先進の電気自動車、テスラ『モデルS』に乗ってきました!

以前から、いろんな場所で「乗りモノとデジモノはどんどん近づいている」という話をしているのですが、それを象徴するような電気自動車(EV)に試乗してきました。
シリコンバレー発のEVベンチャー企業テスラが作る『モデルS』というモデルです。

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テスラ
モデルS
価格:未発表(日本には2014年春頃導入予定)

もちろん、『モデルS』は100%電力のみで走るバッテリーEV。
というと、航続距離が心配になる人もいるかもしれませんが、85kWh(容量はグレードによって異なります)という大容量のバッテリーを搭載しているため、1回フル充電にしておけば約500kmを連続して走ることができます。
そして、このバッテリーがちょっと面白いのですが、ノートPCなどに使われる円筒形の「18650」と呼ばれるリチウムイオン電池を約7000本、床下に搭載しているのです。

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▲このパナソニック製のリチウムイオン電池が約7000本で、このクルマを動かしています。

ユニークなのは、バッテリーだけではありません。
運転席に乗り込むと、まず目に飛び込んで来るのは運転席と助手席の間にある17型の大きなタッチパネルモニタ。
まるで、大型のタブレットがインパネに埋め込まれているような印象です。
このモニタには、マップやリアカメラの映像を表示させたりするだけでなく、3G回線でネットにつながっているのでWebサイトを閲覧することも可能。
さらにはモーターの特性や車高、回生ブレーキの効かせ方やハンドリング特性なんかも自分好みにセッティングすることができます。
それも、アカウントを設定して、そのセッティングを保存することも可能。
例えば、自分と奥さんで違うセッティングを保存しておけば、運転を交代した際にアカウントを切り替えるだけで、それぞれに合わせたセッティングでドライブすることができます。
その辺の使い勝手は従来のクルマよりPCに近いですね。完全にデジモノです。

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▲リアカメラの映像を表示。撮影範囲も広く、パネルも大型なのでバックミラーよりも全然見やすいです。

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▲車高や回生ブレーキの効かせ方、ハンドリングなんかはこの画面から設定できます。こういうコントロールができるのもEVならでは。

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▲シートヒーターをどこの席に入れるのか、温度はどれくらいに設定するのかといったことも、この画面から一括してコントロールが可能。

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▲マップやナビゲーションも表示可能。写真はGoogle Mapです。

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▲車内の音響効果なども、この画面から設定可能です。

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▲表示はメーターパネルとも連動していて、再生中の音楽などがメーターパネルに表示できます。

その車内空間は完全に「走るデジモノ」でしたが、走りの方も非常に上質でした。
まず、EVなので排気音やエンジンの振動が全くありません。
静かで振動がないというのは、高級車を評価する際によく使われる言葉ですが、そのどちらも始めからないので、これまでに乗ったどんな高級車ともレベルの違う乗り味でした。

電気モーターはガソリンエンジンに比べて加速が鋭いという特性があるので、アクセルを踏んだ際の加速感も一級品。
EVは変速ギアがないので、アクセルを踏んでいる間はその加速がリニアに続きます。
しかも、アクセルを戻すと適度に回生ブレーキが効くので、信号などでの停止がなければアクセルだけで直感的に車速を調整できます。
例えるならば、普通の携帯からスマホに替えた際に感じたような「直感的に操れる」感覚でした。

詳細は次号2月25日発売の『デジモノステーション』の連載ページ「よろしくメカドック×Dr.風見のデジモノ教室」で次原隆二先生のマンガとともに掲載予定です。
お楽しみに!