重ねて作る木製自作スピーカーで自分だけの音作り

長谷弘工業『バックロードホーン自作キット MM-141S』は、小型でも豊かな低音を実現でき、スピーカーシステムの一つの理想型とも言われる“バックロードホーン”を採用、スピーカーを自作するなら一度は試してみたい製品だ。

木製の板を重ねて作るスピーカーということで難易度の高さを覚悟するも、組み立てそのものは非常に簡単。複雑な形をした板を重ねていく行程では「中はこうなっていたのか!」といった感動もあり、少ない時間でもなかなかに工作の楽しさを味わえるキットと言える。

工作のポイントしては、前準備として行なうターミナルの取り付けに細かい作業を要求される点に注目。小さいナットを回す際にはラジオペンチを使うことになるが、7mm用のスパナを持っている場合はそちらの方が締めやすいだろう。

今回はスピーカー自作初心者目線のチョイスとして、最もサイズが小さく廉価版の『MM-141S』を試してみが、板を重ねていくと本体の意外な大きさに気付かされる。一通り積層を終えてボックスを起こした時の手応えは、廉価版でも十分。

スピーカーユニットが別売というのは初めに見落としがちだが、実はここが自作において最も重要な点。ここでどのユニットを購入するかは好みの音が出るかどうかの分かれ道になるが、メーカーのWebサイト(http://www.hasehiro.co.jp/)では予算・音質ごとにおすすめの製品を紹介しており、購入の際は参考にしてみよう。

長谷弘工業『バックロードホーン自作キット MM-141S』(実勢価格=2万3700円【ペア、スピーカーユニット別】)。必要な工具は、ラジオペンチ、プラスドライバー、付属レンチ。初心者でも手軽に楽しめるキットだ
長谷弘工業『バックロードホーン自作キット MM-141S』(実勢価格=2万3700円【ペア、スピーカーユニット別】)。必要な工具は、ラジオペンチ、プラスドライバー、付属レンチ。初心者でも手軽に楽しめるキットだ