「まるで東武ワールドスクエア」、ファブレットの必要性をm-floの☆Takuが斬る!

スマホとタブレットの中間に位置する「ファブレット」を音楽界きってのガジェットマニアであるm-floの☆Taku Takahashiがインプレッション。これはアリかナシか?

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――片手サイズにこだわるiPhoneを尻目に、Androidでは遂に6型ディスプレイ搭載モデルまで登場してしまいましたね。人呼んで「ファブレット」。今回はその代表選手として『Xperia Z Ultra』を用意しました。

6.4型フルHD表示対応ディスプレイを備えるソニーモバイルコミュニケーションズ製『Xperia Z Ultra』
6.4型フルHD表示対応ディスプレイを備えるソニーモバイルコミュニケーションズ製『Xperia Z Ultra』

☆Taku 正直言って、これで電話している姿は冗談みたいに見えます。スケール感がおかしくなりそう。東武ワールドスクウェアにいるような気分です(笑)。ただ、それでも男性ならギリギリ片手で持てなくはない。

――実は横幅はそこまで広くないんですよね。頻繁に電話をしない人なら、メインのスマホとしても使えるんじゃないでしょうか。

☆Taku ヘッドセットを用意すれば、音声通話の多い人でも問題ないでしょう。そうすれば、本体はカバンに入れておけます。

デノン『EXERCISE FREAK AH-W150』(実勢価格=9480円)
デノン『EXERCISE FREAK AH-W150』(実勢価格=9480円)

――実際、そういうふうに使っている人は多いようですね。

☆Taku 通話しにくい、前ポケットに入れておけないという点をクリアしてしまえば、あとは大画面という魅力が残ります。スマホでもタブレットでもない中途半端な大きさだとは思うのですが、それがハマる用途もあるでしょう。例えばネットの動画を観たり、電子書籍を読んだり、そういう用途にはピッタリだと思いました。また、画面サイズ的に「カーナビ・キラー」になるポテンシャルを秘めているかも。カーナビとして使うならこのサイズがベストでしょう。

――おお、なるほど。そうすると、アップルとしてもこの流れに乗らねばなりませんかね?

☆Taku それはどうでしょう。ファブレットをナシだとは思いませんが、アップルがこの方向性の製品を出して評価されるとは思えません。そこには「イノベーション」がない。それは噂されていたウオッチ的なものにも言えること。ここで、どういう“次の一手”を打ってくるかがアップルの今後を決定付けるでしょう。

――☆Takuさん的にはどういう進化を期待していますか?

☆Taku 例えば、バッテリーの持ち時間を3倍にするなどの進化は立派に「イノベーション」だと思います。ただ、それだとあまりに地味すぎて、世間の期待に応えることにはならないかもしれません。多くのユーザーや株主は、もっと派手な進化を望んでいる。そして、実はそこに大きな問題が潜んでいるんじゃないかと。

――と、言うと?

☆Taku かつてジョブズ復帰直前のアップルは、ユーザーの期待に応えるため、インパクトのある、何となくすごそうな未来的な機能を多数発表、結局、製品化できずユーザー離れを加速させたという苦い過去があります。今、これを再び繰り返してしまうようなことになると危ない。ファンの先鋭化し過ぎた期待に踊らされることのないよう、地に足の付いた開発をしてほしいです。そのためには何よりも「ユーザーの声を真摯に聞く」姿勢が大事なのでは。

――それは、iOS製品だけでなく、今後のMac製品にも言えることですよね。あ、そういえば『Mac Pro』は結局、買われたんですか?

☆Taku 以前のインタビューでは買うとおっしゃてましたが……。 買います。ただ、仕事で使うものですから、まずはファーストロットの評判を確認したい。それを踏まえた上で、しっかりと構成を考えて、2台導入する予定です。あと、今モバイルで使っている『MacBook Air』が不調なので、こちらの新製品登場にも期待しています。


●☆Taku Takahashi=音楽家、DJ。1998年にVERBALとm-floを結成。3月19日にニューアルバムをリリース、3月26日にEDMコンピアルバムをリリース予定。パーソナリティを務めるTBSラジオ『☆Taku Takahashi presents “The BlockHeadz”』(毎週水曜20時~)も放送中!

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