ケータイジャーナリスト石野純也が世界のスマホ市場をレポートVol.01(前編)

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ところ違えば、スマホ事情もガラッと変わる。そんな海外の生情報を、世界を駆け回るジャーナリスト石野純也がお届けする新連載。第1回は台湾のスマホや、ファブレットの動向に迫った。

普及率が50%を超え
ソニーも強い台湾市場

距離的には、沖縄の与那国島から約110kmしか離れていない台湾。まさに日本のお隣だが、スマホ事情は似たところもあれば、大きく違うところも。先日、グーグルが開催したイベントを取材するため、この地を訪れた。そこで見てきたスマホ事情からは、日本の今後のトレンドを占うこともできる気がしている。
台湾は、HTCや、「iPhone」の製造を担うフォックスコンの本拠地としても知られる、ハードウエア大国。それもあってかスマホの普及は日本よりやや早く、ニールセンの発表したデータによると、今年の第一四半期には既に50%を超えたという。スマホ依存度は日本を超えてアジアトップであるという、グーグルの調査結果も存在する。
実際、台湾の街を歩くと、そこかしこでスマホを利用している人を目にする。訪れたのが台湾の首都である台北ということもあり、スマホの普及率は平均値以上に高かったのかもしれない。街中には日本と同じようにキャリアショップが多く、ほかにも中古品や新古品を扱う店もある。こうした店は日本でも秋葉原などで一般的になったが、日本と大きく違うのは製造メーカーまでが独自のショップを展開しているということだろう。
世界的には、まだサムスンの攻勢が続いているスマホ市場だが、台湾では少々傾向が異なる。ホームグラウンドということもあり、HTCのシェアが高く、サムスンやソニーモバイル、ノキアといったメーカーが続く格好だ。世界平均より、ソニーモバイルが強いのは親日国の台湾らしい。ソニー・エリクソン時代から台湾に拠点を持っていたことも、シェアの高さに影響しているそうだ。現地では『Xperia Z1』(日本ではNTTドコモ、auが発売)も話題になっており、いち推しのような扱いをしているキャリアもあった。
■台湾レポート①
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▲台湾では、新・中古品を扱うお店も多い。台湾の原宿とも言われる西門町の獅子林ビルには、そうした店舗が密集。呼び込みも熱烈で、中にはレアな機種もあった。

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▲獅子林ビルの中には、カウンターだけの小さな個人商店がズラリと並ぶ。入口付近に非公式ソニーショップがあり、最新機から周辺機器までが並んでいた。

後編に続く

Vol.01後編は来年1月10日アップ予定
12月25日発売の本誌デジモノステーションではフル版を掲載中!!


 

石野純也 プロフィール
出版社勤務時代に数々のケータイ関連誌を立ち上げた後、ケータイジャーナリストへ転身。今秋は電子書籍「ソーシャルゲームの最新トレンド!」(KADOKAWA)を上梓した。