CES 2014でも大注目のウエアラブル端末、普及のカギとは?

デジタル世界の未来が見えると言われる家電見本市「CES 2014」で、いま注目を集めるのは身に付けることで色々なデータをやりとりできる「ウエアラブル端末」。

リストバンド型をしていてフィットネスに使えたり、ビデオやゲームなどで使えるメガネ型だったりと、様々な用途での利用が考えられ市場は盛り上がりを見せているが、果たしてすんなりと普及は進んでいくのだろうか。デジタル系ライターのコヤマタカヒロ氏が「ウエアラブル端末」普及のカギを解説する。

*     *    *

2014年のCESは“ウエアラブル祭り”と言える展示内容だった。大手だけでなく、中小ベンチャー企業のブースにも、スポーツタイプやライフログタイプ、独自機能を搭載した個性派端末が展示されていた。

現時点で、スマートフォンと連携するウエアラブル機器のハードウエアは、高い水準に達してきている。今後、課題となるのは、クラウド連携や取得したデータを管理するソフトウエアの方だろう。

現在は取得したデータを、特定アプリで利用するだけだが、今後、さまざまなサービス間で共有されるのは間違いない。この時にデータ活用のスタンダードの地位を確立したメーカーこそが、ウエアラブル機器の競争において、覇権を握ることになるかもしれない。

さらに近い将来、ウエアラブル機器がこのまま進化していくと、スマートフォンすら不要になるのではないだろうか。身体に埋め込むとまではいかないが、センサー類は全てリストバンドなどに集約。取得した情報を元にアイウエア型のウエアラブル機器を通して、目の前の空間に表示するなど、クラウドを利用して、ウエアラブル機器同士の連携などもできるようになると想定できる。

例えば、日々の運動が足りておらず、予定まで時間がある時には、目的地まで歩くようなコースを画面上で提案してくれるなんて機能も登場するかもしれない。

そういったキラーアプリが登場した時こそ、ウエアラブル機器は黎明期から普及期に突入した、と言えるのではないだろうか。

FitBark team『FitBark』。首輪に取り付ける犬用の活動量計。スマートフォン上で、犬の活動量をチェックすることができる
FitBark team『FitBark』。首輪に取り付ける犬用の活動量計。スマートフォン上で、犬の活動量をチェックすることができる