1000円で「iPhone」が“ハイレゾ対応”になる!? オンキヨーのプレイヤーアプリ「HF Player」を本当に楽しむために必要なこと

昨日発売されたばかりのデジモノステーション2014年1月号では
「ウォークマン」や据え置き系プレイヤーなどのオーディオ製品について、
「ハイレゾ」をキーワードにした特集を組んでいます。

いま業界的に最も話題を集めている「ハイレゾ」ですが、
まだ「どうやったら聴けるの?」という疑問も多いと思います。

今回は、そんなユーザーの方々に最良の入り口となる、
「1000円でハイレゾ音源を楽しめる」と
話題のアプリを見つけたので実際に手軽かを試してみました!

そもそも、iOS機器では今まで192kHz/24bitなどの
ハイレゾ音源の再生には対応していませんでした。

それを対応させたアプリというのが、
一カ月ほど前にオンキヨーからリリースされたiOSアプリ「HF Player」。
ダウンロード自体は無料で、無料版のままでもiTunesの楽曲再生や
プロミュージシャンによるイコライザープリセットなども楽しめます。

blog20131126_1
オンキヨー『HF Player』
iOSアプリ/無料

肝心のハイレゾ音源再生ですが、
「HD Player Pack」というオプションをアプリ内で課金購入(1000円)することで、
DSD、FLAC、WAV形式の高音質音源が再生可能になります。
現在、アナログ記録にきわめて近い記録が可能な
DSDファイルの再生に対応しているものはアプリはまだそこまで数はありません。
blog20131126_2

手順としては、まずはe-onkyo musicなどの高音質音源を購入。
PC内に音源ファイルをダウンロードしたら、
「iPhone」をPCとUSB接続してiTunesを開く。

blog20131126_3

「App」の項目から「HF Player」を選択して、
楽曲をドラッグ&ドロップするだけで転送は完了します。

これで実際に「iPhone」でハイレゾ音源を再生可能になりました。

早速一曲聴いてみました!
blog20131126_4

blog20131126_5

試聴音源はザ・クイーン・イズ・デッド。
ファイル形式はFLACで、96kHz/24bit音源です。

が……ん~~?
あまり96kHz/16bitの解像度には感じないぞ……。
気のせいかなと思いつつ、オンキヨーさんに問い合わせたところ
iPhone単体でのヘッドホン出力では、ダウンサンプリングされるとのこと。
「iPhone」自体にこれらのハイレゾ音源をそのままでデータ出力する
コンバータ(出力信号をデータ変換する機器)が搭載されていないことが理由です。

では、このアプリは思ったほどの手軽さはないのか!?
いえいえ、ここで重要なのはあくまで「iPhone」でハイレゾ音源を再生できるということ。

実は、昨今のiOS7へのアップデートで
『Lightning-USBカメラアダプタ』や『iPad Camera Connection Kit』などの
アップルの別売コネクタを使えば
音楽データをそのままデジタル出力ができるようになったことも関係しています。

blog20131126_6
アップル
iPad Camera Connection Kit
実勢価格:3080円

blog20131126_7
アップル
Lightning-USBカメラアダプタ
実勢価格:3080円

つまりUSB DACやDAC内蔵のヘッドホンアンプと
上記のコネクタでUSB接続することで、
「HF Player」に入れたハイレゾ音源をデータそのままの音質で楽しめるのです。

USB DACとは?、ヘッドホンアンプとはなんぞや?? という人に、
編集部おすすめモデルが以下。

■ヘッドホンアンプ

blog20131126_8
ソニー
PHA-2
実勢価格:5万4800円

ソニー初のヘッドホンアンプシリーズの第2弾。持ち運べるサイズ感と
DSD再生にまで対応した高性能を両立したモデルです。

■USB DAC

blog20131126_9
東和電子
Olasonic NANOCOMPO NANO-D1
実勢価格:6万4800円

据え置き型のUSB DACとしては最小クラスの890gボディが特長。
96kHz/24bitまでの音源は専用ソフト不要で再生できるシンプルな使い勝手が◎です。

今回「HF Player」を試してみて感じたことは、
まず段階的には、さすがに「HF Player」で
ソニーの『ウォークマン NW-ZX1』などのように
スタンドアローンでハイレゾ音源を楽しめるプレイヤー化することができたらうれしかった。
わがままだとは思いますが、素直にそう思いました。

だけど、そもそもiOS端末でハイレゾ音源を再生することが
iOS7になるまで出来なかったので、これが1000円で叶うだけでもかなりスゴイ!わけです。

ただ、ここまでこのブログを書いていてもわかったことですが、
USB DACやらヘッドホンアンプやらは何?? という疑問も出るでしょうし、
まだ少しハイレゾ音源を楽しむには敷居が高い感じがしますね。

今回ご紹介できなかった、USB DACと接続してみてどうだったかなども
今後試していき、本誌でもよりわかりやすく解説していきます!