アイマスの世界に入り込める! 夢の“360度HMD”を体験してきた!

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去る3月22日、23日に東京ビッグサイトにて開催された「AnimeJapan 2014」。昨年まで行なわれていた「東京国際アニメフェア」と「アニメ コンテンツ エキスポ」を統合させた“世界最大級のアニメイベント”だ。その出展内容は幅広く、ファン向けのアニメPRからグッズ販売、国内外のライセンシー・バイヤーの商談などまで、アニメ産業にまつわる全てを集約したものになっていた。

そんな中、ひときわ注目を集めていたのが、ソニーマーケティング株式会社が行なっていたヘッドマウントディスプレイに関する展示。アニメやゲームの世界に入り込むという、ファンなら誰しもが抱く“夢”を、一歩現実へ近づけた「AnimeJapan 2014限定仕様ヘッドマウントディスプレイ」の体験イベントがその目玉だ。ここでは、最長で1時間待ちにもなったというその体験イベントのレポートをお届けしたい。

●360度全方位を見渡せるという新・没入体験に感動

体験イベントの主役となる「AnimeJapan 2014限定仕様ヘッドマウントディスプレイ」は、ソニーから昨年11月に発売されたばかりのヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T3W』をベースにしたもの。これに装着者頭部の動きを検出する「ヘッドトラッカー」を搭載することで、アニメやゲームの中に入り込んだかのような体験を実現する。

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ヘッドトラッカーは『HMZ-T3W』の後頭部バンド部分に装着。ほか、映像ソースの供給源としてスマートフォンが接続されていた。

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『HMZ-T3W』を装着したら、まずはヘッドトラッカーのキャリブレーションを実施。作業自体はさほど面倒ではなく、画面の指示に合わせて視線を正面、上、下に向けていくだけで1分もかからずに完了した。なお、写真手前のディスプレイには装着者が見ている光景と同じものが表示されている。

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キャリブレーションが終わると、パッと目の前に現実とは異なる光景が拡がる。今回の体験イベントでは、“入り込み先”として、PlayStation 3向け人気ゲームソフト「アイドルマスター ワンフォーオール」でおなじみの765プロ事務所が設定されており、装着者はその中を自由に見渡すことができるのだという。頭を右に回すと視界も右に、上に向けると視界も上にといった具合だ。もちろん事務所にはアイドルマスターの人気キャラクターたちが滞在。彼女たちの楽しげな会話に聞き耳を立てたり、自分の周りを動き回る娘達を目で追ったりといったことができる。気分はまさにデジモノP。こそばゆいような、なにやら不思議な笑みがこぼれてくるような体験だった(実際に会場で試した方には同意していただけるはず)。

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コントローラーを介する事なく視界を上下左右に変えられるという体験は、やってみると想像以上のインパクト。間に介在するものがなくなるだけで、ここまで“その場にいる感”が大きくなるとは意外だった。今回の体験イベントは動き回ることができない立ち位置固定のものだったが、それでも充分な“可能性”を感じられた。次回があるのならば、ぜひともアイドルマスター自慢のライブシーンを体験してみたい。FPSやレースゲームなどとの相性も良さそうだ。

なお、今回の展示はあくまで実験的なもので具体的な製品化予定はないとのこと(展示スタッフ談)。ただし、今回のイベントに先駆けて発表されたPlayStation 4向けのバーチャルリアリティシステム「Project Morpheus」(参考記事:https://www.digimonostation.jp/0000015888/)など、ソニーグループがこの分野を積極的に盛り上げていこうとしているのは間違いない。今後のさらなるブラッシュアップに期待しよう。

(山下達也/ジアスワークス)