掃除機と会話できる!? シャープCOCOROBOと同棲&徹底レビュー

小型ロボット掃除機に家電リモコンが融合したシャープの『COCOROBO RX-V200』。本機の特長は高い掃除能力に加えて、無線LANやスマートフォンとも連携でき、部屋中の家電を屋内屋外問わず遠隔操作できるリモコンになることだ。

自宅で「ルンバ」を3台使用しているというフリーランスエディターの滝田勝紀氏に実際自宅で使用してもらいレビューしてもらった。

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最新ロボット掃除機でまず気になるのが、掃除能力だろう。直径約30㎝と小型で、小回りも利き、吸引力も強いので掃除力は高い。駆動音も小さく、テレビなどを観ながら動かしたとしても、音がほとんど気にならないのも好印象だ。実際、全面フローリングの床面で試したところ、12畳ほどの部屋でも、隅々までキレイに仕上げてくれた。

ただ、ラグが敷いてある場合、ややスローな動きがゴミを取る際には役立つが、1cm強程度のラグに乗り上げる際、何度か引っかかり、方向や角度を変えて乗っかる動きを見せていた。動きに力強さが加われば、より高い評価になっていただろう。

ゴミを捨てる際、ダストボックスを上から取り出せるのもうれしいポイントだ。取っ手を引き上げ、ゴミ箱へ持って行き、ボタンを押せばゴミが落ちる。ダストボックスが水洗いできるのも◎だ。

その上で、スマートフォン連携機能や家電リモコン機能も非常に便利。実際に自宅でエアコンを消し忘れて出掛けてしまった時、予めエアコンの電源機能を学習させておいたので、スマートフォンからエアコンの電源を消せた時にはかなり助かった。赤外線リモコンを搭載する家電なら、シャープ製以外の家電でも最大10機種まで操作できるので、さまざまな家電の“電源”を覚え込ませておくだけでも、大きな安心材料になるはず。

ただ、そういった便利機能の設定には少しハードルがあるのも事実。無線LANを本体に読み込ませる際にも、通常の家庭でパスワードなどを使っている場合、自動では読み込ませることができない。PCとUSBメモリを使い、本体のUSBスロットからデータを書き込むことで可能となるが、そういったことが苦手な人々にとっては難儀な作業だ。アプリのダウンロード、本体とのペアリング、IDの登録、家電機能をリモコンで学習させるなど、便利な機能をちゃんと使いこなすまでには、時間と手間が掛かる点は今後の改善点として要望したい。

また、専用アプリ「ココロボ~ド」を使用すれば、「COCOROBO」と会話できるだけでなく、家族それぞれが登録すれば、クローズドのコミュニケーションアプリとしても使える。例えば夏に部屋の温度や湿度が異常に高くなった場合には、本機が検知して、スマートフォンにその旨を送ってくれる。留守中の家の状況が気になる人には便利な機能だ。また、外出先から命令シールを使うことで、例えば帰る前に部屋を掃除させたり、防犯目的で照明を点けたり、ペットの様子を見るため、写真を送ってもらったりすることが可能だ。

白物家電の最新トレンドであるスマート機能を、これほどカジュアルに使える点は十二分に評価できる。今後の進化次第で、スマート家電のデファクトスタンダードにもなりうるかもしれない。ロボットとの未来の生活を一足先に味わいたい人は、十分買う価値がある一台であると断言したい。

シャープ『COCOROBO RX-V200』のレビューはこちら>>

シャープ『COCOROBO RX-V200』(実勢価格=10万2900円)
シャープ『COCOROBO RX-V200』(実勢価格=10万2900円)