大豆粉、きな粉で「糖質オフ」パンが焼ける最新モデル パナソニック ホームベーカリー SD-BMS106

イースト自動投入機能などの搭載により、初心者でも失敗なくパンが焼けると人気のパナソニックのホームベーカリー。この秋登場した新モデルは、従来モデルの基本性能を継承しつつ、高機能化を図っているのが大きな特長だ。中でも注目したいのが、パン作りに使える材料の多様化と、それにともなうメニュー数の増加であろう。
本機では新たにきな粉や大豆粉を使って糖質を約60%減らせる「ソイスコーンコース」や、油脂や乳製品を使わない「ごはんフランスパンコース」などの新メニューを搭載。これにより、ダイエットや健康維持を意識したヘルシーなパンが手軽に作れるようになった。

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◆基本機能
室温の変化やイースト投入のタイミングなどによって仕上がりに差が出やすいホームベーカリー。本機は初心者が陥りやすいミスを防ぐため各種自動機能を搭載しており、材料を入れたら後は待つだけでOK。機械任せで失敗なくおいしく焼き上げることができる。

◇具材、イースト、自動投入

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グルテンが十分に生成されてからイーストを自動投入する機能と具材を自動的にまんべんなく生地に混ぜ込む機能により、ムラなく焼き上がる。

◇タイマー予約機能

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焼き上がり時間を設定できる予約タイマーを搭載する。寝る前にセットしておけば、朝食で焼きたてのパンを味わうことができるのがうれしい。

◇室温に応じた製パンプログラム
室温と庫内温度を検知するセンサーを搭載しており、運転時に室温が変化すると自動的に庫内の温度を調整してくれるため、失敗なく焼き上がる。

◆新機能

◇糖質を約60%オフした「ソイスコーン」や「ごはんフランスパン」
などの新ヘルシーメニューを搭載

小麦粉の代わりにきな粉や大豆粉を使う「ソイスコーンコース」と、油脂や乳製品を使わず冷やごはんを使う「ごはんフランスパンコース」という新メニューを搭載している。きな粉や大豆粉は糖質が少なく食物繊維が豊富なため糖質制限ダイエットに最適。ごはんフランスパンは脂質をカットできるため美容や健康が気になる人にピッタリ。材料を工夫してアレンジしやすいのも魅力だ。

◇きな粉でも焼ける「ソイスコーンコース」
きな粉や大豆粉を使って約58分という短時間で焼き上がるメニュー。小麦粉を使う「クイックブレッドコース」で作ったスコーンに比べて、糖質は約60%オフ、食物繊維は約6倍となるため、とてもヘルシー。

◎大豆粉
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外はサクッと、中はふっくら焼き上がる。大豆の味がしっかりとあり、懐かしい感じ。

◎きな粉
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中はパウンドケーキのようなしっとりした食感で、ヘルシーなのに食べ応えがある。

◇油脂ゼロでもちもち「ごはんフランスパンコース」

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小麦粉と残りごはんで手軽に作れる。油脂や乳製品を使わないため脂質の量が気になる人に向く。皮はサクサク、中はふんわりしており食べやすい。食感は一般的なフランスパンよりもちもちして食べ応えがある。

◆独自機能
◇おいしく焼き上げ、失敗せず、使いやすい、オールマイティなホームベーカリー

レーズンやナッツを自動投入して具入りのパンを作れる機能や、具材の形を壊さず混ぜる機能などを装備しているため、アレンジが簡単で失敗も少ない。またスチームケースも搭載されているため、蒸しパンやあんパン、白パンなども手軽に作れる。このほか、もちやジャム、生チョコなどの多彩なメニューに対応。追い焼きや追い蒸しもできるので好みの仕上がりに調整するのも簡単だ。

◇スチーム機能
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パンケースに水を入れ、その上に生地を流し込んだスチームケースをセットするだけで、短時間で蒸しパンやプリンを作れる。手早くおやつを作りたい時にとても便利だ。

◇もち、うどん、パスタ、ピザが作れる
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材料を入れてメニューを選ぶだけで、もちやうどん・パスタの生地を作れる。途中でヨモギを混ぜて草もちを作ったり、野菜のペーストを混ぜて色付きパスタを作ったりもできる。

◇生チョコ、ジャム、コンポートが作れる
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材料を入れてセットし、できあがり後に冷やすだけでデザートが完成。自動でかき混ぜてくれるため、鍋を使って作る場合と異なり焦げ付きを気にしなくていいのが魅力的。

◇追い焼き、追い蒸し機能
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焼きや蒸しが足りないときは、2回まで追い焼き・追い蒸しができる。その際、時間は分単位できめ細かく設定できるので様子を見ながら調整することが可能。

◇使い倒しレビュー
パナソニックのホームベーカリーは、豊富な機能と使い勝手の良さで幅広い層から支持を受けている人気製品。特に具材やイーストの自動投入機能と、季節や室温に応じた製パン工程の自動制御は出色の出来で、初心者でも手順通りに材料をセットすれば、まず失敗なく、しっかり膨らんだおいしいパンを焼くことができる。
昨年秋に発売された前モデルでは、その優れた基本性能に加え、約54分で焼きあがるクイックブレッドコースを搭載して時短ニーズに対応してきたが、今回のモデルでは新たにヘルシーメニューを搭載して健康志向を強めており、製品としての魅力はさらに高まっている。
実際に新機能のヘルシーメニューで、きな粉と大豆粉を使ったソイスコーンを作ってみたが、手順自体は非常に簡単だった。材料をパンケースに入れてメニューを選んだら、あとは焼き上がるのを待つだけ。パンよりもずいぶん早く、1時間程度できれいな焼き色が付いたスコーンが完成するのだ。
試食したところ、火の通りや生地のきめ、硬さにムラがなく、しっとりとした食感で非常に食べやすかった。基本のレシピ通りだと少し大豆の味が強く感じられるが、それが苦手な場合は材料にチョコやバナナなどを混ぜてみるとより食べやすくなるのではと感じた。こういったアレンジのしやすさも本機の魅力のひとつなのだろう。
なお、今回はもう一つのヘルシーメニュー、ごはんフランスパンも作ってみたが、こちらも仕上がりは上々だった。油脂や乳製品を使わず冷やごはんを使っているため、一般的なフランスパンにはないもちっとした食感があり、ごはんの甘みも感じられる。何より、脂質の取り過ぎを気にせずにパンが食べられるのはありがたい。
運転中の音は一昔前の製品に比べればかなり改善されてきており、隣の部屋で使うなら就寝中でも気になることはあまりないはず。手入れも簡単で、パンケースや撹拌用のパン羽根はフッ素加工が施されているため、力を入れて磨かなくてもきれいに汚れを落とせる。
付属品やレシピが充実しているのもポイント。手間をかけずにおいしいパンやお菓子を作りたいという主婦はもちろん、健康が気になる単身者にもおすすめできる完成度の高い製品になっている。

◇安定した焼き上がりで、初めて作る人も迷わず失敗しない
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パン羽根で材料を混ぜ合わせながら適度な気泡を作り、適切な時間発酵させることで生地をしっかり膨らませるため焼き上がりがきれい。完成したパンから、パン羽根を取り外しやすいのも◎。

◇ドライイースト自動投入だから、初心者でも必ず膨らむ!
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イーストは水や塩に触れるとうまく発酵できないため、投入のタイミングが大切。本機の場合は、生地を練り込んでグルテンがしっかり生成されるタイミングで自動投入するため、発酵が足りなくて失敗する心配はない。

◆結論
育ち盛りの子供がいる家庭や単身者に

イースト自動投入や時短メニューなどの従来から評価の高い機能に加え、ヘルシーメニューを新搭載。作れるメニューが大きく広がった。家庭で手軽に大豆粉やきな粉を使ったスコーンや、油脂ゼロのフランスパンなどの健康に気を使ったパンを食べられるため、子供のいる家庭はもちろんだが、食事が偏りがちな単身者にもおすすめしたい。

【SPEC】
サイズ:W241×H345×D304mm 重量:6.2kg 斤数:1斤 メニュー数:32メニュー もちの容量:280~420g(約2~3合)

実勢価格:2万8200円

文/山口優 撮影/増原秀樹