ソフトバンク『HTC Desire』は、海外で数多くのスマートフォンを手がける台湾HTC製のAndroidケータイ。その最大の特長は、Android OSの最新バージョン2.1を採用していること。最新のソフトウエアを搭載したことで、従来Android1.6搭載ケータイと比べて格段の高機能・多機能化を果たしている。
中でもとりわけ注目しておきたいのがWebブラウザのFlash対応(Flash Lite 4準拠)。王者「iPhone」がFlash対応を見送る中、本格対応を果たした意味は非常に大きい。
その上で、もちろんハードウエアも高性能だ。1GHzプロセッサや3.7型の有機ELディスプレイ、500万画素CMOSカメラなど、スペック面でもハイレベルな仕上がりとなっている。ハイスペックな日本製ケータイからの乗り換え時にも不足を感じることはないだろう。
[基本性能]
●操作性・拡張性ともにスマートフォントップレベル
最新OSとHTC独自のUI「HTC Sense」による利用感は快適の一言。待望のマルチタッチ対応に加え、広大なホーム画面などが特に印象的だ。もちろんアプリによる機能追加もOK。専用マーケットも用意される。
情報量の多さで他のAndroidケータイを圧倒

▲デスクトップはホームポジションを中心に全7画面。フリックすることで切り替えられるほか、ホームポジションでのホームボタン押下 or ピンチイン操作で全デスクトップの縮小・一覧表示も行なえる。
Android Marketで機能拡張

▲Androidケータイ専用のアプリ配布サイト「Android Market」を利用可能。有料のものから無料のものまで、あらゆるカテゴリーのアプリが用意されている。経路検索やSNSビューワーなど、「iPhone」などで人気のアプリはそのAndroid版もしくは代替アプリがたいてい用意されている。
[インターネット]
●最新OS搭載ならではの優れたインターネット表示性能
インターネットとの連携を前提とする「Androidケータイ」だが、『Desire』はその中でも特に優れている。WebブラウザのFlash対応はもちろん、「Gmail」など、人気のGoogleサービスへの対応もワンランク上だ。
Flash対応の最新世代Webブラウザを搭載

▲従来スマートフォンでは表示できなかったFlashコンテンツを正確に再現。Flash10相当の表示性能を誇るFlash Lite 4.0に国内スマートフォンで唯一対応する。映画やドラマ、アニメなどに多い、Flashコンテンツが主流のWebサイトも難なくアクセス可能だ。そして、Android OS 2.0からの新機能であるマルチタッチに対応。2本指を開いたり、閉じたりといった操作で拡大縮小が行なえるようになった。
各種Googleサービスと連携

▲PCではなくネット上の各種Googleサービスを母艦とする「Androidケータイ」。定番「Gmail」や「Googleカレンダー」など、数々のサービスと同期できる。これらをフルに使いこなしている人にとっては最良のパートナーになってくれるはず。
[カメラ]
有効500万画素のCMOSカメラを搭載する本機。顔検出やタッチフォーカス、感度設定が可能など、機能面もそれなりに充実している。800万画素CMOS搭載の『Xperia』ほどではないが、快適に撮影できた。
色味は浅いが改造間は水準以上のカメラ画質

▲全体に色味が浅いが『Desire』のディスプレイはコントラスト比が極度に高いので、本機のディスプレイで楽しむのであれば、あまり不自然さは感じないはず。解像感は極めて高く、全体的にシャープな印象。フォトレタッチソフトなどで彩度を少し上げてあげるだけで、見違えるほどキレイに感じるはずだ。
●まとめ
現在入手できるスマートフォンの中では最も先進的な逸品。あらゆる面で「iPhone」陣営とガチンコで勝負できるだけの実力を備えている。特にWebブラウザのFlash対応は大きい。この点にこだわる人には一押し。
直接のライバルとなる『Xperia』(NTTドコモ/ソニー・エリクソン製)との比較でも、Flash対応で優位に。加えてマルチタッチ、マルチアカウント(Android OS 2.0からGmailアカウントを複数登録可能になった)対応など、機能面で大きな差をつけている。キャリアへのこだわりがないのならば、現時点では『Desire』のほうがおすすめだ。
その上で、機能拡張のキモとなる「Android Market」が「iPhone」の「App Store」と比べてまだまだ弱いという点について苦言を呈しておきたい。特に日本人開発者が少ないようで、「mixi」のような日本人しか使わないアプリの点で大きなリードを許してしまっている。今後の拡大・発展を強く期待したいところだ。
【SPEC】
サイズ:W60×H119×D11.9・ 重量:135g 連続待受時間:406時間 連続通話時間:390分 ディスプレイ:3.7型有機EL(480×800ドット表示対応) カメラ:有効500万画素CMOS OS:Android OS 2.1 with HTC Sense 記録メディア:microSD/SDHCメモリカード(最大16GBまで) データ通信速度:下り最大7.2Mbps、下り最大1.4Mbps 無線LAN:IEEE802.11b/g 日本語入力ソフト:iWnn
●コラム
新ライバル「GALAXY S」登場間近?
NTTドコモは、先日行なわれた夏モデル発表会で秋に投入予定の新型スマートフォン『GALAXY S』の今秋投入を予告した。『GALAXY S』はサムスンの手による高性能Androidケータイ。4型の高精細表示対応有機ELディスプレイや、1GHzプロセッサ、有効500万画素カメラなど、『Desire』同等以上の機能を搭載。もちろんOSは2.1だ。

いよいよ来月という噂の次世代「iPhone」登場や、『Xperia』のOSアップデート(こちらも今秋とのこと)も気になるところ。何にせよ、今後のスマートフォン市場も熱く盛り上がりそうだ!!
携帯電話レビュー
最新Androidケータイ! ソフトバンク『HTC Desire』
2010年05月19日 16:56







