やったね! PS4。 Part.1 『PS4』を買う前に知っておきたいこと

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いよいよ2月22日(土)に発売される『PlayStation 4(PS4)』。だが、ゲーム専門誌を丹念に読み込んでいる人をのぞいては、まだまだ知られていないことも多いはず。Part.1では、発売前に必ずチェックしておきたいことを、改めておさらいしてみたい。『PS4』基礎編。

ローンチに発売されるのは『First Limited Pack』2種

2月22日(土)に発売されるのは『PlayStation 4 First Limited Pack』(希望小売価格3万9980円(税抜))と、『PS4』専用カメラつきの『PlayStation 4 First Limited Pack with PlayStation Camera』(希望小売価格4万3980円(税抜))の2種類のみ。違いは『PS4』専用カメラの有無だけだ。『PS4』単体版はローンチ時には発売されない。数量限定の『First Limited Pack』販売終了後から出荷される予定だ。
『First Limited Pack』は単体版と同価格で、『PS4』専用ソフト『KNACK(ナック)』のプロダクトコードと、通常のメーカー保証1年にプラス1年の延長保証が付いてくる。『KNACK(ナック)』は希望小売価格4900円(税抜)のソフトだから、単純にそのぶんお得。製品にパッケージソフトが同梱されているわけではなく、同梱されているチラシに書かれているプロダクトコードをPlayStation Store(PS Store)で入力すれば、『KNACK(ナック)』が無償でダウンロードできる仕組みだ。
体験版ではなく完全新作ソフトが丸ごと1本付いてくるわけだから、『PS4』を購入する予定なら、品切れないうちにこの『First Limited Pack』をゲットしたいところ。ローンチ時の出荷数量は公表されていないが、好調な予約状況を考えると、あっという間になくなってしまうかも?

専用カメラ『PlayStation Camera』は必要?

ここが最初の悩みどころ。2基のHDカメラと4つのマイクを搭載した『PS4』専用カメラ『PlayStation Camera』は希望小売価格5980円(税抜)だから、後で単品で買うより1980円もお得。
専用カメラがあれば
・カメラに対応したゲームで遊べる
・自分を映しながら実況中継したり、ボイスチャットができる
・顔認識でログインしたり、音声認識で電源オフなどの操作ができる
など、さまざまな“プラスα”の楽しみが待っている。本体にプリインストールされている『プレイルーム』も楽しめる(※カメラがなくても遊ぶことは可能)。
ローンチ時にはカメラを活用したゲームは『プレイルーム』以外まだない、という意味では必須ではない。だが“あったほうがきっと楽しい”“そのうちもっと楽しくなるはず”なのは間違いない。ニューマシンのポテンシャルに触れることのできる専用カメラ、お財布に余裕があれば購入しておくことをおすすめしたい。

『PS4』では“できないこと”

そもそも、『PS4』は『PlayStation 3(PS3)』とは別の新しいゲーム機だから、なんでも互換性があるわけではない。『PS3』ではできていたけれど『PS4』ではできないことも、実はいろいろある。発売前だからこそ“できないこと”もしっかり確認しておこう。

■(当面は)『PS4』専用ゲームしか遊べない
ソフトの互換性はないので、遊べるのはローンチ以降に発売(配信)される『PS4』専用のゲームだけ。『PS3』などのディスクだけでなく、PS Storeでダウンロードした『PS3』のゲームやゲームアーカイブスも遊べない。『PS4』のために用意されたゲームを遊ぶマシン、ということだ。
ただし、将来的には『PlayStation Now』というクラウドサービスで『PS3』のゲームが遊べるようになる予定だ(今夏から北米でスタート。日本での導入時期は未定)。

■HDMI非対応のテレビは使えない
圧倒的なグラフィックスが魅力の『PS4』だからこそ、出力はHDMI端子のみ。AVマルチケーブルやコンポジットなどのアナログAVケーブルは非対応だから、せっかく『PS4』を買ったのに、いざつなごうと思ったらテレビにHDMI端子がなかった、なんてことのないように注意。4K出力については、ゲームは対応していないが、静止画や動画については検討中とのこと。これは今後の4Kテレビの市場次第か。

■CDは聴けない
CDドライブを搭載していないので、CDを聴くことはできない。現時点ではMP3フォーマットにも対応していない。『PS4』で音楽を聴くにはSony Entertainment Networkの『Music Unlimited』という定額制の音楽配信サービスを利用することになる。最新のヒット曲から名曲まで2000万曲以上(※2014年2月現在)が定額で聴き放題だ。アカウントがひとつあれば『PlayStation Vita(PS Vita)』やスマホ、タブレットなどさまざまな機器で楽しめるほか、『PS4』のゲームをプレイ中にBGMとして好きな音楽を流すこともできる。
音楽の世界では、パッケージからダウンロード、そしてサブスクリプション(定額制)のストリーミング配信へとビジネスモデルが移行しつつある。かつて、音楽CDを掛け替えることでさまざまなモンスターを誕生させることができる『モンスターファーム』(1997年/テクモ(当時))という画期的なゲームがあったが、今後、ゲームと音楽が融合した遊びが提案されるなら、もはやディスクを使ったものではなくなっているだろうから、CD非対応は時代の必然だろう。

■外付けHDDや『torne(トルネ)』は非対応
500GBのHDDを搭載している『PS4』。内蔵のHDDを換装することはできるが、外付けHDDは使用できない。
地上デジタルレコーダーキット『torne(トルネ)』も残念ながら非対応。ネットワークレコーダー&メディアストレージ『nasne(ナスネ)』には対応予定だ。

■ほとんどの『PS3』専用周辺機器は使用できない
SCE純正の『ワイヤレスキーボード』や『PlayStation Moveモーションコントローラ』『PlayStation Moveナビゲーションコントローラ』などごく一部を除いて、『PS3』専用周辺機器は非対応もしくはサポート外だ。『PlayStation Eye』も非対応だから、やっぱり専用カメラはあったほうがいいかも。ここは“別のゲーム機”だと割り切るべきだ。
ちなみに。従来の『PS3』専用コントローラは『ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK 3)』が正式名称だが、『PS4』からは『ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)』に表記が変わっている。「コントローラ」が「コントローラー」に。ちょっとややこしい。お店で買う時に言い間違えても大丈夫だろうけど。

遊べるソフトは?

ローンチから4月にかけて発売(配信)予定のタイトルは以下の通り(2014年2月1日現在/タイトル50音順/変更される可能性があります)。

【2月22日(水)発売予定】
■アサシン クリード4 ブラック フラッグ/ユービーアイ ソフト
■NBA 2K14/2K(テイクツー・インタラクティブ・ジャパン)
■KILLZONE SHADOW FALL/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■コール オブ デューティ ゴースト/スクウェア・エニックス
■真・三國無双7 with 猛将伝/コーエーテクモゲームス
■TOMBRAIDER DEFINITIVE EDITION/スクウェア・エニックス
■KNACK(ナック)/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■ニード・フォー・スピード ライバルズ/エレクトロニック・アーツ
■信長の野望・創造/コーエーテクモゲームス
■バトルフィールド 4/エレクトロニック・アーツ
■FIFA 14 ワールドクラス サッカー/エレクトロニック・アーツ
■龍が如く 維新!/セガ

以下はダウンロード専用タイトル
■Warframe/Digital Extremes
■Escape Plan/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■鬼斬/サイバーステップ
■Contrast/Compulsion Games
■サウンドシェイプ/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■ストライダー飛竜/カプコン
■Doki-Doki Universe/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■とってもE麻雀ぷらす/アークシステムワークス
■ドリームクラブ ホストガール オンステージ/ディースリー・パブリッシャー
■Don’t Starve: Console Edition/Klei Entertainment
■ニコリのパズル4 数独/ハムスター
■Flowery/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■Blacklight: Retribution/Zombie Studios
■flOw/ソニー・コンピュータエンタテインメント
■RESOGUN/ソニー・コンピュータエンタテインメント

【3月19日(水)発売予定】
■NAtURAL DOCtRINE(ナチュラル ドクトリン)/角川ゲームス
■信長の野望 Online ~天下夢幻の章~/コーエーテクモゲームス

【3月20日(木)発売予定】
■METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES/コナミデジタルエンタテインメント

【4月14日(月)発売予定】
■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア/スクウェア・エニックス

印のタイトルは『PS4アップグレードプログラム』に対応しているから、『PS3』版(ディスク版/ダウンロード版)を既に持っている場合は、同タイトルの『PS4』ダウンロード版を通常のPS Store販売価格よりも安価で購入できる。『PS4』が待ちきれずに『PS3』版をプレイしている場合も、ぜひ『PS4』版を試してみよう。

ゲーム専門誌などではパッケージソフトの記事が優先されがちだが、それ以上の数のダウンロード専用タイトルがローンチには準備されている。『PS4』の特徴のひとつでもある独立系のインディーズゲームや基本プレイ無料のゲームも含まれていてバラエティ豊かだ。
ローンチ以後も、『ウォッチドッグス』(ユービーアイ ソフト)、『deep down』(カプコン)、『サイコブレイク』(ベセスダ・ソフトワークス)、『inFAMOUS Second Son』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)、『FINAL FANTASY XV』(スクウェア・エニックス)、『KINGDOM HEARTS III』(スクウェア・エニックス)、『Octodad: Dadliest Catch』(Young Horses)など、注目のソフトも続々と控えている。
欧米で先行発売され爆発的な人気を博している『PS4』。ソフトメーカーも当然注目しているだろうから、今後は『PS3』から『PS4』への移行は加速していくだろう。少なくとも『PS3』と『PS4』の両方で発売されるゲームは間違いなく増えていくはずだ。

『PlayStation Plus』は必須?

『PlayStation Plus』は定額制(1カ月利用権/476円(税抜)~)のメンバーシップサービス。無料でゲームが遊べたり(フリープレイ)、割引価格でゲームを購入できたり(ディスカウント)、セーブデータを保存できたり(オンラインストレージ)、さまざまなサービスが用意されている。
重要なのは、『PS4』での通常のゲームプレイには必要ないが、オンラインマルチプレイで遊ぶには、この『PlayStation Plus』に加入する必要があること。ただし『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』のように、オンラインプレイでも『PlayStation Plus』に加入する必要のないタイトルもある。加入が必要なタイトルには、製品パッケージの裏面に『PlayStation Plus加入必須』のアイコンが記載されているから、すぐにわかるはずだ。
オンラインプレイで遊ばない場合は、『PS4』購入と同時に慌てて加入する必要はないが、サービス内容をチェックして有効に活用したい。

東京では銀座ソニービルで3月2日(日)まで、「TRY! PlayStation 4」という先行体験イベントが実施されている(名古屋会場は2月15日(土)~16(日)の2日間、大阪会場は終了)。東京会場では、なんと200インチの巨大モニタで『KILLZONE SHADOW FALL』をプレイすることができる。ギャラリーたちを背にした特等席でほぼ等身大の敵兵と戦うことができるという、腕自慢のゲーマーには歓喜の体験が待っている。ほかにもローンチに発売されるさまざまなゲームをじっくり楽しむことができるから、『PS4』を買おうかどうしようか迷っていて、会場を訪れることのできる人は、まずは実物に触れて、その底知れない可能性を体感してほしい。

ゲーム専門誌やゲーム情報サイトでの読者アンケートの結果を見ると、ゲームユーザーが『PS4』に一番期待しているのは「グラフィックスと性能」であることがよくわかる。王道の次世代コンシューマ機である以上、どれだけ素晴らしいクオリティのゲームが楽しめるかは、言うまでもなく最重要ポイントだろう。『PS4』と魅力的なソフト群は、目の肥えたゲームユーザーのそんな期待にも必ず応えてくれるはずだ。
そのうえで、「シェア」や「リモートプレイ」などの画期的なコミュニケーション&プレイスタイルを提案しながら、従来のゲームの枠組みそのものをぶち破っていこうとしているのが『PS4』なのだ。
(つづく)

※次回Part.2では、海外で熱狂的に盛り上がっている「シェア」機能、PS Vitaとの連携が楽しい「リモートプレイ」機能、スマホやタブレットにもつながる『PlayStation App』などの魅力に迫る!(予定)

『PS4』公式サイトはコチラ

文/岡村尚正