超特化型全録「REGZAサーバー」を使い倒してみた

BDドライブを省略したことで、横幅361mmのコンパクトサイズを実現した東芝の『REGZAサーバー D-M470』。2TB HDDを内蔵し、全録用の地デジチューナー6chと通常録画用のデジタル3波チューナーを1ch備えており、なおかつUSB HDDを増設することも可能と、低価格で全録を楽しめるレコーダーとなっている。

そこで大事になってくるのは、全録したデータの中からおすすめの番組をピックアップしてくれる機能の使い勝手など、細かな使用感。A&Vライター鳥居一豊氏に同機を使い倒してもらいレポートしてもらった。

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驚くほどコンパクトになった『D-M470』だが、タイムマシンシフトとしての機能は上位機譲り。「過去番組表」で数日分の番組を一覧できるし、「ざんまいプレイ」を使えば、よく観る番組のリストアップや、観ている番組に題材やジャンルが近い番組を紹介してくれるので、興味あるニュースを深掘りするような視聴も可能。

USB HDDが増設できるのでHDD容量の心配も少ない。過去番組表のスクロール表示がもう少しスムーズだと使いやすいと感じたが、これが10万円以下で手に入るならかなり魅力的だ。

うれしかったのは、地デジ6chに加えデジタル3波の1chを全録用に追加しタイムシフトマシン専用機として使えること。この場合は予備のチューナーがなくなるため、チャンネル変更などができなくなるが、裏番組はテレビのチューナーなどでも観られるのでそれほど不便には感じなかった。このデジタル3波チューナーの使い方は好みで選びたい。

タイムシフトマシンの録画画質は、放送波そのままのDRモードが選べないため長時間モードとなる。主に「AVC中画質」で試したが、スポーツや音楽番組のようなノイズの目立ちやすいもの以外は劣化をほとんど感じなかった。番組を保存しておきたいという人もこのくらいの画質なら十分満足できるだろう。

「低画質」では多少ノイズが目立つものの見づらくはない。「最低画質」では少々ぼやけた印象になるので、長期保存も考える人は「低画質」以上がおすすめ。逆に「最高画質」は劣化感がほぼゼロなので、高画質にこだわる人でもDRモードで録れないことはデメリットにはならないはず。

また、全録番組を通常録画領域に保存する際に、10番組までまとめてダビング予約が可能になったのもうれしい改善点だ。さらに番組の編集もフレーム単位の高精度で、プレイリスト編集なども完備しており、CMカット編集も簡単に行なえる。

価格が身近になり、使い勝手も向上したことで、全録機の魅力はさらに広がったと言える。

東芝『REGZAサーバー D-M470』の詳細レビューはこちら>>

東芝の『REGZAサーバー D-M470』(実勢価格=8万9800円)。
東芝の『REGZAサーバー D-M470』(実勢価格=8万9800円)。