ゲームレビュー/ゴッドイーター2(後編)

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人類の天敵・アラガミを討伐するドラマティックなアクション『ゴッドイーター2』。本作は1人でも十分に楽しめるが、ゲーム機を持ち寄れば最大4人での協力プレイも可能。今回はその協力プレイを試してみた!

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■多様なプレイを許容する協力プレイ
みんなで敵を攻撃するだけでなく
支援役に徹することだって可能

「共闘ゲー」などと総称されるゲームの最大の楽しみと言えば? やはりプレイヤー同士が協力して、1人ではなかなか勝てない強い敵に勝つこと。
もちろん『ゴッドイーター2』もゲーム機を持ち寄っての協力プレイが可能だ。友人などを誘って一緒に遊ぶゲームは、やはりいくつになっても楽しい。他のプレイヤーが参加することによる相乗効果やハプニングは、1人では絶対に味わえないもの。
そしてどんな遊びや趣味であれ、「誘われること」そのものもうれしいものだ。

しかしここで1つだけ注意が! 協力プレイで自分より上手くないプレイヤーの「腕の上達」を計ろうなどとは思わないように。それはほぼ確実に、遊びそのものを敬遠される理由になる。丁度いいと感じる難易度や、上達のスピードは人それぞれ。スパルタ厳禁!
その逆に、相手から質問された時は親切かつ「簡潔」(ここ大事!)に答えましょう。

さて、話が少し脱線してしまったが、『ゴッドイーター2』の協力プレイは、ストーリーの流れの中に組み込まれた状態で行なう。要するに、ストーリーの進行度が一番遅いプレイヤーに合わせてミッションを進めていく形になるのだ。
同程度の進行度のプレイヤー同士でプレイすれば、歯ごたえのある敵を討伐して盛り上がれるし、既にゲームをクリアした人がいれば、その人に引っ張ってもらって楽をできるのもうれしい。
筆者の場合は、あえて全員で同じ程度の武器を使い、じっくり敵を倒す(つまり自分の最強の武器はあえて使わない)プレイが好きだが、サクサク進めたい人にとっては迷惑になることもあるので、事前に確認してから行なうようにしている。

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▲「みんなで歯ごたえのある戦いを味わいたい」「シングルで苦戦してるので、楽に先に進めたい」など、協力プレイに参加する人の気持ちはそれぞれ。誰かにとって不本意な状態が続かないように気配りするのもホスト役の醍醐味だ。

また、銃形態で味方のバースト(能力アップ状態)を維持したり、状態異常弾を撃って敵を弱体化させるなど、支援役に徹しても戦いに貢献しやすいこともシリーズの魅力。強い敵に近付いて戦うのは辛いという方も、これなら比較的安全な場所から戦いに貢献できるだろう。

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▲弱い敵から得たバーストを皆に配ったり、手に入れた特殊弾で戦いを支援するのも遊び方の1つ。

ちなみに、キャラクターはプレイヤーが作ったキャラクターであっても、いろいろなセリフをしゃべるのが特長。敵を捕喰した時、ピンチに陥った時、ミッションを達成した時など、状況に合わせて頻繁にしゃべってくれる。
もちろん協力プレイ中もそういったセリフが飛び交うので、セリフがしっかりかみ合ったり、ちょっとズレたかけあいになったりするのも独特の面白さを生む。各人が思い思いに作ったはずのキャラクターにも関わらず、その人間関係がなんとなく想像されることもあったり。
本作はこういう部分でも”ドラマティックなアクション”なのだ。

■バレットエディットの深淵
強力な弾を作り出したり
“ネタ弾”で笑いを誘ったり

アクションはやり応えがあるものの、クリアが難しいか簡単かで言えば、そこまで難しくはない本作。後半の難しいミッションもしっかり作戦を立てたり、協力プレイで挑めばあっさりとクリアできるだろう。どちらかといえば、ゲームをカジュアルに楽しむ人のための作品であることは間違いない。

だが、バレットエディットの要素はなかなかに奥深い要素だ。
この要素は、弾が発射される条件や発射角度などを設定できる上級者向けのもので、「最初に撃った弾が敵に当たった場合、次の弾が○○する」といったとても細かい条件も設定可能。特定のアラガミに特に有効な弾を作ったり、自分だけが使いこなせる「最強の弾」を生み出すことが可能なのである。

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▲既存の弾だけでは飽きたらなくなってきたら、ぜひ挑戦してみたいバレットエディット。

戦闘スタイルや操作のクセの違いがあるため、どんなバレットが「強い」と感じるかは人それぞれ。誰かに強力なエディット例を教えてもらったとしても、実際に戦場で使ってみるまでは自分にあったバレットなのかはわからないのが面白い。そこから自分にあった弾にアレンジしていくのもお楽しみの1つだ。
なお、今作のエディットは銃形態の種類によってある程度方向性が変わってくる。前作に近いバレットエディットを行ないたい場合はブラストを、『GE2』ならではの弾を作るのなら他の銃形態を使うのが良いように感じた。

なかなか「これで納得!」というバレットは完成しないものだが、それだけに強力なバレットができたときはうれしいし、意表をつくネタバレットができた時は、協力プレイで披露してみるのも面白い。筆者はどちらかといえば、後者のパターンで楽しむほうがもっぱらだが。

■まとめ
ひょっとしたら
これが未来のゲーム環境?

という具合に、協力プレイを行なうことで作品独自の楽しさをさらに味わいやすくなる『ゴッドイーター2』。
『PS Vita』と『PSP』の間でも協力プレイができるだけでなく、『PS3』の「アドホックパーティー」を利用したインターネット経由での協力プレイも可能なので、知り合いとプレイするだけでなく、ゲーム機のフレンドや未知のプレイヤーと協力プレイを試してみてはいかがだろうか。

また、テレビの前でじっくりと遊びたいという人は、『PS Vita TV』でプレイするのも1つの手。協力プレイをする場合も、家に人を呼べば問題なくプレイできる。
……と、ここまで書いて気が付いたのだが、さまざまな機器が必要とはいえ、好きなゲームをあらゆる環境で、ハードが別でも誰かと一緒にプレイできる本作は、未来のゲームの姿を先取りしているのかもしれない。

ゴッドイーター2
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●ハード:PlayStation Vita/ PlayStation Portable
●発売日:発売中(11月14日発売)
●価格:各5980円(パッケージ版/DL版)
●ジャンル:ドラマティック討伐アクション
●プレイ人数:1~4人
●メーカー:バンダイナムコゲームス

公式サイト
http://www.godeater.jp

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©2013 NAMCO BANDAI Games Inc.
文/高橋祐介