PS4でハイクオリティゲームブーム到来!? 家電専門家がこれからのデジタル業界を先読み

A&Vからシロモノまで、あらゆる家電製品を識るジャーナリスト・西田宗千佳氏に、昨年末の家電売上情報から2014年のデジタル家電の潮流について聞いてみました。彼が選んだ要注目家電トピックベスト3とは?

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2014年も家電市場を盛り上げる多くの革新や変化が予測されていますが、個人的に特に注目しているのが据え置きゲーム機市場。『PS4』などの次世代マシン登場が“大人のゲーム復権”を引き起こすのではないかと睨んでいます。

海外では据え置き機で大人がハイクオリティなゲームを楽しむ文化が定着している。今後日本でも週末にレンタルしてきた映画を観たりスポーツ中継を楽しむような感覚でゲームをプレイする人が増えるんじゃないでしょうか。

実際『PS4』や『XboxOne』には、それを促すような機能が数多く搭載されています。美しいグラフィックだけではなく、起動・終了の速さや、SNS連携など、ありとあらゆる手立てで、「ハイクオリティなゲームをカジュアルにプレイできる(=面倒くさくない)」工夫が凝らされています。期待も込めてこれを第1位とさせてください。

続く第2位は「ファブレット」ブームとそれに伴う“Bluetoothヘッドセットの一般化”で。大画面スマホって、一度使うと戻れなくなってしまうんですが、やっぱり電話機としては使いにくいんですよね。そこでそれを解決する方法としてヘッドセットを使う文化が日本に根付くのではないかと考えています。

この際、海外とちょっと違うのが、耳かけ型ではなく、スティック型が流行るであろうということ。ソニーが海外で『Xperia Z Ultra』用に発売している『SBH52』のような製品が人気を博すのではないでしょうか。

第3位は、既に去年から始まっている流れですが、“高級炊飯器の更なる飛躍”としましょう。特に今年は、一昨年前に三洋電機を吸収したパナソニックが、その技術をいかした夢の新製品を投入するのではないかと言われています。これにより炊飯器市場全体の水準が向上することを願いたいですね。

A&V市場は薄利多売の商売になる傾向にありますが、シロモノ家電、特に調理家電はプレミアムを求める人がまだまだ多い。今年も面白い製品がたくさん登場するはず。楽しみにしています。

ソニーモバイルコミュニケーションズのスティック型ヘッドセット『SBH52』
ソニーモバイルコミュニケーションズのスティック型ヘッドセット『SBH52』