いま熱い注目が集まる活動量計って何?

グーグルによるメガネ型デバイスやアップルによる時計型デバイスのほか、年初に開催された「CES」でも数多くのウエアラブル端末が発表され、2014年は「ウエアラブル元年」の年になると言われている。

そんなウエアラブル端末の中でも、ここ最近密かにブームの兆しを見せているのが「活動量計」というジャンルのデバイスだ。

活動量計とは日常の消費カロリー等を計測し、記録することができる健康管理機器のこと。歩数計が歩いた分の歩数やカロリーを記録するのに対し、活動量計は運動以外のデスクワークや家事、睡眠など、日常の全ての活動の消費カロリーを測ることができる。運動する時以外の活動も測るため、リストバンド型などのウエアラブルタイプが多い。米国では「ライフログツール」とも呼ばれ、日々の活動をデジタルで記録するのがブームとなっている。

このジャンルの製品は昔からあったが、ここ最近は計測したデータをスマホのアプリと連携して管理するのがトレンドとなっている。昨今の健康・ダイエット志向を背景に、大手企業が次々と「活動計量」市場への参加を表明しているが、実際にどのような製品があるのか? 今後発売される新機種を中心に、各社が展開する「活動計量」の特徴を紹介する。

(ライフログ系)
人生の全てを記録する?

ソニーモバイル
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「SmartBand SWR10」
http://blogs.sonymobile.com/press_release/ces-2014-new-products-new-experiences-from-sony/

ソニーモバイルが今年の「CES 2014」で発表したリストバンド型活動量計。日常の歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間などを計測し、Bluetoothでスマホに転送し、専用アプリ「ライフログ」で管理する。単に健康管理をするだけではなくスマホの通知をバイブレーションで教えたり、音楽の再生・一時停止を操作する機能も搭載。ゆくゆくは自分の行動パターンの発見や未来の行動のきっかけになる情報を提供するなど、人生の全てを記録することを目指す壮大なプロジェクトだ。SmartBandとなっているが、センサー部分のある本体(The Core)は取り外し可能で、カバンやポケットに入れても使用できる。

(エクササイズ系)
タッチ操作対応&心拍計付きイヤフォンで健康管理

LG
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Lifeband Touch
http://www.lg.com/us/fitness-activity-trackers/lg-FB84-BM-activity-tracker

同じくLGが「CES 2014」で発表したリストバンド型活動量計。有機ELディスプレイを搭載し、タッチ&スワイプで操作できる。ソニーモバイルの「SmartBand SWR10」と同じく、日々の歩数や移動距離、消費カロリーを計測・管理のほか、スマホの着信通知や音楽プレイヤーの操作も可能。LGは心拍計を内蔵したエクササイズ用イヤフォン「Heart Rate Earphones」も同時発表し、エクササイズ系のアプリと連動して運動したり、音楽を楽しみながら心拍数を計測することも可能。スポーツジムなどで活躍しそうなフィットネスウエアラブルデバイス。

(健康系)
キャリアが生活改善をアドバイス

ドコモ・ヘルスケア
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「ムーヴバンド」
http://www.d-healthcare.co.jp/products/moveband/
発売中/9576円

ドコモとオムロンの合弁会社ドコモ・ヘルスケアから発売されるリストバンド型活動量計。歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間など健康に関するデータを計測し、スマホの専用アプリ「WM(わたしムーヴ)」で管理する。他メーカーの活動量計とは違い、キャリアによる有料オプションが用意され、活動量データや睡眠時間などから生活習慣の改善をはかるアドバイスが受けられるのが特徴。

(エクササイズ系)
目標値を設定してスパルタ特訓

ガーミン
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「GARMIN vivofit」
http://sites.garmin.com/vivo/

携帯用GPS機器でトップシェアを誇るガーミンが発表したフィットネスバンド。歩数や距離、心拍数などを計測し、消費カロリーや睡眠モニタリングなどを表示する機能も搭載。日常の活動を記録するというよりは、明確に運動や消費カロリーの目標値を設定してクリアしていくエクササイズの要素が強い。50m防水対応。

(健康系)
皮膚から直接脈拍を測る心拍計内蔵型

エプソン
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「Pulsense」
http://www.epson.com/cgi-bin/Store/jsp/Landing/pulsense-fitness-sensing-watches.do?ref=van_pulsense

今年の「CES」ではエプソンも腕時計型の『Pulsense Watch』とバンド型『Pulsense Band』の2製品を今年の夏に発売すると発表。他社製品との違いは、心拍計も本体に内蔵していること。本体ベルトの内側に光センサーを搭載し、皮膚に光を当てることで脈拍を計測できる。心拍計数機器は別売りが多い中、エプソン独自のバイオセンシング技術を用いることで、本体一つで日中の活動量と心拍数も計測・管理できる。最大480時間の心拍データを本体に保存可能。

(フィットネス系)
運動をスマートに行なう

ナイキ
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「Nike+ FuelBand SE」
http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/nikeplus-fuelband
発売中/1万5750円

米国で大ヒットしたナイキ社のフィットネスバンドが、昨年11月に遂に日本上陸。従来製品「Nike+ FuelBand」に防水機能や睡眠管理機能が追加され、カラーバリエーションも4色展開になった。特徴としてはカロリー表示の他に、「Nike Fuel」と呼ばれる独自の単位で1日の運動量が記録する。事前に設定した目標値をクリアすると「GOAL」というアニメーションが表示され、ゲーム感覚でフィットネスが楽しめる。SNSを使って活動量を友達とシェアすることもできる。

(フィットネス&健康系)
ワイヤレス活動計量の草分け的存在

Fitbit
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「Fitbit Force」
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2014/20140127_02/

米国アマゾンで売上1位を記録したこともあるワイヤレス活動計量「Fitbit」。歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠サイクルなどを記録し、スマホやPCで管理する。エントリーモデルの「Fitbit Zip」、高機能モデルの「Fitbit One」、リストバンド型の「Fitbit Flex」の3種類に加え、OLEDスクリーンを搭載した最新の「Fitbit Force」が遂に発売される。日本国内では「Softbank SELECTION」の製品として販売され、月額525円の有料オプション「ソフトバンク ヘルスケア」を申し込むと、24時間365日無料で健康相談できるサービスなどが受けられる。

(ライフログ系)
睡眠、運動、食事、感情をまるごと記録

Jawbone

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「UP24」

米国で「Nike+ FuelBand」「Fitbit」とともに注目を集めるライフログツール。運動量・距離・歩数を記録するほか、睡眠時の体内サイクルを観測し眠りの浅い時に起こしてくれる機能や、アプリで食事やその時の感情までも記録する。従来モデルの「UP」に、Bluetooth4.0機能が追加され、iPhoneとリアルタイムで無線同期できるようになった。またiPhone用アプリの「UP 3.0」には「Today I Will」というユーザーの状況に応じて目標を提案する機能も追加。

スマホと連動することで「進化した歩数計」として発展してきた活動量計ガジェット。日常的に身につけるウエアラブル形式になったことで人間の行動全てを計測しようとする動きが顕著になっている。これまで何度も「未来はウエアラブルデバイス」と言われてきたが、スマホの普及でようやくウエアラブル可能な時代が到来したと言っていい。