自分撮りやアクション撮影、このニュージェネカムがスゴイ!!
自分撮りやアクション撮影、高音質での録音対応などユニークな機能を持つ新世代のビデオカメラが続々登場している。そんなちょっとエッジの効いた「ニュージェネカム」を、プロの動画カメラマン・向殿政高氏に評価してもらった。
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アクションカムを中心に選択肢が増えてきているユニークな動画カメラ。従来のビデオカメラでは撮れなかった映像を撮れることが魅力だ。
その中から特長のある4機種をピックアップ。画質はスペックに大きな差はないものの、試用してみると思った以上に差を感じた。どれもワイドな画角を採用しているが、周辺部まで一番キレイに録画できたのはキヤノンの『iVIS mini』。スタンドとバリアングル液晶を備え、画角も広いため幅広いシーンでユニークな映像を撮影できる。
JVCの『GC-XA2』も設置の自由度が高く、防塵防滴のボディもあって多くのシーンで活用できそうなモデル。手ぶれ補正の効果が高かった点も高評価だった。ソニーの『HDRーMV1』は、音質ではずば抜けた存在。パナソニックのウエアラブルという発想も面白い。それぞれ得意とするシーンが異なるため、使いたい場面に合わせて選びたい。
●1位
キヤノン『iVIS mini』(実勢価格=2万9980円)
スタンドとバリアングル液晶を備え、床や机などに置いて自分を撮ることに特化したモデル。ダンスや演奏などを記録し、フォームなどの確認に使えるほか、スマホのWi-Fi接続にも対応しており、SNSなどに公開することも簡単だ。
●2位
ソニー『HDR-MV1』(実勢価格=2万7200円)
左右の音を拾う「XYステレオマイク」を装備し、非圧縮のリニアPCM方式での録音にも対応。音質に徹底的にこだわった機能を搭載。映像だけでなく、音だけの録音にも対応する。
●3位
JVC(ビクター)『ADIXXION GC-XA2』(実勢価格=2万8000円
防水・防塵・耐衝撃などの機能を備え、屋外で動きのある映像を撮るために生まれたモデル。豊富なアタッチメントでヘルメットや自転車などに取り付けられる。モニタを備え、画角などの確認も可能。
●4位
パナソニック『HX-A100』(実勢価格=2万7800円)
カメラと操作部がワイヤーでつながった二体式のデザインを採用。小型のカメラ部はイヤーフックを利用して耳に掛けて使用できる。モニタはなく、プレビューなどはスマホで行なう。