4Kテレビは今買っても大丈夫? テレビのプロにずばり聞いてみました

話題の「4Kテレビ」、フルHDの画質レベルを凌駕していることはわかっているが、本当に今、4Kテレビを買っても大丈夫なの? そんなユーザーの素朴な疑問に、「電気かデータの流れるもの全般」が研究対象と話すジャーナリストの西田宗千佳氏が答えてくれた。

*     *     *

4Kテレビは、テレビメーカー各社のフラッグシップ製品という位置付けなので安くはありません。ただ、国内初の4Kテレビ『REGZA 55X3』(発売当初の価格は100万円)登場から約2年が経過し、今では55V型の4Kテレビを35万円前後で買えるようになりました。

そして、この価格帯はちょうど今、買い替え期を迎えている2007年頃の大型テレビ(42V型前後)の値段とほとんど同じ。そう考えれば、決して買えないものではないと思いませんか?

次に、今観られる4Kコンテンツは充実しているのかという問題ですが、4Kの商用コンテンツはほぼ存在しないものの、最近のBDビデオ作品なら、4Kテレビ内蔵のアップコンバーターで4K品質に近い高画質を楽しめるようになっています。

また、実はパーソナルコンテンツの多くが4K化済み。カメラ写真はもちろん、4K撮影対応のビデオカメラも登場しています。PCゲームなどでも4K対応のものがあります。

期待されている4K放送なのですが、結論を言うと、地上波での4K放送の本格導入は、当面予定がありません。技術面、コスト面で問題が多いためです。2014年にスカパーで放送予定だったW杯4K放送も、権利関係もあり、ダイジェスト的なものに止まる模様です。

そんな中、4K配信の本命と目されているのがインターネット。技術的な問題で4Kでの生放送にはまだ時間がかかりそうですが、映画などのビデオオンデマンドは、ここに力を入れている「ぷらら」など、複数企業が1年以内に開始しそうです。

東芝『REGZA 58Z8X』(実勢価格=36万800円)。
東芝『REGZA 58Z8X』(実勢価格=36万800円)。