禁断の外出先視聴に対応する次世代レコーダーが登場間近!?

これまで本誌でも幾度となく紹介しているテレビ番組の「リモート視聴」機能。ネットワークを介して、レコーダーに保存された録画番組をスマホやタブレットなどで視聴できるというものだ。昨年には、これを家庭内ネットワーク外(オフィスや通勤電車などでもOK!)から利用できる様にする「DTCP+」対応機器も登場し、ますます利便性が高まっている。

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ただしこの「DTCP+」は「デジタル放送運用規定」によって、受信機能を備えた録画機(=レコーダー)への搭載が禁止されており、DTCP+に対応したNAS(サーバー機能付きの外付けHDD)などを別途用意せねばならなかった。録画後、いちいちNASに録画番組をコピーしなければいけないというのもかなり面倒。一部機器は自動コピー機能を実装してこれを軽減しているものの、「上級者向け」という印象はぬぐえない。

そんな中、リモート視聴のもう1つの選択肢として「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」の技術要件が公開された。こちらでは、「DTCP+」最大の足かせとなっていたレコーダーへの搭載が可能となったほか、現在放送している番組のダイレクト転送もできるようになる。

ただし、「DTCP+」になかった制限として……
・対応親機(レコーダーなど)と、対応子機(スマホなど)が必要。
・あらかじめ対応親機(レコーダーなど)と、対応子機(スマホなど)をペアリングしておく必要がある。
・ペアリングは3か月おきに更新しなければならない。
・ペアリングできる子機は最大6台まで。同時にリモート視聴できるのは1台のみ。
・「CMスキップを目的とした機能は設けられないことが望ましい」(原文ママ)

というものがある。それぞれの用途に合わせて「DTCP+」と使い分けていくことになるだろう。ほとんどの人には新規格の方がフィットしそうだが、海外や遠隔地から利用したい(3か月に1度のペアリング更新ができない)人などには「DTCP+」の方が都合が良いかもしれない。

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※次世代放送推進フォーラム配布「デジタル放送のリモート視聴について」より

なお、「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」に対応した製品が登場するのはもう少し先になる見込み(早くても夏頃?)。今、レコーダーを買い換えようと考えているが、この機能を使いたいという人は、対応製品の情報が入り次第、雑誌『デジモノステーション』で詳細情報をお伝えするので、もう少しだけ待ってほしい。

(山下達也/ジアスワークス)