ゲームレビュー/ファークライ3(前編)

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●ハード:PlayStation 3、Xbox 360
●発売日:発売中(3月7日発売)
●価格:各7700円
●ジャンル:ファースト・パーソン・アドベンチャー
●プレイ人数:1人~14人
●メーカー:ユービーアイソフト

■概要
南洋に浮かぶ絶海の孤島で
アメリカ人青年たちを待つ運命とは

「次回は『ファークライ3』のレビューをお願いします!」
通常、発売直後の傑作や話題作を扱うことが多い本レビュー。だが今回の打ち合わせで担当編集の吉田が挙げたタイトルは、高い評価を受けた作品とは言え発売から2カ月が経過したゲームであり、少し意外であった。しかし、実際にプレイしてみると、これが伝え聞いていた評判を上回る完成度の高い作品なのである。これなら少しくらいタイミングがずれようがレビューを掲載すべきだと、大いに納得させられてしまう。
でも取り上げるのが遅いぞ吉田!

ゲームの舞台はインド洋と太平洋の境界に浮かぶ絶海の孤島・ルークアイランド。地図にさえ載らないこの島でバカンスを楽しんでいた主人公ジェイソンとその兄弟、そして友人たちは、周囲の海域を牛耳る海賊に捕えられてしまう。
海賊のリーダー格であるバースはまだ若いながらも、人身売買、麻薬取引、殺人など、悪事ならなんでもござれの大悪党。苦労知らずで育ったアメリカ人の青二才にはひとかけらの同情も感じない、そんなタイプの人間だ。

親が身代金を払ったところで、自分たちの安全は保証されない。そう危惧したジェイソンとその兄グラントは、見張りのスキを突いて脱出するのだが、すぐにバースたちに捕まってしまう。
しかし、バースはなぜかジェイソンだけを解放するのだ。彼を取るに足らない存在とあなどっているゆえか、改めて彼を狩る楽しみを味わうためか、その真意は計り知れない──。