もちろん「艦これ」もOK!! ハイコスパな新世代8型タブレット『Venue 8 Pro』を試してみた!!

近年、海外メーカー製品を中心に注目度を高めているWindows 8.1搭載の8型タブレットPC。iPad miniやAndroidタブレットと見まごうばかりのサイズ(冬もののコートならポケットに入れることも可能?)に、Windows PCのフルスペックを凝縮搭載した新カテゴリーだ。

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デルが1月中旬に発売した『Venue 8 Pro』もその8型タブレットの1つ。多くの8型タブレットが実勢価格が4万円台という中、「Microsoft Office Personal 2013」付きでギリギリ3万円台という低価格を実現していること、周辺アクセサリ(ワイヤレスキーボード、フォリオケース、タッチペンなど)が充実していることなどで人気を博している。発売当初は品薄で入手困難になったほどだ。

編集部でもさっそく『Venue 8 Pro』を購入したので、その実機レビューをお届けしよう。

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まずは気になる本体サイズだが、タブレットの大定番『iPad mini』とほとんど同じサイズというと分かりやすいだろうか? 厳密にはややぶ厚く(+1.5mm/実測)、やや重い(+58g/実測)のだが、体感での携帯性は同等。このサイズのマシンでWindowsが動くというのだから驚くほかない。

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その小型・軽量化の秘訣とされているのが、インテルの超低消費電力プロセッサ「Atom(アトム)」。『Venue 8 Pro』ではその最新世代となる「Atom Z3740D」を採用することで、ハイコストパフォーマンスと長時間駆動を両立している。なお、他の8型タブレットで主流の「Atom Z3740」と「Atom Z3740D」の違いは、主にメモリ周りのスペック。「Z3740D」はこの点でやや控え目な性能となっている。

それ以外のスペックは他の8型タブレットPCとほぼ同等。OSにWindows 8.1を搭載するほか、2GBのメインメモリ、64GBのストレージ、1280×800ドット表示可能な8型液晶ディスプレイ(画素密度は約189ppi)、Micro USB端子、microSDメモリーカードなどを搭載する。実際の体感速度もほぼ同等で、WebブラウジングやちょっとしたOffice利用であればCPUの速度差を感じることもほとんどなかった。

Office付属モデルなら、WordやExcelも使える。当然ながら互換性は万全。iPadやAndroidタブレットの「互換Office」とは比べものにならない。

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もちろん話題のブラウザゲーム「艦これ」もこの通りしっかり動作。「艦これ」はFlashで作られているため、iPadやAndroidタブレットでは利用できないのだが、Windows PCである『Venue 8 Pro』なら問題無く動かすことができる。動作開始時にFlashがらみの警告が出るものの無視して先に進めて問題なし。スマホのテザリングと組み合わせれば、夢の“お外で艦これ”も実現可能だ!
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スピーカーもモノラルながら比較的しっかりした性能を備えており、艦これ女性声優陣のハイトーン音声も潰れることなく再生してくれた。金剛のハイテンションボイスも、伊58の甲高い声もばっちりだ。

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気になるバッテリー駆動時間は公称約10時間。多くのPCがそうであるよう実際にはそこまではもたないのだが(画面輝度を高めに変更して3時間ほど利用したところ、バッテリー残量が残り50%に)、側面USB端子からの充電に対応しているので、心配なら別途モバイルバッテリーなどを用意してあげると良い。5000mAhクラスのモバイルバッテリーがあればゼロからフル充電できる。
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ほか、細かな点ではWindowsボタンが本体側面に配置されているところがユニーク。あまりなじみのない位置だが、誤タッチしにくいなど、意外に使いやすかった。

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背面パネルのカラーはブラックとレッドの2色から選べる。レッドはかなり目立つが塗装の質が良く、下品に感じる事はない。中央部のロゴから波紋状に彫り込まれているテクスチャーがほどよい滑り止めになっている。

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●まとめ
2014年1月末時点で最も安価な8型タブレットPC(旧世代モデル除く)となる『Venue 8 Pro』。他の8型タブレットと比べて性能面で突出した点はないのだが、“安かろう悪かろう”な欠点も見当たらないハイコスパな逸品だ。

8型タブレットPCがあくまでサブマシンであることを考えると(残念ながらまだメインマシンとして使えるほどのマシンパワーはない)、低価格であるということは大きなアドバンテージ。自宅・職場のメインマシンとは別に、手軽に持ち運べるミニマムなWindows環境が欲しいという人にとって魅力的な選択肢となるだろう。

なお、『Venue 8 Pro』は、デル直販サイト限定ながら「3G SIMフリー」版もラインナップ(国内で購入できる8型タブレットでは唯一)。市販格安SIMカードを挿入することで単独でインターネット接続できる。やや割高となるが、出先で本格的に使いたいと言う人はこちらも検討してみてほしい。

(山下達也/ジアスワークス)