自分の手がカメラと一体化したように写真が撮れる「レンズスタイルカメラ」がすごい!

プロカメラマン永山昌克が話題の合体デジカメ『サイバーショット DSC-QX100』を体験。あえて“合体”させない使い方に魅力を感じたと言う。

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撮影意欲を刺激する新しい道具は大好きなので、期待値120%で『QX100/QX10』を手に取った。丸い筒型の本体は、カメラではなく単なるレンズにしか見えないが、シャッターボタンもズームレバーもメモリスロットも三脚穴もちゃんとある。

『QX100』にはあのカールツァイスのロゴまである。そして、アタッチメントを使って「Xperia」に装着するまでの作業は、まるで合体ロボット玩具を組み立てるような感覚。NFCによる無線接続はすんなり完了し、いざ撮影だ。

超個性的な外観を別とすれば、撮影時の操作感は意外と普通だと感じた。カメラ専用機というよりはスマホのカメラを使っている感覚に近い。

操作用アプリ「PlayMemories」はシンプルでわかりやすいが、機能面に物足りなさが残る。ソニーは開発者向けにリモート操作のAPIを公開したので、純正以外のアプリが今後登場する可能性がある。さまざまなアプリから操作可能になれば、使い道はさらに広がるだろう。

実は私が最も感動したのは、スマホとは合体させず、「QX」単体で使った場合だ。あえて画面は見ずに、大まかな見当で構図を決め、ノーファインダーで撮影するのだ。

まるで自分の手がカメラと一体化したような身体感覚は、これまでのカメラやスマホを超える新鮮な撮影体験だった。

 

ソニー「サイバーショット DSC-QX100」(実勢価格=5万4980円)
ソニー「サイバーショット DSC-QX100」(実勢価格=5万4980円)