PS3より高性能!? タブレットを究極進化させる「Tegra K1」

年初に開催された「2014 International CES」にて発表されたモバイル機器向けのSoC(System-on-a-chip≒プロセッサ)の「Tegra K1」。マイクロソフトの『Surface 2』などで採用されている「Tegra 4」の後継となるSoCです。それがこの度、日本国内で披露されたので、どんなものなのかレポートしてみます。

blog20140130_ph01
▲「Tegra K1」を採用したAndroidタブレットの試作機。筐体は既存の「Tegra Note 7」のものと同じですが、液晶解像度はフルHDだそう。

blog20140130_ph02

「Tegra K1」の最大の特徴は、グラフィック機能にデスクトップPC向けGPU(≒グラフィック機能)と同じアーキテクチャを採用し、PCのグラフィックスと機能面で互換性を備えるという点。つまり、PC、『PlayStation 4』、『Xbox One』などのゲームの綺麗なグラフィックスが、モバイル機器でもほとんどそのまま動作してしまうのです。
簡単に言うと、スマホやタブレットのグラフィックスがめちゃくちゃすごくなるというわけ。しかも、モバイル向けなので超省電力に設計されているそうです。

blog20140130_ph03
▲「Tegra K1」『PlayStation 3』『Xbox 360』の性能と消費電力の比較。

blog20140130_ph04
▲現行のタブレットでは性能がかなり高い部類に入る『iPad Air』のSoC「A7」と比べても当然、高性能。グラフの右はゲームエンジン「Unreal Engine 4」(UE4)での性能を示していますが、UE4は「A7」で動作しないため性能差は無限大(!?)とされている。

blog20140130_ph05 blog20140130_ph06
▲左は「Tegra K1」のグラフィックス。右は現行タブレット世代の一般的なグラフィックス。どちらもリアルタイムでレンダリング(描画)されている。「Tegra K1」のほうはこれだけのクオリティを保ちながら滑らかに動く。

blog20140130_ph07 blog20140130_ph08
▲PC向けのアクションゲーム『TRINE 2』をプレイしているところ。かくついたりすることなく、スムーズに動いていた。

ちなみにCPU面では「ARM Cortex-A15 r3」コアを採用。これは「Tegra 4」と同じ5コア構成となっており、通常は高クロックのクアッドコアで動作し、低負荷時は消費電力とクロックが低いシングルコアで動作する仕組みとなっているが、同じ消費電力なら1.4倍の性能、同じ性能なら55%の消費電力削減を実現。「Tegra 4」ではフルHD動画を2本同時に再生できる性能だったのが、「Tegra K1」なら4K動画を2本同時に再生できるくらいのパワーがあるそうです

気になる搭載製品の登場時期は、2014年前半になりそうとのこと。
もう間もなくで、PCや家庭用のクオリティのゲームがタブレットで遊べるようになるなんてすごいですね。