クラウド音声検索ができるナビが熱い!

秋はカーナビも新製品が熱い季節。
今期もメーカー各社から新モデルが登場しています。
その新製品を見渡して、この秋の進化ポイントと言えるのがクラウドを使った音声検索機能です。

従来のカーナビにも目的地を音声で検索する機能は搭載されていましたが、この機能の新しいところは音声認識やスポットの検索をクラウド上で行なっている点です。
音声データをクラウドサーバー上で解析し、その内容に沿った目的地をクラウドの膨大なデータから探してくれるのです。
これによって、普通に会話するように発話しても、希望に合わせた目的地を検索できるようになっています。

この機能の注目度を高めたのは、何と言ってもGoogleとの連携をはたしたクラリオンの『NX713』でしょう。
今年5月にGoogleとの連携を発表して以来、登場を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?
ナビ本体とスマホをBluetoothで接続し、スマホの通信機能を使ってクラウドを活用した音声検索機能を提供しています。
音声認識にはGoogleの音声認識技術を、スポットの検索には「Google プレイス」の情報をそれぞれ使っています。
Googleの持つ膨大なデータを活用できるのが強みと言えます。
テスト機ですが、実際に使ってみた感触では、音声の認識率はさすがの一言。
ただ、「Google プレイス」の検索ロジックを使っているため、「近くのラーメン屋」と検索しても距離の近い店より、「Google プレイス」で人気の高い店が上位に表示されるような傾向がありました。

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クラリオン
NX713
実勢価格:11万8000円

もう1つ、クラウドを活用した音声検索を搭載しているのが、イクリプスの「AVN-Z」シリーズ。
こちらはナビとスマホをWi-Fiで接続し、スマホのテザリング機能を使ってクラウドと通信する方式です。
音声検索機能はスマホアプリのかたちで提供されます。
この機能がユニークなのは、アプリ上のキャラクターと対話形式で目的地を探せること。
「近くのレストランを探して」と話しかけると「~件見つかりました」というように答えてくれます。
それに対して「駐車場があるところ」などと対話形式で目的地を絞り込んでいけるところが実用的だと感じました。
探し出した目的地は「そこへ行く」などと発話すれば、ナビに転送され目的地に設定されます。

アプリは「CarafL(カラフル)」という名称で、イクリプスナビのユーザーでなくても無料でダウンロード可能となる予定。
目的地をナビに転送することはできませんが、音声検索は利用できるので気になる人は試してみるといいと思います。

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イクリプス
AVN-ZX03i
予想実勢価格:17万円前後
11月上旬発売予定

カロッツェリアは、クラウド音声検索の機能を今年春発売の「サイバーナビ」シリーズに導入していましたが、この秋発売の『アプリユニット SPH-DA99』には少し変わったかたちで対応させています。
それは「iPhone」のSiriを活用した「Siriアイズフリー機能」です。
「アプリユニット」は接続したスマホのアプリを画面に表示させ、ナビ機能を活用できるシステムですが、例えばナビアプリの起動中でもSiriに話しかけることで天気や株価などの情報を検索することができます。

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カロッツェリア
アプリユニット SPH-DA99
実勢価格:5万6500円

従来のカーナビは、クルマの中で完結する機能が多かったのですが、スマホを介してネットワークとつながることで、検索できる情報の幅や提供できる機能が一気に広がったのを感じます。
クラウド音声検索は、まさにその広がりを実感できる機能。
詳しくは現在発売中の『デジモノステーション 12月号』で紹介していますので、そちらの記事もご参照ください!