スマホや携帯の充電もOK。取り外し可能なバッテリー搭載パナソニック サイクロン式掃除機 MC-HS700G

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業界初「コード式」でも「コードレス式」でも使える、ハイブリッド電源タイプ

 業界初となるコードレス“でも”使えるキャニスター型のサイクロン掃除機。大きな部屋ではコンセントを挿した状態で使い、小さな部屋やコードの届かない場所などではコードレスで掃除ができる、50.4Vの強力な充電式バッテリーを搭載している。「LEDナビライト」、「ハウスダスト発見センサー」も搭載し、きめ細かなゴミもしっかりと掃除可能だ。
 内蔵の「ハイパワーリチウムイオン電池」は、強力な吸塵力と長時間駆動を両立。強モードで約15分、自動モードでは約20分間、動作できる。また、充電式バッテリーには一口のUSBポートを装備しており、スマートフォンなどへの給電にも対応する。

■基本機能
<吸引力がさらにアップ。強力パワーで排気もきれい>
サイクロン方式の強力な吸引力と、パワフル自走ノズルの搭載で、床に散らかったゴミもしっかりと吸引できた。ハウスダスト発見センサーとエコナビにより、ゴミの多い場所では強力に吸引可能だ。吸い込んだゴミを圧縮する「パワープレスサイクロン機能」も搭載している。

<細かなゴミを残さず除去する3つのポイント>
1・ハウスダスト発見センサー
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目に見えない約20μmのハウスダストまで発見できる「ハウスダスト発見センサー」搭載。ハウスダストを検知すると、ハンドルが赤く光って知らせる。。

2・パワープレスサイクロン
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独自の「パワープレスサイクロン」構造で、空の状態からゴミ捨てラインまで風量が持続するため、99%以上の吸引力が持続可能。

3・パワフル自走ノズル
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回転数をアップした新「高トルクモーター」を開発。コード式、コードレス式ともに、しっかりと吸引しながらも軽く走行できた。

■新機能

コードレス掃除機として使う以外に充電地としての蓄エネ利用も!

本機の何よりの特長が、新開発の「ハイパワーリチウムイオン電池」を搭載することだろう。コードレス式でも50.4Vの業界最高電圧を実現しており、電動工具用電池の持つ「パワー」と電動自転車用電池の持つ「持続力」を両立している。また、バッテリーにはUSB端子を搭載しており、スマートフォンなど電子機器の充電が可能なのも魅力だ。電池容量は約10万mWhで、同社製スマートフォン『P-03E』を充電しながら使った場合、約60時間の通話が可能である。

1・USBポートが付いたリチウムイオン充電池を搭載
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USBポートは一口。USBコードは付属しない。スマートフォンをたっぷりと充電できるため震災時の非常用電池としても活用できる。

2・掃除機から取り外し充電池のみの充電も可能
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本体からバッテリーを取り外して、直接充電器にセットすることも可能。本体を押し入れなどにしまう場合にも充電しておける仕組みだ。

3・掃除機本体に取り付けたまま充電が可能
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本体を収納しない場合は、専用の充電台の上に片輪をセットするだけで充電が可能。置く時も使う時も特に操作は不要でサッと動かせる。

■MC-HS700の独自性

1・LEDナビライトが本ノズルのほか、小ノズルにも搭載
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ノズルに付いているペダルを踏むだけで簡単に脱着が可能。いちいち屈むことなく、すばやく小ノズルに切り替えることができる。

2・電池が外せて、より軽量&小型化
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昨年秋に発売された『SS320SX』と比べて、奥行きで約6cm短く、質量は約200g軽くなった。バッテリーを外すとさらに約900g軽くなる。

3・ハウスダスト発見センサーで残さず吸塵するハイパワー
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センサーの搭載により、自動モードではゴミの多い場面だけで、ハイパワーで動作することが可能。効率良くゴミを収集することができる。

■使い倒しレビュー

 紙パック掃除機が当たり前だった時代に、サイクロン掃除機が現われて掃除機市場が大きく変わったように、今、新たなトレンドとして注目を集めているのがコードレス掃除機である。
 しかし、これまでのコードレス掃除機は小型のハンディタイプが中心で、吸引力も低いモデルが多く、あくまでサブの掃除機という存在だった。しかし、パナソニックの本機はその常識を覆し、キャニスター型の高い吸引力はそのままに、コードレスでも使える充電式のバッテリーを装備した全く新しい形の掃除機である。
 本体には独自開発の約50.4Vもの高電圧を実現した大容量バッテリーを搭載しているため、高い吸引力のままに約20分間、コードレスで掃除ができるのだ。
 リビングをコード付きで掃除した後、わずかに届かない高い場所や、キッチンなどの狭い隙間が多いスペースを続けて掃除する際、いちいち電源を探して挿し変えることもなく、コードレスのままで掃除を続けられるのは利便性が高いと感じた。
 残念ながらコードをつないでもバッテリーの充電はできず、充電のためには専用のスタンドに本体を置く必要がある。通常のコードレス掃除機ならば、その瞬間、掃除は終了になるであろう。しかし本機なら、取り外したバッテリーを充電しながら、本体をコードにつなぎ、掃除を継続することができるので無駄がない。
 実際に掃除してみたところ、自走ノズルによる動きの良さを感じた。 カーペットでは、目に詰まったゴミもしっかり掻き出して吸い込むことが出来ている。自動モードでは、サイクロン式ならではの吸引音は気にならず、おとなしめの運転音で動作しており、ハウスダストの多いエリアに達するとセンサーの働きで自動的にハイパワーに変わるため、念入りに掃除機をかけるべき場所がわかりやすいのだ。
 ダストボックスに集められたゴミは、適度にビンの下部に集められ、捨てやすく圧縮されているため、ワンタッチでゴミを取り出し、捨てることができた。ダストボックスの取り外し、取り付けも簡単で、とてもスムーズに行える。
 本機は吸引力とコードレスによる利便性という、掃除機において大切な2つの機能をしっかりと搭載したモデルと言えそうだ。

自走ノズルとLEDナビライトで無駄のない掃除が可能に

電源を入れると、「LEDナビライト」が床面を照らし、さらに「パワフル自動ノズル」が回転して勢いよく、床面に散らかっているゴミを吸い取りながら進み始める。見えにくい汚れもしっかりと照らして、ゴミを強力に吸い取ってくれる。
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ノズルが床から離れたら自動で電源OFFになるエコナビ

パナソニック家電共通のエコナビ機能を搭載しており、移動時にノズルを床面から離すと自動的に電源をオフするアイドリングストップ機能が搭載されている。ゴミの量に応じ吸引パワーを自動制御するので常に最適な吸引力で掃除が可能だ。
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■結論
汚れている場所をサッと掃除したいだけならスティックタイプのコードレス型で十分。しかし、長時間しっかりと掃除のできるキャニスタータイプの基本性能とコードレス型の利便性の両方を1台で兼ね備えた掃除機はほかにはない。さらにUSB給電機能なども備え、いざという時に安心できる。1台の保管場所で3役以上で使えるのが便利だ。

【SPEC】
サイズ:W286×H360×D342mm 重量(本体/バッテリー):4kg/0.9kg 電源方式:ハイブリッド方式 サイクロン構造:パワープレスサイクロン(遠心分離+空圧分離) 集じん容量:0.4リットル 運転音:コード式 57~約54dB/コードレス式 53dB ノズルタイプ:新「パワフル自走ノズル」 ふき掃除効果:フローリングの菌までふき掃除 センサー:ハウスダスト発見センサー コードレス時の運転時間:強ポジション:約15分、自動ポジション:約20分 バッテリー:リチウムイオン電池

実勢価格:10万1400円

文/コヤマタカヒロ 撮影/松川忍