マニアな曲だけじゃない! ハイレゾ配信サイトの最新Q&A

オーディオ業界のトレンドワード、「ハイレゾ音源(高ビットレート音源)」。新製品もこのハイレゾ音源の再生に対応していることが標準になってきていて、今年はより認知度も深まっていくことが予想されます。

そんな「ハイレゾ音源」が普及するための課題は、これまでも言われてきた「なんだか難しそう」という一般ユーザーの認識をクリアすることです。
「どんな機器が必要なのか?」、「そもそもどんな音質なのか?」といった疑問が数多くあると思いますが、やっぱり一番知りたいことは「どんな曲があるのか?」という“ハイレゾ音源”そのものについての疑問が大きいのではないでしょうか。
そこで今回は、現在主流になっているハイレゾ配信サイトについてをQ&Aで答えていきたいと思います!

Q1、配信サイトはどんなサイトがあるの?
国内外全て含めると10サイト前後の配信サイトがありますが、特に利用しやすいのはやはり国内サイト。

e-onkyo music

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国内初のハイレゾ配信サイト。配信アルバム数も公称で約3000アルバムと最も多く揃えています。

mora

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ソニーミュージックグループ所属のレーベルゲートが運営する「ウォークマン公式ストア」。他サイトが持たないソニーミュージック系列のポップアーティストの音源を配信しています。

VICTOR STUDIO HD-Music

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国内で初めてレーベル自ら設立したサイトです。同社の音楽制作スタジオ「ビクタースタジオ」が持つ音響技術「K2HDプロセッシング」を使って、CDマスター音源を高ビットレート化していく施策を打ち出しています。

OTOTOY

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「読んで、聴いて買えるミュージック・ダウンロード・サイト」をコンセプトにしています。インディーズアーティストの音源、中でもDSD音源を数多く揃えていることが特長です。

HQM STORE

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オーディオ機器メーカー「クリプトン」が運営。揃えているジャンルとしてはクラシックが多くを占めます。最近、新たなシリーズとして「オリジナルマスターテープ・ハイレゾ音源シリーズ」という
アナログマスターテープのリマスターシリーズを開始しました。

Q2、どれくらい楽曲数は揃ってるの?
上記の通り、e-onkyo musicが公称タイトル数で3000アルバム(3月時点)。
続くmoraが約1300アルバムとなっているので、この数は現状では他サイトよりも頭一つ抜けている状況です。

Q3、どうやって買えるの?
クレジットカード、プリペイドカード、また各サイトクーポンなどで支払えます。
特にmoraは、決済方法の手段が多くたくさんの人が利用できるような仕組みになっています。
とりあえずクレジットカードさえ持っていれば、どこでも利用可能です。

Q4、どんなジャンルが揃ってるの?
市場全体を見てもクラシック、ジャズなどの高ビットレートであることが有利に働きやすい音源が多めですが、ここ一年で幅広いジャンルが増えています。
特に顕著なのが、アニメやゲーム関連の楽曲が増えていること。

昨年e-onkyo musicがスタートしたランティスのハイレゾ・アニソン配信や

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▲2014年第一弾リリースの一つとして配信された「ガールズ&パンツァー」EDテーマ『Enter Enter MISSION!』価格:400円 ファイル形式:WAV・FLAC 48kHz/24bit

ちょうど本日から配信スタートした、『ファイナルファンタジーⅩⅣ:新生エオルゼア』のサウンドトラック『A REALM REBORN: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』など最新アニメ、ゲーム音楽の数が着々と増えています。

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▲『A REALM REBORN: FINAL FANTASY XIV Original Soundtrack』価格:4000円(各曲150円) ファイル形式:WAV・FLAC 96kHz/24bit
e-onkyo music購入ページ
mora購入ページ
OTOTOY購入ページ

そのほか市場全体を俯瞰すると、ロック、ポップス、ソウル、クラブミュージックなどさまざまなユーザーに響くよう一通りのジャンルが揃えられています。

Q5、これからはどんな曲が増えていく?
ここ最近で一番のトピックとしては宇多田ヒカルの『First Love』が配信されたことですが、今後はこのような誰もが知っている、邦楽ポップスなどがどんどん増えていくでしょう。

今後過去の名盤をハイレゾ音源に増やしていくための新しい可能性が、VICTOR STUDIO HD-Musicの「K2HDプロセッシング」に代表される高音質化技術です。
この技術は簡単に説明すると、CDマスター音源の高域情報をハイレゾ音源レベルにまで補完する技術で、96kHz/24bitマスターなどの音源に比肩する音質を獲得します。

そもそも過去の音源がアナログマスターテープで残っていれば、そのままハイレゾ音源として復活することができますが、全ての音源がそうではない事情があります。
つまり、「K2HDプロセッシング」を施せば、例えばCD音質でしかマスターが残っていないような作品をハイレゾ音源化できるのです。

これによって60~70年代のクラシックな名盤だけでなく、それ以降の音楽を聴いて育ったような20~30代ユーザーでも楽しめる音源が増えていくと予想されます。

このように、CDか圧縮音源配信と変わらないように毎週のリリースを楽しめるような市場ができあがっていくのが現状。
今回まとめたのは、音源の傾向を知ってもらうためのざっくりとしたQ&Aです。
各サイトリンクを眺めてみるだけで、もっと細かい違いがあるのでまずはどんな曲があるかだけでも覗いてみてください!