紙のノートにスマホ内のデータをリンクする『リンクノート』は何ができる?

2014年に入ってからも変わらずユニークな製品を連打している文具メーカー、キングジムからまたもやユニークなデジタル機能を持った文房具が昨日発表されました。

キングジム『リンクノート』
予想実勢価格:450円~ 4月11日発売

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※横罫線タイプとドット方眼タイプ、どちらもA5とA6サイズあり。

これもかつての『ショットノート』同様、見た目は普通のノートになっています。
一体今回はどんなことができるノートなのか? いち早く実際の製品を借りたので色々思ったことを書いていこうかと思います。
さて、中身もいたって普通のノートですが、全ページにQRコードが貼付されています。
このQRコードにスマホ内のさまざまなデータをリンクできるのが、この製品の特長。

まず、専用アプリでこのQRコードを読み取ります。
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そうするとこのQRコードにリンクさせるデータを選べるように。

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リンクできるデータは、

・画像データ
・動画データ
・URL
・音声データ

の4種類。
1ページのQRコードに対してリンクできるデータの数に際限はなく、どれだけでもリンク可能です。

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これでリンク完了。またもう一度同じQRコードを専用アプリで読み取れば、これらのデータが上の画像のように全部セットですぐ閲覧できるようになります。

画像と動画はアプリを通して撮影してリンクすることもできるし、もともとスマホ内にあるデータをリンクさせることもできます。逆に音声データは、「ボイスメモ」などのアプリで録音したデータはリンク不可で、専用アプリの録音機能を使ったものしかリンクできないのが残念。URLは、アプリ内でそのままWebページにとぶことも可能。

たったこれだけのシンプルな機能がこのノートのメイン機能です。
う~む、さすがキングジム……。これはまた一見しただけでは「これができるから何?」と言いたくなるようなクセのある製品ですが、色々使ってみると納得できるところが出てきました。

まず、この『リンクノート』は、普段からアイデアノートや議事録を計画的にまとめている人におすすめのノートです。
いちいちPCやスマホにあるデータとノートを行ったり来たりする必要がなくなるので、かなり有効的に使えるかと思います。

逆に言えば、今はスマホで簡単なメモをとる人も多いと思うので、
そういう人に対する「ノートをとることの便利さ」も主張しているのではないかと。

例えば『リンクノート』で一括するようなデータをそれぞれ見ようと思ったら、データごとに別のアプリを立ち上げて探さなければいけない、同様にWebページを探さなければいけない。
そういう手間をしないでちゃんと1つのアプリ内にまとめられるようにノートをとっておけば、後ですぐにデータを引き出せますよー、っていう提案なんじゃないかなと思います。
そう考えていくと見えてくる、この『リンクノート』を使う際に気をつけなければいけないのは、

「走り書きのメモ帳」として使うには要注意!

ということです。
『リンクノート』は「後から見返す」ことに意味があるノートですので、書いてある内容もなるべく整理されていた方がいいと思います。もし『リンクノート』をメモ帳として使っていて、その内容が1ページ内におさまらなくなると、それこそデータとノートの内容がリンクしなくなっていってしまうので。

安全な使い方としては、『リンクノート』以外にメモ紙を用意して打ち合わせなり会議に臨み、
会議中はメモをスマホで撮るなり音声を回すなり、途中で参考にしたWebページを覚えておくなりしておく。それで会議が終わったあとにメモを見返しながら、『リンクノート』に後で必要になるであろうデータをリンクしていくという使い方じゃないでしょうか。
なので、『リンクノート』にはその会議の議題と結論、あとリンクしたデータの内容を箇条書きするくらいがちょうど良いんじゃないかなーなんて思いました。

余談ですが、もう1つ気付いたのは『リンクノート』って『ショットノート』の真逆の製品なんだなってこと。
『ショットノート』は、「アナログの資料は全てスマホにまとめる」という方向性だったのに対して、全く逆の「全てのデジタルデータはアナログの紙にまとめる」という思想だなーと。

『ショットノート』はかなりの大ヒット製品となりましたが、この『リンクノート』が、どういう反響を生んでいくのかとても気になりますね!