ゲームレビュー/モンスターハンター4(第1回)

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●ハード:ニンテンドー3DS
●発売日:発売中(9月14日発売)
●価格:5990円(パッケージ版/DL版)
●ジャンル:ハンティングアクション
●プレイ人数:1人(インターネットマルチプレイ最大4人)
●メーカー:カプコン

■概要
待望の最新作がついにリリース
筆者自身も待っていました!

大自然に息づく巨大モンスターたちを狩るアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズ。その最新作がついに発売された!
……と、もはや通り一遍の説明は不要なゲームかもしれないが、冒頭なので念のため(笑)。

2009年の『モンスターハンター3(トライ)』以来、4年ぶりのナンバリングタイトルとなる『モンスターハンター4』(以下『MH4』)。熱心なゲームファンのみならず、広い層から注目を集めるビッグタイトルだけあって、発売初週で早くも200万本を出荷したとのこと。今作も多数の人に遊ばれ、社会現象を巻き起こしそうな気配だ。また、今回はオンラインでの協力プレイを無料で楽しめるのだが、これも盛り上がりの一因かもしれない。

これだけ世の中に出回っているゲームなので、「もう狩りまくっているよ!」という読者の方も多いかもしれないが、まだ様子を見ている方や、『ニンテンドー3DS』でのプレイ感が気になる方のため、これから3回にわたって本作の魅力やプレイ感をお伝えしていこう。

mh4

■ファーストインプレッション
より色彩豊かで鮮烈な世界を
快適な操作で堪能する

プレイしてまず目を見張るのが、よりリッチになった自然の表現。鮮やかな色彩もさることながら、『ニンテンドー3DS』の立体視をいかした、風に吹き上げられる草、差し込む日光、水の流れ、モンスターの体のテカりなどの表現が実に鮮烈。3D映像は物体が立体的に見えるだけではなく、現実世界と同じように光の反射や影の位置などを左右の目で少しずつ違う見え方にできる(結果、リアルに見える)という特性がある。

本作は、2D映像でプレイするのは明らかにもったいない。

立体視はすぐ疲れてしまうという方も、3Dボリュームをほんのちょっとだけ上げて、立体感が弱い状態から少しずつ慣れていってみてほしい。また、手を机の上などに置いてあまり動かないようにすると、立体に見える状態を保ちやすい。ベッドなどでうつ伏せになって遊ぶのも1つの手だ。

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▲画像を3Dでお見せできないが残念! 3D映像にすると空気感や光や影の感じがより強く出て、いきいきとした世界が目の前に広がる。

また、フィールドのデザインにも様々な工夫がこらされている。なだらかに続く斜面、地面と樹上の二重床、よじのぼって自由に移動できる壁など、高低差のある地形のおかげで、フィールドがより遊びごたえのある、広々としたものに感じられるのだ。

ここで少し脱線させていただくが、熱帯魚などを飼う水槽の内部を広く見せるためのテクニックのひとつに、底に敷く砂利を手前側を低く、奥側を高くし、傾斜を作るというものがある。つまり傾斜によって水槽の床が本来より奥まで続いているように見せることで、遠近感を強調するわけだ。
今回の高低差のあるフィールドでも、おそらく似たような視覚効果が働いていると思われる。

初代『モンスターハンター』以来、ほぼ全てのシリーズをプレイしてきた筆者。そんな筆者にとっても今回のフィールドは初代に匹敵するほど新鮮かつダイナミックに感じられ、なぜそうなのか自分でも不思議に思っていたほど。だが別に気のせいなどではなく、実際にそう見える仕掛けが施されていたわけだ。

そして、『モンスターハンター3(トライ)G』(『MH3G』)をプレイしていない方には気になる操作感だが、メリハリのある力強いアクションを使いこなしていく感覚は健在だ。武器の各アクションの有効な範囲やスピードを把握し、モンスターの動きに合わせて使い分けていく、あの感じである。

ただ、シリーズには慣れていても、『ニンテンドー3DS』で遊ぶのは初めてという方は、操作に慣れるのに少しだけ時間がかかるかもしれない。やはり何百時間と遊んだ環境のほうがしっくりくるのは当たり前で、かく言う筆者も『MH3G』の時に新しい操作をモノにするまで数日はかかった。
(ちなみに、PS2の『モンスターハンター2(ドス)』までの操作から、PSPの『モンスターハンターポータブル』以降の操作に切り替える時も同じように苦労したものである)

しかし便利になったポイントも。まずは本体Lボタンでカメラが大型モンスターに向き直る「ターゲットカメラ」。モンスターが視界の外に出てしまったときに、ターゲット状態ならLボタンを押すだけで視界に入れることができる。
下画面へのタッチでアイテムを使えるのも便利な点。閃光玉の使用や、落とし穴の設置などよりスムーズに行ないやすくなっている。

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▲アイテムの調合もタッチ操作で可能。弾を調合しながら撃つなど、高度な立ち回りも行ないやすくなった。タッチパネルを自分好みにカスタマイズするお楽しみもあり。

慣れこそ必要だが、全体的として見ればより便利に、快適に遊べる操作系になっているので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてほしい。

■新武器
新たに追加された武器は
使い心地が新鮮かつ威力も大!

『MH4』では新たにチャージアックス、操虫棍の2種類の武器が登場した。
まだ数日ほど触ってみた程度だが、ここで2つの新武器の使用感をお伝えしておこう。

・チャージアックス

剣と盾の片手剣に似たモードと、その2つを合体させて大きな斧として使うモードの2つを持つ武器。武器には、大型モンスターを気絶させやすいもの(榴弾ビン)と、強力な属性攻撃ができるもの(属性ビン)の2種類があり、武器毎に決まっている。

実際に使ってみると、剣と盾で剣撃エネルギーをコツコツため、スキを見てチャージを行ない、そのエネルギーを斧モードで解放するというメリハリの付いた立ち回りが気持ちいい。チャージを行ない次第、斧状態にしてブン回したくなるが、スキも大きいのであまり無茶もできないのがジレンマではある。
とは言え、本シリーズに慣れている人ならすぐに実戦投入できるであろう、扱い方の簡単さもポイントだ。

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▲剣モードではすばやい移動ができ、ガードも可能。また、攻撃しながら剣&盾から斧へモードチェンジもできる。大剣やランスなど、移動の遅くなる武器が苦手な人も、チャージアックスなら使いこなせるはず。

・操虫棍

長い棍と猟虫を組合わせた武器。猟虫をモンスターに放ってエキスを集め、攻撃力アップや移動速度アップなど、自分を強化することができる。また吸収したエキスの組み合わせによって、さらなるパワーアップも可能だ。
こちらは若干、玄人好みの武器という印象。最初のうちは狙った場所に虫を当てるのにコツがいり、思いのままにエキスを吸収するにはそれなりに練習が必要そう。だが、うまくエキスを吸収できるとめっぽう強く、まだ十分に慣れていない状態でも容易に大型モンスターを仕留められるほど。完全に使いこなせば恐ろしく強力な武器になるはずだ。

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▲棍を使って好きな場所で前方に跳躍してジャンプ攻撃を狙いやすいので、モンスターの背に乗ったり、跳躍中に印弾を発射して後方に移動したりテクニカルなアクションができたりするのも操虫棍の特長。地形に囚われず立体的に動くことができる。

■まとめ
いつもの楽しさはそのままだが
マンネリ感はほぼゼロ!

今回のインプレッションは発売直後の”速報”的なものだが、次週以降はより遊びこんだ状態での面白さをお伝えしていく予定。ちょっとレトロな冒険ストーリー的な雰囲気のあるシングルプレイや、他のプレイヤーとの協力や交流が楽しいマルチプレイなど、『MH4』ならではの魅力はまだまだ盛り沢山だ。

ちなみに、シリーズの魅力をしっかり保っていながら、これほど新鮮な気持ちで遊べる続編はそうそう出てこないもの。筆者自身も本作を大いに楽しみつつ、次回以降の記事をまとめていくつもりだ!

『モンスターハンター4』公式サイト
http://www1.capcom.co.jp/monsterhunter/4/

©CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED.
※『ニンテンドー3DS』の3D映像は本体でしかご覧いただけません。画面写真は2D表示のものです。

文/高橋祐介