機内モードがある時計って? セイコーウオッチ『SEIKO ASTRON』

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“機内モード”がある時計? そんな世界初のGPSソーラーウオッチが『SEIKO ASTRON(セイコー アストロン)』だ。

グローバル社会と称され、世界が確実に小さくなっている現代。インターネットによるバーチャルな距離感だけでなく、ヨーロッパでは国境を超えて鉄道網が広がり、LCC(格安航空会社)によって大陸間の移動もリーズナブルに行えるようになり、現実社会でも世界との距離は縮まっている。
外国がどんどん身近になってくると、気になるのが時差だ。緯度が15度進むごとに1時間ずれるので、うっかりしていると時刻を読み間違う。私は時計ライターという仕事柄、一年の内2カ月近くをスイスなどの海外で過ごしている。しかも一回の出張で数カ国を巡ることも少なくないので、時差との付き合い方には気を使っている。たとえば、パリからロンドンにユーロスターで移動すると、その時点で一時間の時差が生じている。ミラノからカイロに飛んだときは、時差が変化したことを忘れており、遅刻すれすれの大失態を演じたこともあった。さらに日本との時差も勘案しなくてはいけない。なにせ締め切りは待ってくれない。実際、この原稿も日本時間を睨みながら、スイス・チューリッヒのホテルで書いている・・・・・・。
こうやって時差に悩まされる人が増えたからという世相もあるのだろう。今、時計業界では時差修正機能を充実させたモデルが増えている。特に国内市場では、テクノロジーの粋を集めたハイテクウオッチが花盛りだ。
最も有名なのは“電波時計”だろう。世界各地(現在は最大6局)にある基地局から発信される電波をキャッチして時刻修正を行う機能である。しかし電波時計にも弱点がある。受信エリアが、世界のほんの一部しかカバーしておらず、全てのタイムゾーンには対応していない。これでは真のグローバルウオッチとは呼べない。

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▲成層圏をイメージしたドーム型ガラスが特徴のセイコー アストロン NEWデザインシリーズ

そこでセイコーは宇宙空間を飛ぶ人工衛星に注目した。人工衛星であれば、世界のあらゆる場所でキャッチできる。そうして生まれたのが『セイコー アストロン』だ。
このモデルには世界で初めて「GPSソーラー機能」が内蔵されており、複数の人工衛星の電波をボタン操作ひとつでキャッチすることにより、自分がいる場所のタイムゾーンを把握し、正確な現地時刻に合わせて針を調整してくれる。しかも、そのために必要な衛星からの電波は最短30秒で受信することができ、移動中でも受信が可能だ。定期的にGPS衛星からの信号をキャッチすることで、時差を間違うことは無いだろう。さらに時計の駆動を、すべてソーラー発電でまかなってしまうというのも驚異的。つまり、空さえ見えれば、常に正確な時刻を表示し続けることができるのだ。
この時計にはもうひとつユニークなところがある。それはGPS機能があるため、時計なのに「機内モード」が搭載されていること。もちろんDST(サマータイム)のON/OFF切り替えやパワーリザーブ表示といった実践的な機能も詰め込まれている。
ここまでくると、もはや軽々しく“時計”と呼べなくなる。機能的なギミックに満ちた『セイコー アストロン』は、極めて現代的なデジタルガジェットであり、実用品として進化した時計の未来像なのである。

文/篠田哲夫、撮影/江藤義典

写真左/SBXA037(バンド:クロコダイル)、右/SBXA033(バンド:シリコン)
価格:225,000円+税

SEIKO ASTRON
https://www.seiko-watch.co.jp/astron/nds/
(提供:セイコーウオッチ株式会社)
お客様相談室 0120-061-012(9:30~17:30、土日祝日を除く)