ヘッドマウントデバイス着用者が街中を闊歩!? CES 2014で見えてきた近未来

全米家電協会が主催する家電見本市「International CES」。毎年1月に開かれる本イベントは、デジタル系の多くの新製品やプロトタイプが展示され、デジタル世界の進化の方向性が示される。

本年1月にも「2014 International CES」が開催。製品レビュー、海外イベント取材を数多くこなすケータイライターの白根雅彦氏が、その現場で見た未来とは?

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今年の「CES」はスマートフォンの新製品が少なかった一方、数多くのウエアラブルデバイスが登場した。ソニーやLGといった大手メーカーがフィットネス系のリストデバイス市場に参入し、今年はこの分野がさらに盛り上がると予想される。

通知機能に特化したリストデバイスも、各社が2世代目以降の製品を投入し、全体の製品クオリティが急速に向上している。

カシオの『STB-1000』など、iOS7標準の通知機能に対応した通知デバイスは、メールやLINEなどiPhone上の各アプリの通知を受けられるようになり、大幅に実用性が上がった。こうした通知デバイスは、スマートフォンの新着通知を逃したくないヘビーユーザーから利用が広がっていきそうだ。

また、眼鏡型のヘッドマウントデバイスの分野では、エプソンの『BT-200』のような、単体でアプリを利用できる製品に注目したい。「CES」では大小さまざまな企業によりヘッドマウントデバイスが展示され、視線と連動するARやゲーム、常時装着しての情報通知などのアプリが提案されていた。今年発売予定の製品も多く、来年にかけてアーリアダプター層や開発者を中心に利用者が増え、アプリも充実していきそうだ。

さすがに携帯電話のように全員が使うデバイスには、まだなりそうにないが、有用なアプリが多数登場すれば、数年後には街中でヘッドマウントデバイス着用者を見かけることも、日常の光景となるだろう。

エプソン『MOVERIO BT-200』ビデオやゲーム、アプリなどの各種コンテンツ再生向けの眼鏡型デバイス。国内では4月24日発売予定、価格は6万円台後半
エプソン『MOVERIO BT-200』ビデオやゲーム、アプリなどの各種コンテンツ再生向けの眼鏡型デバイス。国内では4月24日発売予定、価格は6万円台後半