最近の野球盤はすごいことになっているが、遊びの本質は昔のままだ

副編・石田です。
気が付けば、2013年も残すところわずか。12月25日発売のデジモノステーション 2014年2月号も作り終え、一息付けるのかと思いきや、まだまだバタバタしております。こりゃ、もう忘年会できないな……。

いつもお世話になっている皆さま、不義理をやらかしておりまして本当に申し訳ありません!!

さて、本日は2月号で取り上げたモノの中で特に気になったモノについて。
先日、Facebookでも告知させていただいた通り、2月号の総力特集内では「大人のホビー」と題してエポックの野球盤を紹介しています。

私も編集部で実機を試遊させてもらいましたが、最近の野球盤の進化には本当に驚かされました。

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エポック
野球盤 メガスラッガー
実勢価格:7770円

付属する電光掲示板には、得点入力、B(ボール)S(ストライク)O(アウト)カウント、イニング表示に加えて、実況アナウンスやデジタルフライ判定ルーレット、デジタル盗塁判定ルーレット機能まで搭載されています。

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さらにアナログな進化としては、外野に人工芝を採用し、外周フェンスも立派なモノが備えられています。もちろんバッターは右打ち、左打ち両対応で、ピッチャーはカーブ、シュート、シンカー、スライダー、チェンジアップ+消える魔球! という6種類の変化球(?)を投げ分けることが可能です!

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もう、すんごい本格的! で、実際遊んでみると、それら進化した機能の恩恵を受けるたびに盛り上がり、編集部内ではいつの間にか人だかりが……。しかも、集まってくるのは全員30代以上。みんな懐かしいんですね~。

そんな激熱プレイ中に気付いたことが一つ。

野球盤は今回の記事製作担当・柳と一緒に遊んでいたのですが、イニングが進むにつれお互いヒートアップしていき、こんな会話をし始めました。

「石田さん、この内野の真ん中で止まったボールはどう処理すれば?」
「これは内野安打だろう」

「石田さん、このバットのフチで止まってしまったボールはどう処理すれば?」
「これは送りバントだろう」

「石田さん、この外野の真ん中で止まってしまったボールはどう処理すれば?」
「それはシングルヒットと同じだろう」

「石田さん、このいったんファールになってから3Bヒットゾーンに入ったボールはどう処理すれば?」
「それは3Bヒットだろう! 本物の野球だって、ボールが落ちた場所でフェアかファールかの判断をしているんだから」
「いや、だったらいったんファールゾーンのスタンド席に跳ね返って3Bヒットゾーンに入ったんだからファールでは?」
「いや、今の鋭い打球は3B級だったから、3Bでいいんだよ」
「それはおかしいでしょ! 勝手にルール作らないでくださいよッ!」

「柳! オマエ消える魔球ばっかり投げんなよ!」
「じゃあ、一試合10球までにしましょう。ということで、石田さんはもう投げられません」
「卑怯だぞ!」

という具合です。

野球盤は野球というスポーツのルールに則りながら、野球盤という独自のルール、しかもMy ルール、ローカルルール(説明書には対処法が書いてあるのかもしれませんが……)が多数存在しました。

子供の頃は、上記のようにそれをプレイ中に相談しながらゲームを作っていったものです。つまり野球盤という箱庭の中で「9回の攻防の物語」を作り上げていたんですね。

そのコミュニケーションすら楽しかったことを、今回久し振りに遊んでみて改めて実感しました。そして、いかにデジタルが導入され、スタジアムのディテールが豪華になろうとも、野球盤という遊びの本質は、昔も今も変わらないのだとも。

私が子供の頃遊んでいた野球盤と言えば、ツクダオリジナル(エポックじゃないところが渋い!)から発売されていたタイガース野球盤です。電光掲示板はもとより、消える魔球もない非常に安価な作りでしたが、今回遊んで高揚感は同じでした。

年末は人の集まりも多いと思います。そんな時は、大人から子供まで遊べる野球盤! 一家に一台あると楽しいと思いますよ。