最近話題の「フルサイズセンサー」って何がすごい?

近年、カメラ市場で一大ムーブメントと化している「大サイズセンサー」。カメラの画質を直接的にアップさせる手法として、コンパクトデジカメから一眼レフまで全てのカテゴリーで注目を集めている。カメラの高画質化には多くの要素が密接に絡み合っているが、センサーサイズを大きくするのが最もシンプル。

大サイズセンサー搭載=高画質と考えてもらって間違いないだろう。

「フルサイズセンサー」はそんな大サイズセンサーの最高峰。フイルムカメラ時代に使っていた「35mmフイルム」の1コマとほぼ同サイズであることからこのように呼ばれている。これまではキヤノンやニコンのプロ向け一眼レフ(数十万円!)にしか搭載されていなかったのだが、この1年でソニーが、コンパクトカメラ&ミラーレスカメラ市場にフルサイズセンサーを連続投入。グッと手頃な選択肢となった。

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主なセンサーサイズの大きさ比較図。フルサイズセンサーの大きさが伝わるだろうか? APS-Cサイズセンサー比で約2.3倍、一般的なデジタルカメラで使われている1/2.3型センサーと比べて30倍以上の面積を誇る。

しかし、本当にセンサーサイズが大きいだけで画質がアップするのだろうか?

論より証拠。実際にその目で“フルサイズ”の威力を確認してもらおう。

まずは、これまで一般的だったコンパクトカメラ(センサーサイズは1/2.3型)とAPS-Cサイズセンサー搭載カメラの画質比較から。

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その差は一目瞭然。コンパクトカメラの方は日中にもかかわらずノイズが目立ち、金属の質感を損なってしまっている。対するAPS-Cサイズセンサー搭載カメラの画質は見事。金属の質感を見事に再現してくれた。

では、これと比べてフルサイズセンサー搭載機の画質ではどうだろうか? ここではソニーのフルサイズセンサー搭載コンパクトカメラ『サイバーショット DSC-RX1』で試してみた。

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あれほど見事だと思ったAPS-Cサイズセンサー搭載カメラの画質が霞んでしまうほどの情報量にまず驚かされた。撮影者が映り込んでいることまではっきり見えるほど。まるでその場の空気感まで伝わってくるようだ。

これこそまさに「スマホ内蔵カメラでは到底到達できない境地」だろう。

また、大きなセンサーには背景を大きくボカすという効果もある。背景がボケることで被写体が強調され、立体感のある写真を撮れるのも大サイズセンサーならではのメリット。作例でもはっきりとした違いが感じ取れる。

2014年、さらに注目を集めるであろうフルサイズセンサー搭載カメラ。もっと綺麗に撮れるカメラが欲しいと思っているカメラファンだけでなく、カメラはスマホで充分なんて思っている人も試してみてもらいたい。その高画質に、きっと惚れ込むはずだ。

(山下達也/ジアスワークス)