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パソコンレビュー/パナソニックTOUGHBOOK『CF-31』

2010年09月02日 15:59

パナソニックTOUGHBOOK『CF-31』
TOUGHBOOK『CF-31』

●3年振りに筐体をリニューアル
 タフ設計と高性能を備えたパソコン、TOUGHBOOK(タフブック)が3年振りのリニューアルを行なった。2日に発表された『CF-31』は新筐体を採用。防水・防塵・耐衝撃性能が向上した一方、重量は800g軽くなった。
 馴染みのない方のために説明しておくと、TOUGHBOOKとは、現行PCではトップレベルの防塵・堅牢性を備えたパナソニックのフィールドモバイルPCだ。アウトドア利用に特化し、自動車の整備工場や工事現場などで使われている。米国ではパトカー車両に導入されている実績もある。

01
本体正面
02 02a
本体背面。側面にはカードスロットやバッテリーなど※上部はロックできるようになっている(写真右)

03
端子のフタは新構造で、密閉度をアップした
04
本体裏面のフタを開けたところ

 新モデルとなる『CF-31』では、従来より堅牢性が向上した。従来、防水・防塵耐性はIP54準拠※だったが、本モデルではIP64に準拠し、粉塵が入らず、全方向からのジェット水流も可能だ。また、耐落下性能も、従来の90cmから120cmへ向上している。
※International Protectionの略。防水・防塵の国際規格

 ならば試してみようということで、耐水性能実験・耐落下性能実験を行なってみた。防水実験では、『CF-31』のモニター、キーボード部分などに蛇口から15秒程度水をかけ続ける。また、耐落下実験では、100cm(公式の耐衝撃の性能は120cm)から落下させた。私は以前ノートPCに水をこぼして壊した経験があるため、内心非常に不安に思いながら水掛け実験を行なったが、結果として特にその後の使用に不具合は感じられなかった(なお、本機は水中での利用には対応していない)。



 
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●タフさと輝度の高さで屋外利用も安心

 さて、では改めて本機のスペックを確認しよう。CPUはインテルの標準電圧版Core i5-520M。13.1型の液晶を搭載し、OSはWindows 7 Professional 32ビット版、メモリ2GB、HDD160GB、駆動時間は約10時間。インターフェイスは有線LANがギガビットに、無線LANがIEEE 802.11a/b/g/nに対応する。Bluetoothは今回新たにVer.2.1+EDRに対応したほか、HDMI端子搭載やUSBポートの増設を行っている。

 今回、TOUGHBOOKを初めて試用したが、実際使ってみたポイントでまず挙げたいのが、液晶輝度について。本モデルの液晶輝度は、以前より100cd/m²上がった約1100cd/m²。一般的なPCの最大輝度は約300cd/m²程度で、屋外などの明るい所では文字が読めないほど見づらかったりするものだが、明るい場所でも暗い場所でも、適度に輝度が変更できるのはうれしい。夏のかんかん照りの屋外利用時でも特に苦もなく画面が視認でき、意外に便利なポイントだ。

05
輝度を低くした画面
06
輝度を高くした画面

 もちろん通常のネット閲覧や動画再生は問題なく視聴可能。もともとモバイルパソコンについては飲み物をこぼしたり机から落としたりしがちなので、Let’noteシリーズの堅牢性には助けられているが、TOUGHBOOKではむしろ雨の中でもそのまま持ち歩いたりしたい気分にすらなった。

 少し気になったのがタッチパッドの反応。試作機のためかもしれないが、実際に手で操作した感覚よりも、画面上のポインタの動きはわずかに反応が遅い感覚が残った。ただし、マウスの速さをWindows 7の「ポインタオプション」で変更すると、さほど気にならない。

07
アクセスランプはタッチパッドの下に配置

 日本では、量販店の店頭などには置かれていないが、例えばパソコンを扱っているネットショップなどから個人ユーザーでも購入できる。ただし価格は高額で、今回発表された『CF-31』の小売希望価格は45万3180円。以前に発売されたモデルでも、基本的に20万円以上の値が付いている。

 重量3.72kgと一般利用には向かないかもしれないが、メカニックなデザイン面には特に心をくすぐられる。編集部に数日間置いていても、必ず「それ何?」と声を掛けられる人気振りだ。背面はざらざらに加工したシルバーで、本体側面と底面、キーボードはマットな黒。一見「変身しそうな」外観であり、ロボットアニメ好きのユーザーには喜ばれそうだ。


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