっていた写真や、最近聴いていなかった音楽などを思い出させてくれるほか、Webと連携させることで、新たな出会いを演出してくれたりもする。

iモードやiアプリ非対応など、一般的な携帯電話からの乗り換えには”壁”があるものの、より広大なインターネットサービスやオープンな「Androidマーケット」で提供される充実アプリ群など、引き換えに得られる”自由”は膨大だ。文字通り「スマート」なモバイルライフを実現してくれるだろう。

[基本操作]
●直観的でわかりやすい操作感、日本語入力も快適

独自の変更が認められている「Android OS」だが、基本的なインターフェイスについてはほぼオリジナルのまま。アイコンをタッチしたり、画面をフリックするなどといったタッチ操作で全ての機能を扱えるようになっている。

ただし、日本語入力については別。徹底的に手が入れられており、タッチ機トップクラスの快適さで入力できた。全体的な動作が高速な点も◎。

なめらかな動きのタッチインターフェイス
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▲デスクトップ(待受画面)は3画面構成。左右のフリックで移動する。デスクトップ上にはアプリやウィジェット、ショートカットなどを配置できる。また、画面下部から上に向かってフリックするとインストール済みアプリを収納したアイコントレイが引き出される。

「POBox Touch 1.0」搭載
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▲ソニー・エリクソン端末おなじみの賢い日本語入力エンジン「POBox」のスマートフォン版を搭載。テンキー入力に加えQWERTYキー入力にも対応するなど、さらに使いやすくなった。

QWERTYキー利用時、入力されるキーを予想して強調表示する「ハイライト」、さらにキーを大きくする「ダイナミック」などの補助機能も搭載されている。

[機能性]
●ソニー・エリクソンならではのオリジナル機能にも注目

表層部分はオリジナルを尊重しているが、ソニー・エリクソンらしい仕掛けも満載されている。その筆頭が「Timescape」と「Mediascape」だ。コミュニケーション&エンタテインメントを視覚的に管理できほか、両者共通機能として「Infinite(∞)」ボタンを用意。各種データをリンクさせて、より便利に活用できるようにしてくれる。

Xperiaだけの2つのscape
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▲デスクトップ中央に配置されている「最新履歴」をタッチすると「Timescape」が起動。『Xperia』で行なった操作が時系列にそって表示される。記録されるのは不在着信やメール送受信などのコミュニケーション履歴と、音楽/写真などのマルチメディアデータ再生/表示履歴。

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▲「Mediascape」は写真や音楽データを一元管理できるマルチメディア管理機能。メディア再生時に青い「∞」ボタンをタップすると、関連するデータが表示される(写真の場合は同日に撮影した写真や、同じ人が写っている写真、音楽の場合は同じアーティストの楽曲など)。検索結果に満足できない場合はWeb検索につなげることもできる。

連携ソフトはMedia Go
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▲PCとの連携にはソニー製品で多く採用されている「Media Go」を利用。音楽CDから楽曲データを作成し、CDジャケットを付けて転送するなどといったことができる。もちろん静止画や動画の転送にも対応している。

アプリのダウンロードにも対応
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▲『Xperia』に備わっていない機能、たとえばゲームなども、オンラインの「Androidマーケット」を使えば追加できる。有料/無料を問わず、全てのアプリが一元管理された便利なダウンロードサービスだ。

[カメラ]
●スマートフォン最高品質の“使える”カメラ機能

『Xperia』のカメラ機能は画素数が有効810万画素と圧倒的なことに加え、スマイル検出やシーン認識など機能性も抜群。撮影した静止画や動画をWebにアップする機能も備えている。これまでのスマートフォンはどれもカメラ機能の弱いものばかりだったが、これなら大満足。従来のケータイ並みの活用が可能だ。

有効810万画素のCMOSカメラ搭載
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▲単に画素数が高いだけでなく、画質についても水準以上だ。細部までクリアな高画質を実現している。フォーカス速度が高速なのもポイント。ピントを合わせたい部分にタッチするとそこに合焦するタッチフォーカスなどにも対応していた。

●まとめ

従来スマートフォンは、良くも悪くも海外文化にどっぷりで、日本人の重視する点、例えば(細かな漢字表示にもたえる)高精細ディスプレイや日本語入力、カメラ機能などを軽視したものが多かった。これは、現在最大のシェアを誇る「iPhone」とて例外ではない。スマートフォンへの移行には、前述した「壁」を乗り越えることのほか、国産ケータイならではの(世界的常識で言えば「過剰な」)ハイスペックを諦める必要があった。

しかし、『Xperia』はソニー・エリクソン製ということもあってか、その点に篤い。これぞまさに日本人のためのスマートフォンと言えるだろう。シンプルで洗練されたルックスも、質感にこだわる日本人の所有欲をくすぐるポイントだ。エリアの広さで定評のあるNTTドコモ向け製品であることも、実は大きな美点と言える。

これまでのスマートフォンに不満を感じてきた人でも、『Xperia』ならきっと満足できるはず。もちろん、これが初めてのスマートフォンという人にも安心しておすすめできる。

中でも特にターゲットとなるのが、インターネットを介したコミュニケーションに熱心な人。「Timescape」に各種コミュニケーションサービスを登録しておくことで、mixiやtwitterなどの最新情報を表示できるようになる(最短15分間隔での自動更新に対応)。通話やメールよりも、これらコミュニケーションサービスを熱心に使っている人にとっては、まさに“for me”な一台と言えるのではないだろうか。

【SPEC】
サイズ:W63×H119×D13.1mm 重量:139g 連続待受時間:300時間 連続通話時間:290分 ディスプレイ:4.0型TFT液晶(480×854ドット表示対応) カメラ有効810万画素CMOS OS:Android1.6 記録メディア:microSD/SDHCメモリカード(16GB) データ通信速度:上り最大7.2Mbps~下り最大2Mbps 日本語入力ソフト:POBox Torch 1.0

●コラム

Android 2.1へのアップデートは提供される?

本機購入時に気になるのがOSのバージョン。『Xperia』に搭載されているOSは「Android OS 1.6」なのだが、海外ではすでに「Android OS 2.1」を搭載した製品が流通している(国内でも4月下旬にソフトバンクの『HTC Desire』が発売)。『Xperia』は現在のままでも完成された製品ではあるが、これはあまり気持ちの良いことではない。

かつて同じNTTドコモの『HT-03A』が1.5から1.6にアップデートしたように、『Xperia』が1.6から2.1(もしくはそれ以降)にアップデートする可能性はあるのだろうか?

公式な発表はいっさいないが、著者の伝え聞いた範囲では、海外のイベントでソニー・エリクソンのスタッフが『X10a』(『Xperia』の元になったスマートフォン)のOSを夏以降に2.2(現時点では未発表)にアップデートする計画があると語ったそうだ。

これが本当であれば、『Xperia』のOSがアップデートされる可能性は高い。期待して待とう!!


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